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2006-12-17 22:26:12

Science Visualization Contest

テーマ:科学技術と社会

サイエンスのヴィジュアライゼーション(視覚化)を競うコンテストのお知らせ。

基本的にどんなものでもいいんだそう。

http://www.nsf.gov/news/special_reports/scivis/index.jsp?id=challenge


Science Fridayが元ネタ。

http://www.sciencefriday.com/pages/2006/Dec/hour2_121506.html


Science Fridayの12/16版は、その他にもカリフォルニアでのナノテク規制の話やクリエイティビティと神経科学の話など、興味深い。

2006-07-28 22:41:59

Wellcome Collection

テーマ:科学技術と社会
2006-05-26 21:42:38

カード・ゲームで科学技術を議論する

テーマ:科学技術と社会

TBをいただいた、w_m.info のエントリーで、科学技術と社会の問題についてみんなで考えるカードゲームのDemocs が紹介されていた。とてもおもしろい。


ぱっとみたところは、ただのカードゲームじゃなくて、かなり吟味されて作られているようだ(専門家の協力もかならずはいっていると思う)。


いつか、時間をつくってやってみたいな。


Conversation Guidelineがなかなかいい感じなので紹介する。(大きな読み間違えをしてたら、指摘してください。)


1. Speak for yourself and not for others.


たしかに、誰かのために主張しても、あまり説得力がないし、正々堂々とした議論にならないかも。まずは、自分のためにしゃべる。


2. Allow others to finish before you speak . Listen well.


よく聴くこと。これができないひとのなんと多いことか・・・(自戒もこめて)。


3. Ask questions (????) as well as making statements(!!!!).


質問をすることで、会場を静まり返すひとって時々いますね。それは、おうおうにして質問者がどういった立場で、どういった考えから質問をしているのかすらもわからない時かもしれない。


4. Explain what you think and feel.


結局、それが一番大事。でも、6.とのセットで。


5. Welcome surprise or confusion as a sign of learning.


これが、なかなか難しい基準。でも、いい心構えだと思う。


6. Respect differences in opinion. Find where you agree.


これも、なかなかできない。とくに、専門家と言われるひとで、これができないと、なかなか手に負えない・・・。ちょっとはうなずけるところを持っておく(ちょっとは無理矢理でも)のが、義理人情というものか。


7. Share your life experiences and knowedge - it's valuable.


経験者は語る。というやつですね。どんな深淵な理論や哲学よりもリアルだったりします。

2006-04-11 23:57:27

ちっちゃい科学とちっちゃい市民(デモス報告書)

テーマ:科学技術と社会

同僚との会話中、ふと思い立ち、イギリスのシンクタンクの「デモス」のページに久々に行く。
http://www.demos.co.uk/


Governing at the Nanoscale
http://www.demos.co.uk/catalogue/governingatthenanoscale/


ここ一年ぐらい走っていたNanoDialogueというプロジェクトの成果だ。
イギリスは、GM作物・食物でまずいパブリック・コミュニケーションを経験しているだけに、いわゆるナノテクの議論は冷静に行っていこうとしている。


報告書は、多くのインタビューとフォーカス・グループ・インタビューの結果で成り立っている。流れとしては、まずGMを振り返り、ナノテクで議論されている論点を洗い出し、そのなかであられるimaginariesについて区分しながら論じ、そしてフォーカス・グループででてきた市民の声を丁寧に拾っている。特に、5つのimaginariesに分けて論じているところは、「抽象論」とか「イメージの問題」だとか、たんなる「誤解」だとかで片付けられがちな問題をうまく切り取っている(のではないか)と思う。斜め読みだったから、もう一度読もう。


研究機関、科学者、社会科学者、市民がかかわってここまで真面目にナノテクノロジー(ナノサイエンス)について考えようとする試みは他にないのではないだろうか。読み物としても、科学技術社会論の基本的概念は踏まえているし、科学者を含めた市民(科学者も市民だし)を巻き込みながら進める研究(実践研究とでもいおうか。ちなみに、Public Sociologyなる概念をこの報告書ではじめて知った)の手本としても、とても参考になると思う。


とくにフォーカス・グループという調査手法は、マーケティング調査ではよく使われているようだが(そういえば、最近シンクタンクで働く友人へインタビュイーを斡旋した)、社会問題や政策に関わる調査でも、もっと使われるべきかもしれない。


ちなみに、このプロジェクトには、Hugh Hartfordという映像作家も関わっている!!


★Nanoscientists Meet Nanopublic


は、上記のホームページで見ることができる。ちょっときついアクセントの人もいるけれど、雰囲気はよくつたわってくる。このかっこよさには、衝撃的。こんなんやってみたいっす。

2006-03-02 01:03:52

「改定臓器移植法案」と「尊厳死法案」

テーマ:科学技術と社会
「談」の編集長のブログ で、今国会で成立されるかもしれない、「改定臓器移植法案」と「尊厳死法案」について紹介されていました。喫緊の問題だと思うけれど、コメントする力量もないので、広く読んでもらうことだけでも加担させていただこうかと。

「談」は、現代思想と科学論がビミョーにブレンドされた良い媒体だ。しかも、インタビュー主体のものだから、適当に手がはいっているし、インタビュイーの著書からの適当な抜粋があったりしてよみやすい。(札幌ではどこで手にはいるのかな)

知のウェブマガジンen
の存在は、今の今まで知りませんでした。ざっと書き手を見た感じでは、これも同じような傾向があるかも(かぶっている人も多いです)。こっちのほうが、科学者が書いていたりしていて、科学の読み物としての側面がちょっと強いかな。

これだけをタダで読めるのだからありがたい。塩とたばこのおかげです。(という言い方があっているかどうかはわかりません)

2006-02-24 01:16:55

英ガーディアン紙:デザイナー・トラブル(予告編)

テーマ:科学技術と社会
Steve Fuller : Designer trouble
Darwinism has had it all its own way for too long, Warwick's controversial sociologist tells Zoe Corbyn
http://education.guardian.co.uk/higher/profile/story/0,,1698284,00.html

ついに、The Guardianに大きくとりあげられてますね。友人に指摘されるまで気づかなかったです。Open Universityで造説のメディア分析で研究をしているその友人も、「やらかしてくれたよ」っていう反応だった。電話インタビューするそうだ。

でも、ドグマが嫌いだというFullerの意見も、またエントリーを改めてもう少し考えてみようと思う。科学と宗教と人間の根源に触れるテーマなので、とってもデリケートだけど、がんばってみよう。中腰で耐えるのだ(byウッチー)。

それにしても、リンク先の写真の時計が気になってしょうがない!なんで、彼はいつも安っちい時計をしているのだろうか。その哲学が知りたい。
2006-02-20 22:45:30

ポスト人間な時代

テーマ:科学技術と社会
●There is no stop button in the race for human re-engineering
http://www.guardian.co.uk/science/story/0,,1697798,00.html

私たちは、人体改造時代を迎えている。フランシス・フクヤマ風に言えば、ポスト・ヒューマン・ネイチャー(本のタイトルでダイヤモンド社から邦訳あり)。私たちのヒューマニティ=人間性の土台が揺らいでいるなんていってもあまりぴんとこないが、たしかに、「人間らしく」あることがわからなくなる時代が近づいている。トリノで少々騒ぎになるドーピングは大罪とみなされているが、プチ・ドーピングが恒常的になっていたってそれが「自己責任」なら、誰が訴えられられるわけでもないのだ。

ちょっと横道にそれてしまったが、この記事で注目されているのは、脳や心の問題だ。ヨーロッパには、人間の脳や心をちょっと思い通りにしてみましょうね、という技術の進歩に対して、みんなでいっしょに考えていきましょうという動きがある。ウェブページをみるかぎり、なかなか手の込んだ、粘り強い試みのようだ。

Meeting of Minds
http://www.meetingmindseurope.org/uk_site.aspx?ID=0&SGREF=14

今週、イギリスのシンクタンクのDemosも長い報告書(というよりも各方面の論客による論文集)を出したそうだ。これは読み応えがありそう。
http://www.demos.co.uk/catalogue/betterhumanscollection/

というか、こんなふうにコンピューターの画面とにらめっこして、会ったこともないかもしれない人にむけて、文章をつづっている私の人間性もどうにかしているといえば、どうにかしているかもしれない。人間ってなんでしょ?
2006-02-14 22:24:19

生命を軸に科学、ジャーナリズム、哲学を横断(できたらいいなぁ)

テーマ:科学技術と社会
お買い物。この三冊をまとめて書評できるような知性があったらなぁ。

ヒトゲノム完全解読から「ヒト」理解へ
ヒトゲノム研究の最前線にいる科学者が書いた本。僕には難しすぎる気もしたが、真面目に書いている感じがしたのでくいさがってみよう。語り方にも注目するつもり。

人間の終焉:テクノロジーはもう十分だ!
一線級のジャーナリストの本。タイトルからして、少し躊躇したが、大澤真幸(社会学界隈での有名人。ミーハーです。)の解説につられて購入。タイトルはどうにかしたいなぁ。というか、このタイトルは科学技術を語る枠組みの貧困さを物語っていると思う。はたして内容は・・・。

未知なるものへの生成:ベルクソン生命哲学
新しい本(が好きです)。ほとんど、長大な詩集を手にとる感覚(普段から詩集を買っているわけではない)。前に読んだ、金森修さんの入門書から一歩進んでみることができるかどうか。そういえば、昨日も春秋社の本をみた。
2005-11-24 23:12:23

クローン研究の最前線を走る韓国の教授が謝罪

テーマ:科学技術と社会
S Korea cloning pioneer disgraced
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/4465552.stm

もう時間の問題かと思っていたが・・・。

Snuppy(クローン犬)の生みの親である韓国のHwang Woo-suk教授が、今月設立されたばかりのthe World Stem Cell Hubの長を辞任した。起因となったのは、研究の倫理的な問題だ。パワー・ポリティクスが働きやすい、自分のところの女性研究者の卵子の提供を受けていたことが問題となった。Hwang教授が、Nature誌のインタビューには嘘の供述をしていたことも、非難の対象となった(提供者のプライバシーを守るただっためらしい)。

卵子提供の問題に関しては、日本では、早くから粥川さんが指摘していたが、Hwang教授にしてみれば、最悪のタイミングで問題になったと思っているかもしれない。ここまで発覚を伸ばし伸ばしにしてきたツケだとも言える。

そんなところで思い出すのが、生殖医療研究の倫理面での規制を行っている、イギリスのHFEA の先進的な試みだ。こうした、「慎重に、オープンに、いたれりつくせり」というポリシーが、新しい「統治の技術」だといえなくもないのだが、ここまでやるのは、なかなかできることではないと思う。クリニックなどの情報提供から、研究のライセンス発行のプロセス、年次レポート、パブリック・イベント、最新ニュース、などなど、まさにいたれりつくせりだ。

今回の韓国の教授の場合、技術の切実に欲する人たちの存在、国際競争、チーム研究、名声、内部のポリティクス・・・などなど、さまざまな要素が絡んだ結果なのだと思うが、最先端の研究をするからといって、倫理やその他の事柄をおろそかにしても良いというわけではない。
2005-10-26 22:41:42

インテリジェント・デザインは学校で教えられるべきか

テーマ:科学技術と社会

インテリジェント・デザインは、生命の起源をなんらかの知性(インテリジェント)をもったものが創ったと主張する考え方らしい。一般に進化論は通説のように考えられているが、アメリカではインテリジェント・デザインを学校で教えてもいいのか、ということで大激論になっている。もちろん、宗教的な背景もある。


現在、その連邦裁判が行われている真っ只中に、フラーが召喚された。科学史・科学哲学で学位をとった彼が、どちらを弁護したのかというと・・・インテリジェント・デザインの方だ。


英米の各紙でも取り上げられている。

http://www.guardian.co.uk/usa/story/0,12271,1599852,00.html

http://www.msnbc.msn.com/id/9805776

http://ap.washingtontimes.com/dynamic/stories/E/EVOLUTION_DEBATE?SITE=DCTMS&SECTION=HOME


フラーの主張は、インテリジェント・デザインもひとつの科学的学説と認められるので、学校でも教えられるべきだ。というもの。日頃から、進化論的思考に慣らされている身としては、なじみにくい考え方であるが、フラーがインテリジェント・デザインを擁護している理由は、新聞の記事に書かれていることだけではあまり見えてこない。


おそらく、彼が言いたいのは、科学の営みのなかでもマイノリティ(この場合、インテリジェント・デザイン)を迫害してはならない、ということ。


科学の歴史は誤りの歴史であったといった科学史家もいたが、いつ、なんどき、今、まさに真実だと思われていることに誤りが見つかるともしれない。その可能性を残してきたことが、科学の良さではないのかと。


つまり、ここでフラーはインテリジェント・デザインが正しいから、それを擁護しているのではなく、むしろ、進化論もインテリジェント・デザインも「誤りうる」可能性がある科学的学説のひとつとして考えるべきだといっているのだと思う。その方が、議論が生まれ、新しい考え方や学説が生まれる可能性があるのではないかというワケだ(と思う)。


インテリジェント・デザインを擁護するなんて、その道の(進化論というパラダイム下にいる)人にとっては、受け入れがたい考え方なのかもしれないが、科学って何だろうということを広い視野で真摯に考えてみると、意外としっくりくる主張なのかもしれない。あるいは、進化論の最前線で研究している人には、すでに進化論はそれほど確かなパラダイムでもないのかもしれない。


フラーなりの喧嘩両成敗をしているつもりなのだろう。サイエンス・ウォーズでも似たようなことをやっていたが、調停の仕方がよくわからない。どちらかについているようでいて、どちらも倒す!ってそれはとってもかっちょいいのだけど。。。


さてさて、来週の判決がどうでるのでしょうか。

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