2010年03月06日(土)

皮膚腫瘍の治療(V-Y advancement flap)

テーマ:良性腫瘍切除術

今回は皮膚腫瘍治療のお話です。



皮膚の腫瘍には大きく分けると、


良性のものと悪性のものとがあります。


形成外科医や皮膚科医は、


患者様の年齢、


その腫瘍の形態、色、大きさ、


また患者さまに・・・


いつからできたか?


急に大きくなったか? なっていないか?


出血したことがあるか? ないか?


など様々な情報を聞いて判断していきます。


そして、その様々な情報から治療方法を選択します。



今回の症例ですが、

ヒルズ美容ステーション  


70代の女性、


鼻と頬の境界あたりに、


直径約8mmの隆起した皮膚腫瘍を認めます。


患者様のお話では、


“昔からあったけど、最近急に大きくなった。


   引っ掻いた時に血がでたことがある。”


・・・ということでした。


見た目は良性だと考えますが、


患者様のエピソードなどから、


レーザー治療よりは切除術を選択し、


また念のために病理組織検査にも提出することにしました。


病理組織検査をしておけば、患者様も安心ですからね!


また・・・


患者様から、


「出来るだけ傷は短く、


  また目のそばなので引きつれたりしないようにお願いします!」


・・・という要望もありました。



では、、、


どのようなデザインを選択しましょうか!?


今回は形成外科医がよく使う・・・


V-Y advancement flapを利用しました。


に切ってに縫う前進皮弁とでもいいましょうか。。。


このような鼻と頬の境界の部分には“溝”があるので、


私はよく使います。


何故なら、


縫い上がりがその“溝”に沿うと、目立たなくなります。


またこのブログでもよく説明していますが、


丸い傷をそのまま縫うと、長い傷になってしまいますので、


    *そのお話は>>>こちら


単純に切って縫う方法は選択せず、この方法を選択しました。


下から皮膚を持ち上げて来ますので、目の方にもあまり影響がでません。


では・・・


その方法と経過をみてみましょう!


ヒルズ美容ステーション


デザインです。


ヒルズ美容ステーション  ヒルズ美容ステーション

腫瘍を取り除き、に切って皮弁を引き上げています。


ヒルズ美容ステーション  ヒルズ美容ステーション

左は真皮縫合、右は表皮縫合をして手術終了時の状態です。


Yに縫い上がっていますね。


ヒルズ美容ステーション  


上は病理組織標本です。


3つの紫色のもの組織切片です。


ヒルズ美容ステーション

病理組織診断は良性の皮膚腫瘍でした。


これで患者様も安心です。


あとは、、、


傷跡ですね。

ヒルズ美容ステーション

まだ施術後3週間の状態で、


少し赤みもありますが、経過は良好です。


赤みが引くと更に目立たなくなるでしょう!


ヒルズ美容ステーション   ヒルズ美容ステーション

いかがでしたか?


皮膚腫瘍を施術する場合は、


施術後の傷の状態も考えて手術する必要があります。


また病理組織診断することで、


より正確な診断ができるので患者様も安心です。




                             丸山成一










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