2009年10月05日(月)

腕のタトゥー治療①

テーマ:イレズミ治療

今回は腕の刺青(タトゥー)治療のお話です。



このブログでも何回かご紹介したタトゥーの治療。


最初は軽い気持ちで、


お洒落の一環としてタトゥーを入れる方が多いようですが、


一度入れると自然には取れません。


就職活動、


公共施設への立ち入り、


結婚など、


生活していくうえで支障を来すことが多いことも事実です。


だから後悔する前にもう一度よく考えて下さいね。



今回の患者様は就職のために左腕に入れたタトゥーを除去してほしいとのことでした。


タトゥーを取る場合、


当院ではQスイッチルビーレーザー手術による治療を選択していただいています。


両者ともメリット、デメリットがありますが、


簡単に言えば、


レーザーは数回かかりますが、傷にはなりません。


一方で手術は小さいものであれば、


一度で取ることができますが、傷ができます。


そのことを事前に患者様にしっかり説明する必要があります。



今回、患者様は手術を選択されました。


もちろん・・・


手術は傷をつけることになるのですが、


その切除の仕方、方向など様々な角度からアプローチして、


傷を出来るだけ目立たなくする方法で行う必要があります。


では・・・症例を供覧しましょう。


ヒルズ美容ステーション


左上腕外側のタトゥーですね。


これをただ単純に縫うと、とても傷が長くなります。



以前にも説明しましたが、


このような腕・・・つまり腕は円柱の形態をしていますね。。。


このような平面ではなく、


立体かつ曲面になっている場合は、


デザインをしっかり考えて行わないといけません。


もちろん形成外科医は出来るだけ縫い上がりの傷が、


下の写真のように最小限度になるようにデザインします。


ヒルズ美容ステーション

しかし、


このようにデザインして、そのまま縫うわけではありません。


では、


そのまま縫うとどうなるか!?


同じ曲面をしたボールを使ってみてみましょう!


ヒルズ美容ステーション

丸く切ったあと、欠損ができましたね。


おそらく今回の症例もタトゥーを取ると


ボールのような欠損になります。


では縫ってみましょう!


ヒルズ美容ステーション



ヒルズ美容ステーション


横から見るとよくわかりますが、


縫った傷の両側が盛り上がり、


犬の耳のような形になっています。これを我々はdogearと呼んでいます。


とても不格好になります。


結果的にこの犬の耳の部分も修正しないといけなくなりますので、


更に傷が長くなるのです。



またこれもとても重要なことですが、


腕を実際につまんでみるとよくわかりますが、


腕の外側は内側に比べ、皮膚の余りも少なく、


縫い寄せる方向によっては、全然皮膚が寄ってこない場合もあるのです。


そう!縫えない!!!・・・というような事態が起こりかねません。


もちろん無理矢理縫ってしまうと、


腕に血圧計を巻いて縛ってしまうような状態になり、


しびれや血流障害などを引き起こしてしまいます。


従って、


切ってしまってからでは遅いですので、


腕をいろんな方向でつまんでみて、


シミュレーションすることが大事ですね。



次回は実際のデザインから縫合までをご説明します。



                       丸山成一



参考までに・・・


『どうして丸い欠損を縫うと、その傷は長くなるの?』 は>>>こちら







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