無印第2話批判
テーマ:純粋プリキュア批判
無印第2話より(©ABC/東映アニメーション)
ストーリー
なぎさとほのかは、まだ他人行儀。他方、メップルは既に馴れ馴れしくなっていて、なぎさはそれを嫌がるが、授業中に騒がれるのを避けるためにも、渋々餌付け等お世話をし始める。
でも結局、なぎさは、昼休みに科学部教室へ出向いて、ほのかに、プリキュアをやめたいと切り出す。ところが、矢庭に窓からサッカーボールが飛び込んで来て、話が中断させられた。怒ったなぎさは、ボールを持って男子サッカー部に抗議しに向かうが、そこで、前回電車越しに見たのと同じ青年に会い、初めて言葉を交わす。なぎさは、 先ほどの剣幕はどこへ行ったのかというくらいしおらしくなり、大人しく引き下がった。
自宅に戻ったなぎさは、さきほどの青年との邂逅のときに覚えた不思議な感じを反芻していたが、その矢先、街のほうで異変発生。メップルに誘導させられて街へ駆け出すなぎさ。街では、ミップルにいざなわれてやって来ていたほのかとも会い、エレベーターに閉じ込められたしほりーなを発見。さらに、そこでふたりを待っていたピーサードと、プリキュアに変身して戦うことに。
作画5
大体無印の前半、このあたりは、例外なく稲上修正が入っているので、どの回も作画が美麗で安定しています。この第2話は、じっと注目して見ていれば、ときどきは顔のバランスに難のあるカットも見受けられましたが、流して見る分にはほとんど気にならない誤差のレベルでした。
なぎさは、すでに変顔全開で、甚だしく崩れながらも、すべてなぎさの顔であるとアイデンティファイできるのが素晴らしく思いました。
ほのかは、到って可愛らしく描かれ、まだ変顔は全く出て来ません。こちらは今後に期待です。
なお、この回、ジャアクキングが初登場しましたが、キングの絵および背景のドツクゾーンは、3DCGで構成されていましたね。日常世界と非日常世界を雰囲気的に分断するには、アニメ絵とCGの使い分けは良案だったように思います(のちのち登場する光の園のクイーンがCGなのも同じ効果を発揮しますが、MH でタコカフェがときどきCGなのは、どういう意味と効果が期待されたのでしょう?)
脚本5
シリーズ構成の川崎良氏が自ら脚本を担当した数少ない回でした。氏は大ベテランだと伺っていますが、流石というべきか、実にテンポのよいシナリオ構成で、一見関係ない幕と幕を、ページをパラパラめくるように素早く繫いで行きます。
この第2話は、プリキュア最初期には避けて通れない、コミューンのカードの販促、世界観(ドツクゾーンおよび光の園)の説明が入り、また、演出的にはアクションシーンに大いに尺を割かれた回であったにも拘らず、全体のシナリオは非常によく纏められていました。
30分番組にしては、諸テーマの詰め込みすぎであり、次々と目まぐるしく場面が変わる様は、数話分をオムニバス風に編集したものにも感じられるのですが、それでも視聴者は決して混乱せずに、流れを追うことが出来ます。
すべては、川崎氏の腕前のお陰でしょう。
最愛シーン
その後の話では二度と観られなくなってしまった一般人を巻き込んでのアクションシーン、その中でのブラックとホワイトの、まだぎこちなくも凛々しい活躍を、最愛シーンに選んでもよかったのですが、それ以上に印象的だったのが、随所随所に挟まれるなぎさのキュートな変顔です。
そのすべてが、嫌々プリキュアにさせられているというところから出て来るものであるため、声優・本名陽子さんのあの<トホホ声>に伴われ、実に個性的で他に替え難い可愛さと印象深さを醸し出していました。
そういうなぎさのどのシーンを最愛シーンと呼んでも差し支えないのですが、敢えて一つに絞るなら、いかにもダルそうで無気力そうに「ありえない」とボソリ呟いた上掲画像のシーンを選びたいと思います(アバンのラスト)。
それにしても、なぎさの顔つきってば、可愛いんだか、可愛くないんだか判然としない摑みにくさが、却って魅力的ですよね。
最悪シーン
悪いシーンを探すのに一苦労する、充実した回でした。結局、ダメだと思うようなシーンはなかったのですが、敢えて一つ引っかかりを覚えた場面を指摘しておきましょう。
それは、プリキュアに変身完了し、決め台詞「ふたりはプリキュア!」をふたりで合唱するシーンです。ここで、本当に微妙なのですが、ブラックとホワイトの声が合っていません。若干ブラックのほうが早すぎる感じ(ただし0.1秒ほどなんですが)でした。
さらに、その直後のセリフで、やはりブラックが、「とっととおうちに帰りなさい!」と言うとき、「とっとと、・・おうちに」という具合に、間で息を継いでしまっています。これは、その後定着した彼女の威勢のよい決め台詞の出し方とはかなり違っています。
まだ本名陽子さんが不慣れであることが窺えるシーンです。が、ちょうど劇中では、なぎさがプリキュアを嫌々やっており、ほのかとも距離感があるので、本名さんのぎこちない演技は、偶然にもなぎほのの現在の関係を象徴するようで、寧ろよい効果を齎していました。
そんな意味で、このシーンは最悪どころではないかもしれません。
総評5
いの一番に特記すべきは、アクションシーンの充実ぶりです。今後プリキュアという少女アニメを、かなり本格的なアクションアニメとしてやって行こうという意気込みを感じ させます。ブラックとホワイトの戦い方にも違いがあり、今後ふたりがどのようにこの能力の違いを活かし、補い合い、「強く、近く」なって行くのか、そのプロセスに関して、いろいろな想像を駆り立てるものでした。
「徒手空拳」を売りにしようという方向性もよくわかります。
ブラックは、足蹴り等の荒技に終始し、ホワイトも、激しい攻撃はしないものの、掃除機ザケンナーを空中で回すシーンでは、素手による太極拳風の柔術を用いていました。このホワイトの空中回し技は、別の少女アニメ作品なら、魔法のバトンで行うような技ですが、一見か弱そうなホワイトが、飽くまで素手に力を込めてそれを行っています。そのときのホワイトの掛け声も、「はああ~!」であり、完全に拳法風です。
無印、そしてMHまですべてを見て来た後でも、この無印第2話のアクションシーンは、依然としてトップに位置づけられるものです。
その後、プリキュアのバトルは、急に大人しく、ワンパターンになってしまっただけに、ますます輝くこの回のアクションシーンでした。
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『ふたりはプリキュア ミルキーウェイ』シナリオサイト
にてさん
現在、第1話~第45話まで掲載中!
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英訳(英和対訳)版・ふたりはプリキュア Max Heart
MH第15話「あこがれの先輩は大親友!?」より
*この画像はバナーではありません。英訳版サイトへ行くには、ひかりちゃんの頭上の雲の上のさらに上の文字をクリックしてください。
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コミック版MW
第14話完結!
日向ラピー様MWイラスト集
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MAD(Music Amusing Destruction)
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MNA さんのプリキュア関連 動画置き場
http://mna.itbdns.com/precure/
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にて
なお、「タコカフェバーマスターが今現在個人的に好むプリキュアソングベスト20」で制作公開したMADや、「なおみ~うプリキュア」などの旧作MADは、以下のAmeba Visionですべて見られます。
http://vision.ameba.jp/ucs/upload/userlist.do
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