一橋合格「までの」足跡

一橋大学商学部の2年生です。受かってから一年間は受験向けのことも書いてきましたが、これからは日常の思ったこと等を不定期に書く予定です。一橋入試に関する情報をお求めの方は、「一橋」というテーマの記事からお探しください。


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今回は一橋世界史の傾向について書きたいと思います。まず、難易度としては大学入試の中では最高峰です。一番難しいとは思いませんが。(東大より難しいなんて言う人がいますが、東大の方が難しいと僕は思います。一橋の方が対策たてやすいですし、何より東大は奥が深い。一橋より「論じ」る必要があるし、第2問もちゃっかり手強い。)しかし「題意の把握」に関しては多分一番難しいです。ですから、後にも述べますが、なるべくオリジナルの論述問題集ではなく、過去問を解くことを僕はおすすめします。

そして難易度自体の傾向?推移としては、年々というか、2009年以降は易化しています。易化と言ったら違うな、そういうわけじゃないですね。手がつけられない問題が減ってきている。いわゆる、悪問、難問、奇問が減って、「良問回帰」してるんです。因みに今年はここんとこ一番簡単だったんじゃないかな?具体的に言いますと、2001年頃から2008年の一橋の問題、とりわけ第1問と第二問は悪問、難問、奇問が結構ありました。(もちろん全部じゃないです。いい問題もあります。)
2007年の第1問とか、はい?って感じです。何「ロートリンゲン」って?誰「ハインリヒ一世」って?
こんな調子です。極めつけは2003年の第1問、まぁ気になる人は見てみて下さいよ。ヤル気なくしますから笑。


しかし、2009年からだんだん良問回帰してきます。


以下のサイトで駿台の予備校講師さんがご丁寧に全過去問と、近年のは解説までつけて紹介してますから、是非知らなかった人は見てみて下さい。特に「内容一覧」ってとこはよく見て下さいね。(勝手に人のサイト紹介しちゃったりしていいのかな・・・)
出てこない方は(たぶん出てきません笑)、「論述世界史」でぐぐれば一番上に出てきますから、見てみてください。


因みに2011年の第2問は良問です。600字ならね笑。答えの内容書くとネタバレなんでそれは控えますが、これって79年の東大の問題とそっくりなんですよ(因みにこの問題は僕の世界史お気に入り論述問題ベスト3に入ります笑)。詳しくは後述しますが、一橋の第2問は一番傾向がなく(特色があまりなく)、どこの大学でも出そうなありきたりな問題が出るんです。だからしっかり勉強すれば確実にとれます。



大問は毎年3つで、それぞれ400字ずつ。第2問と第3問は2つや3つに分かれて100字、100字、200字となることも。いずれにせよ400字×3=1200字は変わらずです。次、大問ごと。


第1問

主に中世ヨーロッパ。最も一橋らしい大問です。その分わりかし細かいことや、教科書の徹底理解、ときにはそれさえも越えたことも出る。教科書を越えるとこはしょうがないんです。みんなどうせ出来ない。シカトシカト。一橋は中世ヨーロッパ研究が盛んなのできっと結構踏み込んだ内容とかが出るんでしょうね。叙任権闘争やオットーやカールはこれでもかってぐらいに出てます。まれに4世紀の頃も出てます。そりゃそうですよ、西ヨーロッパ世界は4世紀から形成しはじめるんですから。800年のカールの戴冠はいわゆる西ヨーロッパ世界の「誕生日」的な感じなだけで、その一瞬から西ヨーロッパ世界ができたわけじゃないんです。赤ちゃんだって生まれる前に10ヶ月ぐらい、お母さんのお腹の中で成長しますよね、そんな感じだと思って下さい。話がそれましたね。あと中世の都市についてとか、十字軍、教皇とか、ようはそこら辺のヨーロッパ史全部勉強して下さいってことですよ笑。主に8世紀~15世紀ですね。
でも先ほども言ったように、第1問も2009年以降は「良問回帰」してるので、難しいとはいえ、勉強のしがいはありますよ。2011年のフス戦争はちょっと例外かも笑。でも西スラヴ人が一橋が好きなのはちゃんと対策してる人は知ってるはずだし、400字書けなくても「宗教改革の先駆となった」ぐらいは書けるはずですから。あと、「キリスト教史」というテーマで中世ヨーロッパを一回勉強しとくことをおすすめします。因みに、一橋はドイツやフランスが好きみたいです。(研究してる教授がいるんでしょう。)



第2問

ここは主に、19世紀~20世紀後半の欧米について出ます。国際関係とか。因みに一橋は戦後史を余り出さない大学で、五年に一度ぐらいしか出ません。最近では96年、00年、05年、12年って感じです。(因みに僕の「今年は現代史が出る!」という読みは見事にあたりました笑。これが過去問研究の賜物です。まぁ、今年の問題に限っていえばそんなこと知らなくても解けるような易問でしたがね笑。)。しかし、「来年は現代史は出ないかもね!」なんて無責任なこと、僕は言えません笑。06、07年の第1問みたいなこともありますからね。話を戻します。第2問はわりかしとりやすい問題が多いです。ですから、現時点ではまず、通史を終わらせることを考えて下さい。強いて言えば、これから学校や塾で18、19世紀を学んだ時は必ず教科書を読むこと。これは必ずやって下さい。


第3問

もっぱらアジアが出ます。中国頻出すぎワロス、インドもなかなか出てるなワロス、ベトナムもちゃっかりたまに出てるじゃんワロス。こんな感じです笑。そしてここで声を大にして言いたいのは、

第3問は点とり問題だということ!

いわゆる論述問題というよりは、知識羅列型のつまらない問題です。用語と話の流れを覚えておけばそれでOKですから、高得点をとりたいし、また、とらねばいけません。しかし、出題範囲がほとんど決まっていて、なおかつ知識羅列でいいとくれば?対策しないわけにはいきませんよね。そしてぶっちゃけ第3問は一橋ネタ切れぎみです笑。過去問の焼直しもいっぱい笑。過去問はさかのぼれるだけ永遠にさかのぼりましょう。因みに今年の第3問問い2は89年の東大の第2問と全くおんなじといっていい問題が出ました。個人的にも大好きな話だったのね、試験本番では心の中でガッツポーズしました笑。
世界史苦手だから英数で決める!っていう人は第3問だけ頑張って対策して下さい。

まとめます。一橋の世界史は、まず過去問の焼直しがめちゃめちゃ多い。これは過去問を解いていけばよくわかることです。さらに、問題文の読解難しい。これも実際の過去問を見ればわかります。そして良問も結構ある。悪問ももちろんありましたが、良問もいっぱいあります。特に20世紀は。良問「回帰」というのはそういうことです。

要するに、僕が言いたいことは「過去問徹底主義」でいって欲しいということです。とりわけ社会学部の人達は。そして是非東大の問題も解いて欲しい。(実は僕は一橋のより東大の問題の方をいっぱい解きました。)最近は特に、東大と一橋で結構傾向が似通ってきています。
しかしだからといって東大の世界史25か年を買うのもちょっと……と思う人もいるでしょう。どれが一橋で出そうで、どれがそうでないかは初めはわかりません。ですから、世界史で稼ぎたい人には是非、予備校に通って欲しいんです。予備校講師はその道のプロフェッショナルですから、そういうとこもよくわかるんです。問題のチョイスとか。世界史で稼ぎたくて、予備校は絶対通わない!っていう方はさっき紹介したサイトで添削をお願いしてはどうでしょうか。

なんかまとまりませんでしたね。とりあえず僕が訴えたいのは「過去問徹底主義」、これだけです。とりあえず今はまだ通史をいれることが最優先だと思うので、対策は詳しくはまたいつか。論述対策は書こうと思ったら際限がありません笑。
あと、過去問研究は、問題によっては問題文みただけで、「あ、こいつ絶対この○○って先生が作ったな」ってレベルまでいけばベスト。調べれば教授一覧なんてすぐ出てきますから。

最後に一つ。

教科書は今から熟読する習慣をつけること!

P.S書きたいことまだまだあるんですが、もう疲れたんで笑、他に質問とかあったらコメでもメッセージ送るでもなんでもしてください。実際質問に答える方がこっちとしても楽なんで。

ふー、疲れた笑。
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