自分の断面図を見た。自分の体だとは思えなかった。
当たり前。見たことないもん。断面なんて。
造影剤投与前の画像では、何も目立つ部分はない。
しかし造影剤投与後の画像には、はっきりと写ってた。
一箇所だけ、くっきりと白い部分がある。
触診やエコー、細胞診で検査していた部分。
サイズもこれまでの診断と同じ。5mm~1cm。
そこに間違いなく何かがある。何か出来てる。
それは分かった。次の問題は、それが何かということ。
悪いもんなのか、放っておいても大丈夫なもんなのか。
先生の見立てを要約すると
・造影剤投与後、時間の経過と共に影が濃くなっている
・癌の場合このような写り方はしないので違うと思う
・線維腺腫でもなさそう
・ただしこの映像のみではハッキリとした診断は下せない
ここ数年の検査結果等も含めて総合的に判断するに
良性である可能性が高く、経過観察としても良さそうだが
しかしながら、悪性である疑いも拭いきれない。という状況。
その場でもう一度エコーやってみたが、やはり判然としない。
さて、どうしようか。先生からの提案は三つ。
①細胞診 ②組織診 ③経過観察
①は前に1回やって何も出なかったので意味ないと思ったが
2回やって2回とも何も出なければ高確率で良性とのこと。
②は初めてなので、どんな検査かをまず尋ねたら
「組織診は、局所麻酔してボールペンの芯くらいのを3本・・・」
「細胞診にします」
びびって細胞診に逃げたものの、これはこれで痛いんだ。
前回の細胞診では針やチューブをこの目で見ようとしたものだが
もう見たいなんて思えない。ただただ宙に目をやり耐えるのみ。
うううう、刺さってる。進んでる。ああああ、探してる。痛いいいいい。
しかも先生、目的地に到達したところで、針を
グリグリグリグリグリグリー。痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!
針回すとよく採れるからって理由らしいが、たまらんかった。
ちょっとの唸り声くらいしか出さずに我慢したけど
顔の方には物凄い苦悶が表れてしまっていたようで、
先生「○○さんの目を見てたら、もう1本いけなくなりました・・・」
当初2本とるつもりであったのを、1本だけにしてくれた。
でも患者が痛がるのは慣れっこなんでは?なんで容赦?
実はこの検査、全然痛くないって人の方が多いそうなのだ。
「でも気にしないでね。時々すごく痛いっていう人もいるから」
「すみません・・・」
「○○さんに組織診なんてしたくない!せずに済むといいね」
「すみません・・・」
細胞診の結果はまた二週間後。
そこで何か出ちゃったら、おそらく組織診。
何も出なければ、とりあえず打ち切り、経過観察とする予定。
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