2007-03-12 16:59:51

ダーウィンの悪魔

テーマ:映画
先週の日曜日に思い立って,見に行ったのであった.1000円だし.
シアター・キノまで家から30分以内で着くことを知った.

話題の映画だが,映画としてみるのではなく,この現実を切り取ったことを評価するべきなのだろうと思った.登場人物から発せられた言葉よりも,彼らがその時々でみせる表情のほうが多くのことを語っていたと思う.欲を言えば,現地の言葉でも取材してほしかった.

最後のエンディング・ロールがキツかった.
家まで歩いて帰った.
2007-03-06 22:44:24

Strange Culture

テーマ:映画
今日は,自転車で帰宅.が,甘く見すぎていた.10分を超えると体が冷えてくる.手が冷える(手袋なし).そして,坂.コンビニで暖をとりつつ自転車を押して帰る.

風呂上りに英語が聴きたい・・・,と思い立ってyou tubeをみる.ってな感じで,you tubeを使うのは,実ははじめてなんだけど,その気になれば,面白いインタビューがたくさんあふれている.(ちなみに,英語&プレゼン勉強としてTED TALKS はおもろいです.英語よくわかんないのも多いけど,プレゼンの勢いとスタイルが図抜けてる.)

でも基本的に探すのが面倒なんですね.なので,you tubeのpeopleのところのeditor's pickをなにも考えずにクリック.

しかし,これがおもろかった.

Steve Kurtzというバイオ・アーティストで有名だったひとがFBIに逮捕されて,いま裁判をまっているところの心境を語っているのだけど,ばかばかしすぎるからこその恐怖がそこにある.いわゆる,優秀なサイエンス・コミュニケーター(?)もテロリストになってしまうんですね.まさに,Strange Culture.

さらに検索をかけると映画も作られているらしい.その映画のタイトルがStrange Culture.直感的にすごそうな映画.
今日買ったインターコミュニケーションの「デザイン・アート」の特集も霞んでしまった.
2005-05-20 18:45:00

ドキュメンタリーと演劇の類似性

テーマ:映画

 もうひとつ、下村さんのHPより。


下村健一の「目のツケドコロ」

●同時出版!ドキュメンタリーの「力」と「嘘」

 http://www.tbs.co.jp/radio/np/eye/050416.html


ドキュメンタリーについては、前にも書いたことがあったが、「ドキュメンタリーの力」と「ドキュメンタリーは嘘をつく」という本を書いたお二人の話を聞いていて、「映像の観劇化」がすすんでいるのではないかということを思いついた。ただの思いつきなので、映像の観劇化というわかりにくい表現を使っているけれど、ドキュメンタリーにしろニュースにしろ、映像を演劇とかある種のパフォーマンスとしてみるという意識が高まっているのではないか、というぐらいの意味である。


それこそ、現在、多くの人たちは映像に「編集」や「やらせ」が介在しているだろうことをしっている。しかし、このドキュメンタリーの作り手たちは、映像に作り手の意図や意識が組み込まれてしまうことにもっと積極的な意味を見出そうしているように思う。そのために、あえて偽善的なそぶり(ドキュメンタリーの「力」)をみせたり、偽悪的なそぶり(ドキュメンタリーの「嘘」)をみせたりしているのだろう。 しかし、「うそ」も「ほんと」もまざりあいながら、作り手と受け手の想像力がぶつかりあう装置として、古来から受け継がれてきたものに、演劇やダンスなどの「パフォーマンス」がある。とくに、演劇は「昔ながらのドキュメンタリー」という事ができるかもしれない。


もちろん、例えばテレビや映画などで視る「映像」と劇場で観る「演劇」は、コミュニケーションの仕方が根本的に異なる。しかし、この二つを並べて考えることは、後者の特に西洋社会での実践と批評の歴史が長く、そして深いだけに、多くのヒントと考えるための枠組みを提供してくれると思う。もちろん、日本の演劇や古典芸能にも多くのヒントが隠されているはずだ(平田オリザ「リアルだけが生き延びる」とか、中沢新一「精霊の王」なんかはその例にあたるかもしれない)。


一例をあげるのならば、演劇論にはブレヒトのいう「異化効果」というものがある。「異化」という言葉は、それこそ現在大学でドキュメンタリーのつくり方などを教えているSさんの話ではじめて意識したのだが、私はブレヒトの「異化効果Verfremdungseffekt;alienation; estrangement)」からきているのではないかと勝手に思っている。


ブレヒトは、演劇におけるいわゆる「リアリズム演劇」を否定したといわれている。彼の舞台では、演劇の作り出す意味と演じる役者を完全には一致させず、「異化効果」を仕込むことによって、役者自身(actor)と役柄(character)とそれをあわせた舞台(staging)間に楔を打ち込み、意識化させていたという(異化効果はV-effectともいわれる)。演劇でなくとも、この手法はマンガでも多用されていると思う(漫画家がでてきちゃったりするやつ)。 これは、ドキュメンタリーでも同じことである。森さんは「フィクショナライズ」という言葉を使っていたが(演劇論の専門用語だと思ってた!)、その過程をより意識するために、作り手の意図をはっきり見せたり、作り手を映像に登場させるといったところは、まさに「異化効果」ということができると思う。


おもしろいのは、ブレヒトは、この「異化効果」を中国の役者(Mei Lanfang)を観たときに思いついたという話。「演劇=現実」という方程式を解体している、Meiのパフォーマンスを観て、ブレヒトは「非幻想的な演劇」の重要性に気づいたのだという。East meets Westがこんなところにあるのですね。そして、この「異化効果」を少し乱暴にまとめると、リアリズムにあえてヒビを入れることによって、より「リアル」さが際立ってくるということだと思う。演劇にしろ、ドキュメンタリーにしろ、その他、日常にあふれれさまざまなリアルの演出にしろ、リアリズムとフィクションの間の曖昧模糊とした何か(それは「力」でもあり「嘘」でもある)、私達を惹きつけるものがあるのだろう。そのとき、私達はたんなる観客になる以上のものになる(ボールは、SpectatorからSpect-actorという)のだろう。


 *平田オリザ「演技と演出」にリアリズム演劇のグルであるスタニスラフスキーとブレヒトについてのわかりやすい記述がある。同著者による「リアルだけが生き延びる」も好著。


*David Boyle "Authenticity: Brnds, fakes, spin and the lust for real life"が、リアルとフェイクについてさまざまな例を引いて説明している。学術書ではないが、かなりおもしろい(日本語訳もでてほしい)。最後に「わび-さび文化」がこれからのニュー・リアリストの基本になってきているといっているところが、日本人としては嬉しい(という私は、わび・さびの意味についてこの本ではじめて知った・・・)。

2005-05-20 18:40:22

イラク戦争をふつうの人の視点で描く「Little Birds」

テーマ:映画

下村さんの「目のツケドコロ」で『Littel Birds』という映画が紹介されていた。


GW必見!イラク映画『Little Birds』上映中
http://www.tbs.co.jp/radio/np/eye/050430.html


かなり観たい。(けど、いまは無理・・・)


渋谷のUplinkでこのお二人のトークイベントもあるらしいです。Uplinkは、「うたかた」を観にいったことがありますが、小さいけれど、かなりくつろいだ感じの映画館でした。いろんなデザイン・チェアーがありました。イベントも盛り上がりそう。下村さんとお話ししたいなぁ。


『Little Birds 公開記念トークイベント~インディペンデント・ジャーナリズムの未来~』
http://www.uplink.co.jp/factory/log/000462.html


*自主映画会のために英語版もあるということなので、うちの大学のアーツ・センターで上映できないかメールしてみようかな。英国だと難しいかもしれないけど、アーツ・センターは「In this World」とか、「Osama」とかの映画も上映しているから、もしかしたら反応してくれるかもしれない。ものは試し。

2005-04-04 05:44:15

Universities Plc: Learning Enterprise in Higher

テーマ:映画
ウォーリックの大学の学生がドキュメンタリー映画を作ったらしく,四月末に上映会があるらしい.内容は,大学の教育が産業化しはじめていることを取り上げているらしい.題名は日本にしてしまうと,「株式会社大学」.ビジネス化してしまっている大学についてはこのブログでも注目しているので,これは行かねば.コーヒー・レセプションみたいなのがあるようなので,できれば作った生徒に話を聞いてきます. www.warwick.ac.uk/go/FKUC
2005-03-30 00:00:00

にがい涙の大地から

テーマ:映画
一週間に一度はチェックする下村健一の「眼のツケドコロ」で,「にがい涙の大地から」というドキュメンタリー映画の監督の話がでていた.
http://www.tbs.co.jp/radio/np/eye/050305.html
本文で概ねの内容はつかめるのだが,映画のHPでも取材手記を読むことができる.
戦争は昔のことだと思っているのは自分たちもそうだろうし,何十年後に思わぬ形で被害にあった人たちにとってもそうだったのだろう.思わぬうちに日常が瓦解していくことのおそろしさを思うと,背筋が凍る思いがする.
2005-03-15 06:18:47

The Sea Inside: 尊厳死を考える映画

テーマ:映画
お隣さんだったメキシコ人の友人が,大推薦していたこともあり(メキシコに帰国中にみたらしい),The Sea Inside(スペイン語題だとMar Adentro)をみた.これも,実話に基づいた映画だ.

最終的に尊厳死を選んだ人の映画なので,プロ・チョイス(尊厳死賛成派)の色が濃いが,「わたしをジャッジしないでくれ」といっていた彼が下したジャッジは果たして,完全に彼のものだったといえるのだろうか...

でも,Grasolさんの言うとおり,脇役もふくめて演技がうまいので,映画としてかなり楽しめるものになっていると思う.スペインの田舎の感じもすごくいい.なのに...邦題「海を飛ぶ夢」はいくらなんでも(たしかにそんなシーンもなくはない),ねえぇ.

ちょっと状況は違うけど,フランス映画のThe Barbarian Invation(仏題は知りません)も同じような映画.
2005-03-05 07:59:48

ウィンターボトム監督が朝のラジオに登場

テーマ:映画
このブログのはじめての記事にもなっている映画の監督である,マイケル・ウィンターボトム監督が朝のラジオ(Radio 4)にでていた.新作「Nine songs」に関してすこしだけ,コメントしてた.

彼の映画は,どれも全然違う印象を持っている.毎回,なにかにチャレンジしようとしている感じだ.そういうところが,いい.

で,今回の映画の主要なテーマは,「セックス」らしい.全編を通して,長いセックスシーンの描写があるみたい.ラジオでは,「なんで,こんなにセックスをあけっぴろげに映画にしようとしたのか」とか「主演女優はまだ若いですよね.彼女を,搾取しているとはいえませんか」みたいな質問をしていた.監督は,それらにはっきりと答えるわけでもなく応じていた(「映画を撮ろうって思う背景には,たくさんの理由があるんだよ」とか).でも,結局のところセックスは人生のれっきとした一部でしょ,みたいなことを言っていたと思う.現在公開中の実在したドクター・セックスことリンゼイ教授をモデルにした映画にも通じるような主張.彼は,どのように,どこまでこのテーマに迫っていくだろうか.

それにしても,ウィンターボトム監督,なんかいい声してた.ちょっとシニカルなインテリ風.でも,やるときゃやるんだよ,俺はって感じ.もちろん,新作も観にいくつもり.
2005-03-04 00:47:19

天才アーティストは死にたいほどに幸せ? 「Ray」

テーマ:映画
またガッコーの映画館で映画.アカデミー受賞ほやほやの作品だ.

ぐっとくるところもないことはなかったが,
もうすこしどうにかなったのではないかと思ったりする.

でも,「対称性」のところで「死への衝動」が高次の悦楽だ,みたいなところを読んだばっかりだったので(そして,なんとなくわからなくもない),レイ・チャールズはそういうタナトス的権化みたいな人だったのかななんて思った.彼は薬物から足を洗う過程で,エロスもタナトスもなんとか御していける「対称性の論理」を身につけたのだろうか.それとも,「非対称性の論理」に回収されてしまったのであろうか.

タナトス的なアーティストの映画としてはフリーダ・カーロの映画「フリーダ」の方が全然良いです.(もういっかい観なくては...)

そういえば,OOロー(イチローじゃないです)にレイ・チャールズのCD貸したままだなぁ.コピーして送ってくれないかなぁ.もう所有の意識も薄れているし.
2005-02-28 08:57:18

日本マンガ原作の韓国映画「オールド・ボーイ」

テーマ:映画
カンヌで賞を取った(っけ?)オールド・ボーイをみた.
おもってたよりも,かなりえぐい.
予告編ではそんなことはおくびにもださないんだなぁ.
以上.

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