2012年1月トップ絵更新~キュアピーチ追加
テーマ:ひかり日乗左)キュアピーチ in 《WHAT IF!?》
右)2012年1月トップ絵(製作中)
今月のトップ絵は、昨年末12月つまり先月のトップ絵・ブループリキュア篇同様、拙作《WHAT IF!?》ピンクプリキュア篇の新人にして主役であるルミナスの<雄姿>の瞬間ショットを中心に置いて、その周辺を、他の先輩プリキュアたちのそれぞれのその瞬間の表情アップで、写真フレームのように囲繞するという構図にするつもりです。
今回の、第一フレームを飾るのは、ご覧のとおり、『フレッシュ!プリキュア』からキュアピーチです。Fプリキュアのキャラクターとしては、イエロー、ブループリキュアチームの絵で既に他の3人を描いたので、ピーチは最後の4人目となります。おかげで、この主役・ピーチを描く頃には、Fプリキュア特有の描き方も大体把握し得、もうあまり苦労せずに描けるようになっていました。
具体的にいえば、髪の毛の艶のふりかけ方、割と露出の多い首周りからクッキリ見える鎖骨のライン、目の色や虹彩の描き込み方、左胸上の四葉のクローバーのグラデーションっぽい着彩などです。
また、他に気をつけるべき点として、Fプリキュアのヒロインたちの顔は、比較的面長に描かれており、それに伴うように、顎がシャープになっています。そのあたりを、稲上キャラデザインのルールを離れて、Fプリキュアの原作設定画に忠実に再現しようと努めました。
尤も、完全なトレースになっても面白くないので、実際には密かに僕独自の描き方や蔭の付け方も取り入れており、結果として、あくまで《WHAT IF!?》限定のキュアピーチになっていると思います。そもそも、劇場版DXからして、TV本編の絵柄とは違っていましたから、そういうことは大目に見ていただけると信じています。
ところで、描くまで気づかなかったのですが、ピーチは、プリキュアキャラ初のエクステを付けていたんですね? プリキュアといえば、変身前後で髪の毛の長さが伸び縮みするのが初代からの仕様でしたから、髪の毛の延長を人工的に強調するエクステンションが公式に採用されていたことを遅れ馳せに知り、ちょっと驚きました。
実は、エクステ的なキャラデザインは、拙MWの世界でも、ずっと昔に構想されていたんですよね。それは、以下のラピー様 によって提供された<アンデスルミナス>の設定画案でした。
日付が2006年10月となっています。MWの連載を開始したのが、2006年9月ですので、開始後すぐに描いていただいていたわけで、言うまでもなく『フレッシュ!プリキュア』は、当時まだ卵すら生まれていませんでした。
そんな初期の段階ですから、現在のような多様多彩なプリキュアの登場など誰にも予想できず、このルミナスの設定画案は、あまりに奇抜だとされて、或るルミナスファンの方から強硬に抗議反対され、已む無く却下に到ったという経緯がありました。
そもそも、この髪型の原案を出したのは、僕自身でした。ただそのとき僕は、まだ絵が描けなかったので、MHのルミナス設定画の髪の毛にコラージュを施し、それを「ドレッドヘアバージョン」と称して当バーにアップしました。しかし、これがいけなかったようです。なによりもまず、コラージュ自体が拙く、汚らしく見えたのが悪印象のもとでした。そしてまた、それを自ら「ドレッドヘア」と名打ってしまったために、同ヘア名から軽薄感や不潔感を連想する同お客様の反感を買ったようです(実際、ドレッドヘアスタイルのレゲエ歌手は、あの髪型を維持するために何週間も洗髪しないと聞きます)。
そうなると、上掲画のように、プロ絵師のラピー様によって十分美しく可愛く描かれても、最早やその人の偏見を和らげることは出来ず、僕自身も、当時としては確かにこのようなやり方は、プリキュアには奇抜すぎるのかなと反省し、ラピーさんには申し訳ないと思いつつ、渋々取り下げることにしたのでした。
したがって、このヘアは、厳密にはエクステではなく、地毛をドレッド風に編んだものと見るのが正しいかもしれず、そうなると、今話題にしているキュアピーチのそれとは根本的に違うと言ったほうがよさそうです。ただ、ピーチのエクステが採用されたおかげもあり、如上のルミナスは、現在のプリキュアファンにとって、全く違和感なくプリキュアのありうべきキャラデザインとして受け入れられるものとなって来ているのではないでしょうか。その意味で、エクステのような、初代の頃には明らかに「邪道」「反則」扱いで却下されたであろうスタイルが公式に採用されたということは、大きな出来事だったように思います。
本当に、時は大きく流れたんですね。
ところで、序でながら、『フレッシュ!プリキュア』のキャラクターを研究していて気づいたもう一点について言わせていただくと、胸をえらく強調しているな、というのが挙げられます。昨年ブループリキュア篇でキュアベリーを描いたとき、ベリーの身長が大人の女性並みに高いということを述べたと思いますが、胸の強調は、そのことと本質連関しているかもしれません。また、本日の記事内で述べたように、Fプリキュアのキャラの顔がシャープで面長だということとも大いに関係がありそうです。
要するに、非常に大人っぽい女性のキャラデザインなんですね。これに比べると、なぎほのひかり・咲舞などの初期稲上プリキュアは、いたくずんぐりむっくりしているような印象を受けます。背が低い上に、足が太いし、顔が大きいですからね。
ただし、Fプリキュアキャラの胸は、強調されているとはいえ、所謂巨乳というほどではありません。キュアピーチ達は、ご覧のように、見せブラとでもいうような膨らみのついたコスチュームを着ていますが、このブラの表面には、いつも微妙に皺が寄っており、張りがなく、言うなれば、Bカップの女子がDカップくらいのブラを装着しているような余剰感があります。大人っぽいキャラデザインと中学生の実態とのギリギリの妥協点が、そこに集約されているように感じました。
僕も、その点は非常に気を遣い、ピーチの胸を覆う布を表現するに当たっては、まるで紙風船ででもあるかのように、微細な皺とデコボコをデリケートに線描しようと努めました。
<次回、トップ絵更新ピンクプリキュア追加その2へ>
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劇場版『ふたりはプリキュア MilkyWay~光の園から初日の出』 のオリジナル脚本もここに所収
さん
Milky Way ギャラリー浴衣シリーズ完結
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