英科学ニュース:SciTalk、薬と市民、10年科学投資、テロと大学
テーマ:科学技術と社会最近、しっかりまとめきれていない科学ニュース。
先週分をアップします。
科学コミュニケーション関連ではSciTalkが面白そうな試み。有志の科学者の協力で成り立っているらしい。
10年科学計画は予定通りの投資がされる模様。これも一転二転しそう。
また、やはり大学にもテロの影響がでている様子。ここまでやるとは思っていませんでしたが、国家安全が盾になるとなんでもできちゃうのでしょう。
インタビュー記事ではゲノム解析に関わっているCraig Ventorのものが面白い。
マッド・サイエンティストではなくて、バッド・ボーイといわれるくらいやんちゃな科学者らしい。
面白いけれど、こういう人はなんか怖い感じもする。
英研究ニュース 7/24
科学コミュニケーション
●Science fusion
http://education.guardian.co.uk/higher/comment/story/0,9828,1530955,00.html
▼科学者とフィクション・ライターをつなぐプロジェクト、その名もSciTalk。ライターが有志の科学者と直接話すことができるそうです。科学研究における様々な側面(テクニシャンの存在、家族、科学者の人柄、ポスドク、短期契約、普通さ、普通じゃなさ、などなど)を伝えることができると書かれています。科学者が非科学者の興味や関心を知ることができることも利点のようです。
●The people have spoken http://education.guardian.co.uk/higher/research/story/0,9865,1532654,00.html
▼薬の使用に関するパブリック・コンサルテーション。ForesightというシンクタンクがDrugs Futures 2025というレポートを出版。市民は、科学者が思っているよりも、深い理解を示す。 科学政策
●Science investment on track, says Treasury http://education.guardian.co.uk/higher/research/story/0,9865,1533366,00.html
▼計画実行を危ぶむ声もあった、イギリスの科学投資10年プランが予定通りすすめられると大蔵省。科学への投資を2014年までにはGDPの2.5%にする。
●'What does Phil Willis know about science?' http://education.guardian.co.uk/higher/research/story/0,9865,1534340,00.html
▼この六年間、リベラル・デモクラットの教育担当スポークスマンだったPhill Willisについての記事。自然科学のトレーニングを受けたわけではない彼でも、科学技術政策に関する重要な仕事をこなしてきたことが垣間見られます。
●Disasters and how to avert them http://www.guardian.co.uk/life/feature/story/0,13026,1532312,00.html
▼政府のNatural Hazard Working Groupのメンバーによる津波など自然災害についての論考。このほど出版されたレポートもダウンロード可。
●Doctor's notes
http://www.guardian.co.uk/medicine/story/0,11381,1531400,00.html
▼精神の健康に関する法案(Mental health bill)に関する医師による懸念がつづられている。この法案のままだと、患者の決定感がないがしろにされてしまうそうです(身体の病気では当然のことであるのにも関わらず)。まだ確定されていない知見を使うことに多くの例を挙げて、強い懸念をしめしている。 科学者
●The arrogant adventurer
http://www.guardian.co.uk/life/interview/story/0,12982,1532309,00.html
▼The Geneticist Who Played Hoops With My DNA: Genius and The Quest to Rewrite Lifeという本からの抜粋。かなり面白いです。ヒトゲノムの解析に大きな貢献をしているCraig Venterの生い立ち(高校中退、サーフィン、ベトナム、等)や90年代のゲノム解析競争(狂騒?)の裏側、現在進行中の意欲的なプロジェクトなど。こういう人を絵になる科学者というのでしょうか。
大学
●Crackdown on campus
http://www.thes.co.uk/current_edition/story.aspx?story_id=2023508
▼7/7(ロンドンのテロがあった日)以降、大学でも多くのことが変わりはじめているようです。討論のモニター、疑いのある志願者のチェックなどが行われる。当局が入学を拒否したケースも2000年以降200を超えるといいます(2000人以上の情報が大学から当局へレポート)。言論の自由をという声もありますが・・・。 ●Foreign scientists barred amid terror fears http://education.guardian.co.uk/higher/research/story/0,9865,1531463,00.html
▼留学生が拒否された話の詳細。レポートもダウンロード可。
●The hit parade http://education.guardian.co.uk/RAE/story/0,7348,1505585,00.html
▼少し前の記事。2008年のRAE(研究評価)にむけて、すでに動きだしている様子を伝えている。
●RAE shifts focus from prestige journals
http://www.thes.co.uk/current_edition/story.aspx?story_id=2023494
▼2008年RAEの基準に関するドラフトが発表される。大きな変更は、NatureやScienceなどのビック・ネームのジャーナルがそれほど重視されなくなっていることのようです。しかし、既に多くのジャーナルを公平に扱えるのかという疑問、分野による研究成果の比重の違い、RAE以後のことも考えなくてはならない、などと議論は続きそうです。
●Battling for the soul of a university
http://education.independent.co.uk/higher/article300474.ece
▼Brunel Universityを舞台にした改革派の新学長とAssociation of University Teachersとの戦い。
ヨーロッパ
●Academics to advise on European research http://education.guardian.co.uk/higher/research/story/0,9865,1531634,00.html
▼EUの研究カウンシルにアドバイスする学者メンバーが、ヨーロッパ指名される。リスト付き。






