2017-05-01 09:37:31

「猿神のロスト・シティ」&Zさん

テーマ:ブログ

昨日、ダグラス・プレストンの「猿神のロスト・シティ」(NHK出版、2200円+税)を読了。

「ニューヨーカー」「ナショナル ジオグラフィック」等のライターとして活躍している著者が、ホンジュラス・モスキティア地方のジャングルの奥深くに眠る、先コロンブス期の巨大な古代都市遺構の調査に同行し、執筆したドキュメンタリーだが、発見された遺構は、古典期半ばから後古典期にかけてのもので、マヤ文明とは明らかに異なる、しかし、それに先行して栄えたマヤ文明との文化的交流の痕跡も残る、先住民文明のものであるという。

しかし、同書を読むと、スティーヴ・エルキンスや著者をはじめとする調査チームは、航空機に搭載した「ライダー」と呼ばれる最新機器を使って、遺跡の位置を特定した上で、ヘリコプターによって一気に現地入りし、極めて短期間で、調査を実施しており、野を越え山を越え、道なき道を切り開き・・といった、いわゆる古典的な遺跡探検物を、読者が期待して読むと、かなり、肩すかしされた気分になることもまた、事実であろう。要は、極めて「今風」な探検記なのだ。

反面、著者の「ナショナル ジオグラフィック」誌への寄稿によって、遺跡の発見が大々的かつセンセーショナルに報じられて以降、そのメディア先行の調査への批判を含め、巻き起こった既存の考古学界の猛反発や、著者を含む複数の調査チームのメンバーが、現地でリシューマニア病と呼ばれる、極めて致死性の高い寄生虫病に感染し、苦しむことになる後日譚の方が、当事者たる著者や調査チームの方々には、まことに失礼だが、むしろ、面白い。

今後、本格的な遺跡の発掘調査が始まれば、この先住民文明の実態が、より明らかになる可能性もあるが、ただ、資材を運ぶ道路もない、密林の中の遺跡であることや、ある意味、それ以上に深刻ともいえる、複雑な、様々な利害や政治的思惑の対立等もあって、そう一筋縄にはいかない現状のようである。そうした今日的な問題にも、目を配らせていることが、本書の特色であり、有能なジャーナリストとしての著者の真骨頂であろう。

ところで、昨日は、娘が「美女と野獣」を観たいというので、つき合って、品川に行ったが、生憎、遅い回まで、ずっと満席状態で、断念。帰りに、娘が「アフタヌーンティー」に少し寄りたいというので、お店の外で待っていたら、な、何と、古い友人であるZさんが、偶然、同じお店で、同伴の方の買い物につき合っておられるのを発見。向こうは気づいておられないようなので、あえて、声はかけずに、もし、目が合ったら挨拶しようと思っていたが、娘が先に店から出て来たので、お声がけはせず、退散。

 

 

 

 

 

 

 

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