1 | 2 次ページ >> ▼ /
2005-11-28 22:17:56

地に足のついたデザイン

テーマ:Arts
同僚のOさんのお知り合いで、Harada★Design のハラダさんに会った。ちなみに彼は北大出身だ。
お昼の短い間だけだったけれど、とても地に足のついたモノづくりをする方だと思った。

ハラダさんの哲学や思いが詰まったインタビュー記事はこちら
生活普段議
のバックナンバーの第19号と第20号。

建築家やデザイナーの文章はよく言葉に引きずられている感じがすることがあるが(それが時代を作り出すこともあるのでまったく否定しているわけではない)、ハラダさんは、建築やデザインをめぐる表層的な言説にとらわれることなく、社会的な側面を冷静に見つめながら、「面白い」とか「すごい」とかいう感動をこめながら、モノ作りをしているのだなぁと感じた。理系も文系もなく、難しい言葉が、しっかり紡がれつつ、繰り出される。物性の話など、正直、なんのことかわからない言葉もたくさんあったが、彼のモノづくりの視点に「ブレ」がないから(それこそ、プロとしての試行錯誤はたくさんしているのだろうけれど)、実物も見たことがない彼のつくるモノにある種の「信頼感」が生まれてくる。

今度お会いするときは、もっと事前に勉強して、突っ込んだお話を聞いてみたい。
そう思っていて、思い出したが、「左官礼賛」(小林澄夫著)の話をすればよかったなぁ。
また、ぜひお話させていただきたいと思った。

余談だが、アクリル板のついたパイプイスは、手に入りそうな値段だし、正直欲しいと思った。

さらに余談だが、私も、シェーク・ハンズを生活のなかによみがえらせようと思った。暖かい握手は、言葉とか会釈とは違う記憶を人々に残してくれる。
2005-11-24 23:12:23

クローン研究の最前線を走る韓国の教授が謝罪

テーマ:科学技術と社会
S Korea cloning pioneer disgraced
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/4465552.stm

もう時間の問題かと思っていたが・・・。

Snuppy(クローン犬)の生みの親である韓国のHwang Woo-suk教授が、今月設立されたばかりのthe World Stem Cell Hubの長を辞任した。起因となったのは、研究の倫理的な問題だ。パワー・ポリティクスが働きやすい、自分のところの女性研究者の卵子の提供を受けていたことが問題となった。Hwang教授が、Nature誌のインタビューには嘘の供述をしていたことも、非難の対象となった(提供者のプライバシーを守るただっためらしい)。

卵子提供の問題に関しては、日本では、早くから粥川さんが指摘していたが、Hwang教授にしてみれば、最悪のタイミングで問題になったと思っているかもしれない。ここまで発覚を伸ばし伸ばしにしてきたツケだとも言える。

そんなところで思い出すのが、生殖医療研究の倫理面での規制を行っている、イギリスのHFEA の先進的な試みだ。こうした、「慎重に、オープンに、いたれりつくせり」というポリシーが、新しい「統治の技術」だといえなくもないのだが、ここまでやるのは、なかなかできることではないと思う。クリニックなどの情報提供から、研究のライセンス発行のプロセス、年次レポート、パブリック・イベント、最新ニュース、などなど、まさにいたれりつくせりだ。

今回の韓国の教授の場合、技術の切実に欲する人たちの存在、国際競争、チーム研究、名声、内部のポリティクス・・・などなど、さまざまな要素が絡んだ結果なのだと思うが、最先端の研究をするからといって、倫理やその他の事柄をおろそかにしても良いというわけではない。
2005-11-24 22:22:07

大学ポッドキャスティング

テーマ:大学
最近は、中途半端な英語圏情報しかエントリーできなくなっている気もするが。。。なにもアップしないよりはましだ、ということで、大学ポッドキャスティングについて紹介。

まずは友人のSが教えてくれたWarwick大学のpodcasting。超有名(らしい)数学者のイアン・スチュアートのインタビューと、インテリジェント・デザインをめぐるSteve FullerとJack Cohenの対談がきける。さすがに、新しい物好きの大学だけあって、イギリスの大学のなかでは、こういう取り組みは早いほうなのではないだろうか。Warwickblogs なんてこともやっていたし。

ちょっと探してでてきた中では、University Channel がすごいと思った。
アメリカの情報ばかりだけど、かなりの面子の公演を聴くことができる。ライス女史とかアナン総長とか、こういう人たちの演説は、プロのスクリプト・ライターが書いているから、英語の勉強にもなる。周辺知識を勉強して望めば、それでひとつのゼミみたいな感じになるんじゃないだろうか。こうなってくると、ポッドキャスティングをつかった英語の授業とかできるかもしれない。ELP(国際基督教大学の四月生のほぼ全員が受けされられる拷問のような英語教育)よりも断然面白いと思う。

OSU Conversation なんかは、派手さはないけれど大学情報の公開という意味では堅実な仕事のようだ。

新しいものにすぐ飛びつけばいいというわけではないけれど、大学の広報とか、講演とか授業を公開していくのなら、とても使い勝手がいいメディアだろう。
2005-11-23 20:38:26

プチ・クリエーターとは?

テーマ:ブログ
成城トランスカレッジ さんのところで岡田斗司夫さんのブログが紹介されてた。

「プチクリ」。

いろいろ考えさせられるアイデアだ。

プチエキ(プチ・エキスパート)、プチジャー(プチジャーナリスト)、プチテレ(プチ・インテレクチャル)、プチコミュ(プチ・コミュ二ケーター)、プチライ(プチ・ライター)、プチグラファー(プチ・フォトグラファー)、プチシン(プチ・シンガー)・・・・。

語呂が悪いのもたくさんあるが、プチクリの考え方は、なんだって当てはまる気がする。おそらく、本当のプロたちは、こういう考え方を嫌う。だって、プチクリが増えたら本当のプロたちの地位が相対的に低くなるから。でも、プチクリが増えたほうが、世の中明るくなる気がする。

と思うものの、「プチクリ」の主張がイマイチはっきりわからないのも確か。
発売されたら読んでみよっと。
2005-11-21 00:24:57

「脳」整理法

テーマ:今日の一冊
「脳」整理法

脳科学の込み入った話かと思いきや、とてもわかりやすい「茂木流科学論」です、これ。主題の「偶有性(contingency)」は、むしろ文学的。裏表紙の写真につられて買ってしまった(これも、ある意味文学的)。
2005-11-20 23:34:59

マインド・マップ

テーマ:ブログ
フィンランド・メソッドという本によると、フィンランドの子供たちはアヤトゥス・カルタを多く使うらしい。アヤトゥス・カルタは、英語ではマインド・マップといわれる。マインド・マップとは、あるテーマをもとに、発想を広げ、樹形図的にどんどん思いついたことを足していくものだ(という拙い説明でごめんなさい)。

マインド・マップは、トニー・ブザンという人がいいはじめたらしく、日本ではビジネス界隈で広まりつつあるらしい。この手のものは、あやしさが漂っているので、避けてしまいがちだが、お手軽なフリーソフトがあるので、ためしにダウンロードしてみた。

Free Mind
http://freemind.sourceforge.net/wiki/index.php/Main_Page
(日本語化もできるようです。あとJavaが必要です)

なかなかどうして、これは使えるかも。
ある程度使い方がなれてくれば、授業や、ミーティング、読書録、論文の構成、アイデア出し、人生設計などなど、収集がつかなくなりがちなものに使えるかもしれない。

こういうツールのだいたいの「オチ」は、文字を入力したことで安心して、問題に対処することなく、忘れていくことだが・・・。よし、プリント・アウトして張っておこう!(何をマインド・マップしたのかは、秘密です) 
2005-11-19 10:31:29

イギリスの政治ブログ

テーマ:ブログ
今日の午後は、五号館のつぶやきさんの「ブログ」についての授業 があるので、それに因んでガーディアン紙に書かれていた政治ブログについての記事を紹介する。(しばらくみないうちちに、ガーディアンの紙面のデザインが変わったみたいだ。なんとなく寂しい。)

さて、本題の記事はこれ。かなり長い記事だ。
The new commentariat
http://technology.guardian.co.uk/news/story/0,16559,1644361,00.html

日本と比べると、まだまだインターネット接続状況が良いとはいえないイギリスでも、ブログ社会(ブログ圏?=blogosphere)は、それなりに盛り上がってきているらしい。それが、政治放談というのが、イギリスらしいといえば、イギリスらしい。Prime Ministerの

さて、この記事で注目されているのは、政治的に影響力のあるブログのなかでも、「戦争賛成系左派(pro-war left)」系のブログだ。911の後に、イギリスがイラク派兵に向っていくなかで、左派が抱えざるをえなかった葛藤の受け皿になっていたのではないか、というモチーフで書かれている(と思う)。代表的なものは、たとえば

http://www.normblog.typepad.com/
http://www.samizdata.net/blog/

など。下のほうは、イギリスで一番読まれている政治ブログらしい(1日に15000人)。
トップページの、銃とポパーの組み合わせにまずドッキリする。話題はいろいろで何人ものライターがあつまった集団のようだ。ガーディアンの記事を読んだ後だと怪しさ満点に見えてくる。

科学ネタもちらほらある。最近のものでは、デカフェが体に良くなかったという研究を引いて、ああだこうだいっている。この辺は可愛い感じがする。あとは、Research Defense Science というところがブログをはじめた、なんてニュースも。

全体主義的なものには、断固反対するらしいから、どうしてもそういうふうに見られがちな(そしてそういう事例がかなりある)「科学」は批判の的になっているようだ。この辺の単純化は、もう少しなんとかなるはずだ。

大手メディアとブログの関係についての興味深いコメントとしては、
'We can't change the way news is written, but we can change the way people read the news.' So what we're saying is-" "We're not competing with newspapers,"
「私たちにニュースの書かれ方を変えることはできない。でも私たちは人々がニュースを読む方法を変えることができる。だから、私たちがいつも言っているのは、私たちは新聞と戦ってはいない」というもの。

書き手より、読み手の問題だというわけだ。この辺は、同僚諸先輩方がSTS学会で議論したアメリカの「シヴィック・ジャーナリズム」(記事のなかでもCitizen Journalismへの言及あり)通じるものがある。でも、記事のトーンとしては、偽悪的な感じがしてしまうのは、まだまだメディアが中立でいてほしい、と思う旧い考え方が邪魔しているのだろうか。

ブログの威力については、" The power of blogs, according to this theory, lies not so much in the persuasive force of any one specific rhetorician, but in the opportunities for connections to be made
「ブログの威力は、ある特定のレトリシャン=詭弁家の説得力にはあまりなくて、(いろんな記事を読むといった)コネクションを生む可能性がたくさんあることだ」

といっているのが、どこかで聞いたよう文言だなぁと思った(ネットワーク社会の説明だ!)。

この記事の中でも、ブログは大手メディアに寄生しているだけだから、伝統的なメディアがなくなるわけはない。しょせん、ブログは、マスキュリンな男ども(女性の政治ブロガーはすくないらしい)のパブでのいい加減な議論と変わらない。などという議論もある。

しかし、上記2つの引用などをみて、私が思うのは、メディアの影響力についての評価軸が根本的に変わってきているのではないか、ということだ。つまり、ブログをアクセス数だ、とかトラックバックだ、とか所詮素人だ、とかいって評価すること自体が、もう時代遅れな感じがする。それは、旧来のメディアの論理、で語っているに過ぎない感じがする。かといって、どんな論理が働いているのかということも良くわからない。いい加減な言い方をすれば、量と質よりも、「心持ち」の問題のような気がしている。

"If we lived in a world where actual facts could be discussed rationally, I'd happily disappear back into my cage and sell tat for a living,"
「実際に起きていることが合理的に議論される世界に住んでいたならば、私は進んで自分の住処に帰ってガラクタを売って暮らすよ」

ちょっとした心持ちの違いが、新しい言説空間=ブロゴスフィアを生んでいる。その「純」な感じがブログの魅力でもあり、怖さでもあり、未熟さだ(特にココ)。

"On the internet," Cronin likes to say, "everyone is famous for 15 people."
「インターネット上では、誰でも15人の間では有名人だ」

mixiなんか、まさにそんな感じ。ちょっと、この議論はコミュニティの捉え方を変えなくてはないけない、という社会学の議論とつながりそうなので、そのエントリーを考えることでよりまとまった考えにしていきたいと思う。
2005-11-15 01:23:27

自宅からMITに通おう

テーマ:大学

数年前に、衝撃的なニュースになったMITのe-learningシステムのOCW。
OCWは、Open Course Wareの略、だそうだ。
その後、中身をチェックしていなかったのだが、なかなかすごいことになっている。
http://ocw.mit.edu/index.html


この間、日本でも断続的に議論されていたようた。

CNET Japan
「2007年の完成を目指して進むMITのオープンコースウェア」
http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/001322.html


いくつかの大学はちゃっかり、あいのりもしている。
http://www.jocw.jp/


と思ってたら、MITのOCWに大きく関わった日本人の教授がいたらしいことがわかった。

MIT OCW 特別講演会
http://www.titech.ac.jp/publications/j/chronicle/391/391-13.html


しかし、すべての授業がストリーミングされたり、ビデオ学習できたりするわけではない。ほとんどのコースは、せいぜい講義ノートとかシラバスとかアサイメントが垣間見ることができるだけだ。


しかし、MITという威光のせいなのか、それだけでもシラバスがまぶしくてしょうがない。
たとえば、STSの授業。こんなリーディングについていけるやつらがゴロゴロいるのかと思うとゾッとする。知らない本がたくさん・・・。ううぅ。こうなると、怖いものみたさの気持ちがわきおこってくる。だれかが行ってくれれば、遊びにいけるのだけどなぁ。学費高すぎだからなぁ(たしか年間300万円超えだったと思う)。


上の記事によると、数学とか物理学とか、すべての講義映像を見ることができるものもあるらしい。

私は、オーディオを探して、心理学入門にたどりついた。
http://ocw.mit.edu/OcwWeb/Brain-and-Cognitive-Sciences/9-00Fall-2004/CourseHome/index.htm

おもしろい。しゃべりがうまい。とまらない。
だから、公開されているんだろうけど。


そういえば、弟が心理学がどうのこうのとかいってたかな。(→聴いておくように)


OCWで充実したコースと自分の興味とうまくあえば、お手軽MIT留学ができる。
実際、発展途上国の学生たちには、お宝のようだ。


MITがOCWを、崇高な理念でやっているのか、ビジネスとしてやっているのか、という議論はいろいろあるようだが、利用しない手はない。たとえば、ICUの一年生が経験する集中英語プログラムであるELPは、これだったら良かったのに、と思う。


おもしろい講義を見つけた方は教えてください。

私は、たとえば、今、これとかビビっときてます。
The New Constructionist Learning.
http://ocw.mit.edu/OcwWeb/Media-Arts-and-Sciences/MAS-962Spring-2003/Readings/index.htm


ほかにやることいっぱいだけどなぁ。。。

2005-11-08 16:56:00

メモ:「未来を考える-21世紀に政治的に考えてみる」

テーマ:ブログ

備忘録。


All three are speaking at a free-to-attend public debate entitled
'REFLECTIONS ON THE FUTURE: THINKING POLITICALLY IN THE TWENTY-FIRST
CENTURY' in New York this coming Friday (30 September). Details of this
event are also included below.


 - THE MARKET IN FEAR -
   by Frank Furedi, professor of sociology at the University of Kent

   Politics has become a contest between different brands of doom-mongering.
   http://www.spiked-online.com/articles/0000000CAD7B.htm


 - MAKING POSSIBLE THE IMPOSSIBLE -
   by Russell Jacoby, professor in residence at UCLA

   Politics is alive and well, in the age-old search for the best society
and government.
   http://www.spiked-online.com/articles/0000000CAD7A.htm


 - FRAGMENTED POLITICS, FRAGMENTED LIVES -
   by Richard Sennett, professor of sociology at the London School of
Economics

   The insurgents of my Sixties youth got what they wanted - in a perverse
form.
   http://www.spiked-online.com/articles/0000000CAD79.htm


The public debate 'REFLECTIONS ON THE FUTURE: THINKING POLITICALLY IN THE
TWENTY-FIRST CENTURY' is hosted by the New York Salon in association with
New York Public Radio, and will take place at 6.30pm at the CUNY Graduate
Center on Fifth Avenue. For further details, see:

   http://www.nysalon.org/recent-events/index.html

2005-11-02 22:30:19

ルネッサンス・ジェネレーション

テーマ:Arts

ルネッサンス・ジェネレーション

http://www.kit-rg.jp/index.html


友人から教えてもらって、はじめてサイトをのぞいたときは

デザインがピンとこなくてスルーしたのだけど、

中にはいってみると、こゆい内容っぽいです。

あの人も!あの人も!

といった感じ。


下條信輔とタナカノリユキが監修。

ぎりぎりのところでは、科学とアートが近いんだってことを示そうしているのかな。


去年のレポートは対談も収録している。(時間があるときに読もうっと)

http://www.kit-rg.jp/rg2004/rep2004.html


行きたくなってしまいますが、今年はもう定員いっぱいだそうです。


東京の草月会館でやるのに、主催が金沢工業大学ってどういうこと?

Amebaおすすめキーワード

    1 | 2 次ページ >> ▼ /
    アメーバに会員登録して、ブログをつくろう! powered by Ameba (アメーバ)|ブログを中心とした登録無料サイト