むちゃくちゃプリキュア裏表紙
(なんだか、当バーでは、久々の3人揃い踏みですね)
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「たのみCOM」による「なかよしプリキュア無印・MH」のコミックス化実現要望企画。
164票 170コメント。8位は続くよどこまでも。
*発案者・先伍隊長さん(=メシタキさん)が、発案を多少加筆訂正なさったようです。
SSコミックスに関する記載などが若干増えています。
http://www.geocities.jp/wakabadaicentralpark/tanomi/tanomicom.html
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MNA さんのプリキュア関連 動画置き場
http://mna.itbdns.com/precure/
にて
*MNAさんは、i Pod 用の動画サイズも置いてくださいました。詳しくはMNA さんのサイトでお尋ねください。
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『ふたりはプリキュア ミルキーウェイ(MW)』は、非常に順調に第5話まで進んだところで、ゴメン、ちょっと休憩、です。
MWは、何から何までTV本編の構成を模しており、そのシリーズ構成の仕方も例外ではありません。
したがって、本来ならば、毎週日曜日にのみ公開すべきなのですが、当ブログの字数制限など機能上の問題もあり、一話を一日ですべて公開するわけには行かず、結局、完璧にTV本編どおりには進められないため、これまでこちらのペースでのんべんだらりとやってまいりました。
また、新しい世界観やキャラ設定に慣れるには、或る程度集中的にその世界に浸るのが有効なので(語学の要領で)、序盤の5話までを、矢継ぎ早に出し続けるのは、最初から意図していたことでした。
そして、ひとまず5話まで公開してみて、6話以降にすぐ進むべきかどうかをその時点で考える予定でした。
今、そこまで来てみて、6話以降に進むのをためらう強い理由もないのですが、それでも数日間空けるほうがいいようになんとなく感じたので、やっぱり一度お休みすることにしました。
その間は、やはり今月再開したばかりの無印レビューに戻り、旧プリキュアの「戦跡」を振り返ってみるのも一興ならずやと思う次第です。
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無印第13話「ご用心!年下の転校生」(2004年4月25日放送)
無印第13話「ご用心! 年下の転校生」より
(しかし、ユリコというのも、典型的ながり勉キャラですね。見た目の話ですけどね)
僕にとって、この13話は、なにせ初めてリアルタイムで観たプリキュアの回ですので、その二年半の後にこれのレビューをすることになるというのは、なんとも感慨深いことです。
そういう個人的思い入れがあるので、この話については、当タコカフェバーでも、レビューするとはなしに、すでに何度か言及して来ました。
僕が、この13話から「プリキュア道」に分け入ったのは、全くの偶然です。
でも、13話は、無印の敵役で一番重要とされるキリヤのステージオンの回でもあったし、また、それゆえに、なぎさばかりでなく、ほのかも非常に目立っていたし、さらには、藤P、しほりーな、ユリコ、夏京などの「メインサブキャラ」が、無印で初めて総出演した回でもあるので(*)、僕が、この回からプリキュアに入ったのは、とてもラッキーなことだったように思います。
* ついでに言えば、後にあの多幡奈緒の声をすることになる菊池こころさんも、この回、科学部員の一人として、初めてプリキュアに出演なさっていました。今聞くと、どう聞いても、奈緒が科学部にいるような感じがして、気になって気になって仕方がありませんね。
とはいえ、それは今振り返ってみて言えることであり、当時(2004年4月25日当日)これを観たときは、それはもう、何が何やらさっぱりわかりませんでした。
アバンでなぎさが、「ドツクゾーンのやつらは、休む間もなく襲って来る」と独白回想するシーンがさっそくあるのですが、僕は、このとき、「ドツクゾーン」というのが聞き取れず、「ど・・・・・・ン? え? なにそれ?」となってしまったのをよく覚えています。
確か、変身バトルものだという予備知識さえないまま見始めたのではなかったでしょうか。
プリキュアを知ったのは、ネット上でたまに目にしていたなぎほの画像に、それこそ『萌え』て、つまり、な~んとなく気になったのがきっかけです。
でも、その画像はすべて、変身前のものでした。変身後のプリキュア画像もあったかもしれませんが、それが変身前のなぎほのと同一人物で、同一アニメのキャラだという認識はしていなかったかもしれません。
だから、「プリキュア」の意味もわかっていないし、変身ものだとも思っていなかったわけです。ただただなぎほのが気になっていたのでした。
でも、もっと知りたい気持ちが段々ネット内だけでは抑えられなくなり、放映日と時間を調べ(人に聞いて)、ついにその日、恐る恐るTVをつけたのでした。
そのくせなぜかVTRを予約録画設定にしていたのですから、今にして思えば、観る前からすでにハマりつつあったのかもしれません。
けれども、肝心の13話は、微妙な話でした。
僕の趣味に合う部分と、あまり合わない部分が両方あって、正直、放映中何度かついて行けないと感じ、TVを消そうかと思った瞬間さえありました。
Aパートが、ラブコメ展開になっていて、どうもそれが受け付けられなかったのです(このあたりの事情は、以前(今年の正月ごろ)書いたと思います)。
けれども、その合間を縫うように、時折ほのかが真面目な態度を見せていたので、そこによりどころを求めて、辛うじて観続けていたように思います。
すると、Bパートでは、そのほのかの科学部発表会がメインテーマとなり、だんだん話もシリアスになって来て、最後は、ユリコが感涙に咽んで終わるという極めて真摯なドラマで締めくくられたので、好感を抱き、そのまま観続けることを決めたのでした。
もし、ラストがギャグオチだったなら、たぶん、次回の放送は見ることなく、プリキュアとの縁はそこで絶たれていたと思います。
僕は、別にギャグアニメが嫌いなわけではなく、むしろ昔は好んでギャグアニメばかり見ていたのですが、昨今は、そういう心境ではなくなっていたし、プリキュアの絵柄からは、ギャグよりも、もっと真剣なものを無意識のうちに期待していたようです。
そんなわけで、13話を話題にしようとすると、どうしても個人的な馴れ初め話を先にしてみたくなるのですが、もうそれはこのへんにして、レビューに入りたいと思います。
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ラクロス部が練習中でしたが、なぎさが、「ゴメン、ちょっと休憩!」と言って、水道場へと向かいました。
すると、水道場近くには、男子部のグラウンドがあるらしく、あの藤Pの声が聞こえて来ます。藤Pは、かの8話以来の登場です。
男子部グラウンドでは、サッカー部が練習をしていたのでした。
ところが、その中に、一人の少年が紛れ込んで来ます。
「彼」は、学生服姿のまま、サッカーボールを奪うと、そのままドリブルをして進んで行きます。
部員らは、単なる悪戯をしに入って来た腕白小僧だと思い、追い出すために、まずボールを取りに行きますが、これが悉く擦り抜けられてしまいます。
少年は、もうゴール近くへと接近しています。
ゴール前では、最後の頼みの綱・藤Pが待ち構えていました。
藤Pなら、こんな年端の行かないガキんちょのボール遊びに翻弄されることなく、易々とボールを奪えるかに思えたのですが、哀れ、なぎさに見られている前で、単なるガキに負けてしまい、インターセプトは空振りに終わります。
そして、少年は、そのまま弾丸シュートをゴールに決めてにんまり。
なぎさは驚いて見ています。一瞬、これでなぎさの恋心は、藤Pから、この少年へと移り変わったのかと心配されました。
他方、藤P自身は、この敗北を悔しがることもなく、むしろ爽やかに少年をサッカー部に勧誘したのでした。
彼は自己紹介します。「今日、この学校に転校して来た、一年の入澤キリヤです」
無印第13話「ご用心! 年下の転校生」より
(藤Pのサッカーの実力って、案外並みなのかもしれませんね)
科学部でも、キリヤの噂で持ちきりです。
みんなで、サッカー部のキリヤの練習を見に行こうと言い出す始末。
しかし、ほのかは、全く無関心の体で、或る「研究」に従事していました。また、第1話以来の登場となるユリコも、近々催される科学研究発表会の準備をするように、他の部員を注意します。
ユリコは、一人ハッスルしていました。今年はほのかの研究を発表するので、グランプリが狙えるというのです。ユリコのほのかへの信頼は、非常に厚いもののようです。
男子部グラウンドの周辺には、キリヤ目的で、多くの女生徒たちが集まっていました。キリヤは、編入試験オール満点の成績で転校を果たすほど学業優秀であり、しかも、スポーツ万能、その上、「カワイイ」、ということで、すっかり女生徒らのアイドルと化しています。
しほりーなさえ、彼氏にしたいなどと浮ついたことを言う始末。
無印第13話「ご用心! 年下の転校生」より
(この回がプリキュア初観劇だった僕には、しほりーなは、単なるモブキャラにしか思えませんでした。しかも極めて軽薄な。反面、なぎさのこの髪型のカワイさにはトキめいてましたけど)
しかし、なぎさだけは、「彼氏」と聞いて、とっさに藤Pを思い浮かべ、幸い、変な浮気心は起こしていませんでした。
が、キリヤは、そのなぎさを意識している様子でした。
放課後、なぎさは、下校中、ばったりキリヤに出くわします。
キリヤは、なぜかなぎさの名前を知っていました。少し驚くなぎさでしたが、キリヤは、二年生にしてラクロス部エースだから、有名なのは当然、と言い、なぎさを納得させます。
そして、彼は、非常に礼儀正しく別れの挨拶をして、離れて行きました。
なぎさは、「へえ、結構いい子じゃん」と微笑んで、好感を抱いたようでした。
さらに、舞台は、電車のプラットホームに移り、そこにはほのかが立ち、電車を待っていました。
そこへ、さきほどなぎさと別れたばかりのキリヤが現れ、ほのかに声をかけます。
ほのかは、振り向くと、甚だしくキョトンとした顔で、「なにか?」と尋ねました。
キリヤは、少し度肝を抜かれたような表情をしました。
このシーンは、普通には、キリヤの「色仕掛け」が、ほのかに全く通じなかった、というふうに解されているようですが、実のところ、僕にはよくわかりません。
さきほどのなぎさも、別にキリヤの色仕掛けに引っかかりはしなかったのに、キリヤは驚きませんでした。
なぜ、ほのかのときだけ、キリヤはショックを受けたのでしょうか?
あるいは、そもそもキリヤは、なぎさに対しては色仕掛けを用いていなかったとも解されます。そうであればこそ、キリヤが、なぎさに、単なる年下の男として普通に扱われても、ショックを受けずにすんだことが納得できます(*)。
* なぎさとキリヤの邂逅時、なぎさは躓いて顛倒し、キリヤはなぎさを起こすため、手を差し伸べたのですが、これをなぎさに「ああ、だいじょうぶ」というふうに謝絶されているのです。もし、キリヤが、なぎさに対しても色仕掛けを用いようとしていたのだとすれば、この謝絶(ノーサンキュー)は、ほのかからキョトン顔をされたこと以上に屈辱的であるはずでしょう。
しかしでは、なぜキリヤは、ほのかにだけ色仕掛けを用いようとしたのでしょうか?
この時点で、キリヤにとって、なぎほのは、プリキュアとして、同等に強く意識されており、その強弱に差はないはずでした。
その前提で考えると、一番妥当な見方は、キリヤは、ほのかに対しても、色仕掛けを使ってはおらず、なぎさに対したときと同様、ただ接近し、偵察しようとしただけだったとすることです。
しかしながら、その後、この様子を窺っていたポイズニー姐さんが、「キリヤが軽くあしらわれるとは珍しい」などいう言い方をしているので、やはり色仕掛けを用いたのだと解するよりほかないように思われます。
では、どうして、なぎさにはそれを用いず、ほのかにだけそれを用いたのか?
これは、皆目理解できないシナリオなのです。
プロットとしては、わかります。
その後、キリヤとほのかのセミ恋愛関係を展開させるために、なぎキリ関係よりも、ほのキリ関係を特別なものにしておく必要があったのでしょう。
しかし、ここで、ほのキリ関係にフォーカスを当てる一方で、なぎキリ関係を、まさに切り捨てるようなシナリオにしてしまったのは、とにもかくにも不自然だし、それはそのまま、無印の終盤の流れの不自然さにも影響を及ぼし続けることになったと僕は思っています。
すなわち、無印終盤で、一度消えたこのキリヤが、また登場し、最終回あたりでは、物語を締めくくるVIP扱いにさえなって行くのですが、彼がVIPになって得をするのは、ほのかだけであり、なぎさは、蚊帳の外に置かれてしまうのです。
なぎさとキリヤの直接の接触といえば、さきほどの下校時の邂逅が最初で最後であり、その後は、同席したりすることはあっても、ほとんど心の交流というものを持つことがありませんでした。
その「よそよそしさ」は、前期のキリヤとの決戦のときにも表れていたと思うし、最終回前の、ドツクゾーンでの再会時などでは、まさになぎさは蚊帳の外の人でした。
そして、最終回ラストシーンでは、ほのかの哀愁のみがテーマとなり、なぎさはただそれに付き添うだけの存在と化していたのです(もちろん、その前のメップルとの別れを重視するなら、なぎさにも主役としての見せ場はあったというふうに見ることは出来ますけど)。
これについては、いろいろと「解釈」して、なぎさを、その「疎外」から救出するような見方もあるのでしょう。
たとえば、なぎさには藤Pがいるからいいじゃないか、といった「バランスシート」解釈とか、なぎさは、キリヤのことで落ち込むほのかを励ますことで成長したのだといった「理解」です。
けれど、僕は、それは牽強付会だと思います。
なにより、スタッフ諸氏自身が、この不均衡を失敗と看做したからこそ、SSでは、キリヤを細胞分裂させ、満と薫というふたりの「異世界人」を登場させたのではないでしょうか?
これは、咲と舞に、異世界住人との「ともだち」関係を「対等(=フェア)」に得せしめるためのプロットにほかならないでしょう。
尤も、どうも、咲も舞も満薫とあまり深く関われず、美味しいところをすべてみのりに持って行かれる形となり、結局プロット展開はうまく行かなかったと僕は感じるけども、ただ、ともかく、SSでは、咲舞のどちらかが、異世界人と交流できないといった不公平に陥らないように、一人につき一人を宛がうという優しい配慮をしたということは、見て取れます(*)。
* 別の解釈もあり得ます。SS世界では、恋愛がテーマになり得ないので、藤P的存在を咲あるいは舞に宛がえない、しかしそれゆえ、却って、ふたりに対しては、無印よりももっとスムーズに、満と薫という「E.T.ともだち」を対等にシェアすることが出来たのだ、とする解釈です。しかも、それは恋愛である必然性がないので、同性の女の子で十分だったというわけですね。しかしながら、SS世界には、実際には、薄いながら恋のテーマはあります。そして、それは今後後半に、少しくらいは深まる可能性も残しています。ゆえに、この解釈は、苦しくなるでしょう。
それに比べると、無印のプロットは、非常にまずいように思います。
確かに、もともとは、なぎさには藤Pがいるということがまず先にあって、ほのかにも、誰か「恋人」を、という動きになったのでしょう。
ときめき農作業の回は、なぎほのに不公平がないように、藤Pとキリヤを一緒に行かせたし、クリスマスの回では、なぎさが藤Pとちょっとだけロマンチックなひとときを持てたので、ほのかにもプレゼントをあげないと可哀相だということで、サンタクローズとして、キリヤを特別出演させたのだと思います。もちろん、この場合、サンタクローズその人が、クリスマスプレゼントでもありました。
しかし、キリヤは、異世界、しかも、敵方・ドツクゾーンの住人だったので、藤Pとの単なるバランスシートに留まり得ず、最終回あたりでは、物語全体のバランスシートにまで極大化しました。
すると、キリヤと特別な心の交流をしたほのかだけが、物語の締めくくりのところでヒロインとなることができ、なぎさは、脇に置かれるということになったのです。
なぎさは、ただの人間・藤Pどまりだったので、なぎさ自身が、人間世界どまりのキャラに終わったということですね。
さて、この不均衡の徴候が、今の13話の「色仕掛け」シーンで、すでに、非常に強引かつ不自然な形で顕現していました。
もし、ほのキリ関係が、来たる18話で終わってしまうのなら、あるいは、クリスマスプレゼントを最後に雪と解けて行くのなら、この程度の不自然は、僕もアニメにありがちなこととして一笑に付したでしょう。
ところが、このイビツなるプロットは、実に最終回ラストにさえ蜿蜒つながって行くものを持っていたと思うので、どうしても等閑に付すことが出来ないんですね。
僕にとっては、この「色仕掛け」演出は、無印が今後不協和音を奏でて行くことの元凶にしか見えず、マイナスポイントに映るのです。
<②に続く>