2006-05-26 21:42:38

カード・ゲームで科学技術を議論する

テーマ:科学技術と社会

TBをいただいた、w_m.info のエントリーで、科学技術と社会の問題についてみんなで考えるカードゲームのDemocs が紹介されていた。とてもおもしろい。


ぱっとみたところは、ただのカードゲームじゃなくて、かなり吟味されて作られているようだ(専門家の協力もかならずはいっていると思う)。


いつか、時間をつくってやってみたいな。


Conversation Guidelineがなかなかいい感じなので紹介する。(大きな読み間違えをしてたら、指摘してください。)


1. Speak for yourself and not for others.


たしかに、誰かのために主張しても、あまり説得力がないし、正々堂々とした議論にならないかも。まずは、自分のためにしゃべる。


2. Allow others to finish before you speak . Listen well.


よく聴くこと。これができないひとのなんと多いことか・・・(自戒もこめて)。


3. Ask questions (????) as well as making statements(!!!!).


質問をすることで、会場を静まり返すひとって時々いますね。それは、おうおうにして質問者がどういった立場で、どういった考えから質問をしているのかすらもわからない時かもしれない。


4. Explain what you think and feel.


結局、それが一番大事。でも、6.とのセットで。


5. Welcome surprise or confusion as a sign of learning.


これが、なかなか難しい基準。でも、いい心構えだと思う。


6. Respect differences in opinion. Find where you agree.


これも、なかなかできない。とくに、専門家と言われるひとで、これができないと、なかなか手に負えない・・・。ちょっとはうなずけるところを持っておく(ちょっとは無理矢理でも)のが、義理人情というものか。


7. Share your life experiences and knowedge - it's valuable.


経験者は語る。というやつですね。どんな深淵な理論や哲学よりもリアルだったりします。

2006-05-25 22:13:14

独立系メディア in 札幌

テーマ:ブログ

札幌の独立系メディアのBNN の市民記者に会った。

JANJANや日刊ベリタのサイトにはいったことがあったが、札幌にもありましたか。。

しかも、ちょっとググってみたら、その二つの並んで論じられているのも発見。

●新たなニュースメディアとしての独立系ニュースサイト(吉田則昭)

http://homepage3.nifty.com/n_yoshida/chap4_news_site_2004.pdf

市民記者になると、一本1000円という話も本当のようだ。

2006-05-21 21:23:28

札幌の緑と東京の緑

テーマ:ブログ
長いことこのブログをほうっておいていたら、大量のコメント・スパムが来訪していた。

そうこうしているうちに、札幌の桜も散り、緑も濃くなってきている。先日、東京に行ったのだが、緑の濃さに衝撃を受けた。色彩感覚というのは、住んでいる土地に左右されるのであろう。山手線の車窓から、ビルの合間をぬって現れる緑にいちいち小躍りしている自分がいた。きわめつけは、K陵中学校の前の通りの緑だった。通学路であった小学校6年ぐらいのときに、すでに私の「原風景りすと」の登録入りをしていた。まあ、校庭の脇の緑と街路樹があいまってちょっとした緑のアークをつくりだしているだけなのだが、私にとっては大事な路なのだ。

Mさんが推薦していた保坂氏の「カンバセーション・ピース」を読んでいるところだ。この小説の主人公は(というか作家は)自分のみた風景とかそのときの意識とか記憶とかに、しつこくこだわっている、ちょっと異色の小説だと思う。それでも、読むのにそれほど違和感がないのは、だれしも慣れ親しんだ風景や感覚について、ふと思い起こしたり、不思議に思ったりした経験があるからだろう。

多くの場合、人間はその時その場所のことを考えるのにせいいっぱいだ。人生はあんまりとまってはいられない。でも、この小説の主人公のように、時間や空間をいったり来たりして、ほとんどどうでもいいことを日がな考えていく人がいることで、世界のなにかとても大事なことが守られているような気もする。うまく表現できないけれど、そういう人がいることで世界との距離を調節してくれているような感じ。

昔、下北のビレッジ・バンガードという変わった本屋さんで、保坂氏の評論集みたいなものを立ち読みしたことがあるという記憶があるが、そのおぼろげな記憶にもとづくと、彼はとおおっても言語論とか批評理論とか好きそうだった。いわゆる、なんちゃら主義には詳しそうだった。しかし、小説となると、お堅い言葉はまったくなしだ。かといって主人公の言葉の節々から現象学とか言語論とかがまったく透けて見えないわけではないのだが、とにかくその場の登場人物たちのコミュニケーションのなかに真実(と思われるようなもの)を見つけ出そうという姿勢が、一種の普遍性を持つための手法に結実していると思った。

本日のお買い物:
「VOL 運動/芸術/理論 VOLUME ONE 政治とはなにか VOLUME TWO アヴァン・ガーデニング」

*講談社のRATIOにつづいて、またもや以文社の現代思想系雑誌が創刊。最近こんな感じの雑誌が多いような気がする。いま、書くことでどれだけのことができるのだろうか、という焦りも感じられないわけではない。でも、読み手としては、そんな大上段の構えの後ろに垣間見える、私だけでは知りえなかった世界との出会いがありがたかったりするので、気楽に読むことにしよう。

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