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2008-02-29 00:29:42

「今夜、列車は走る」試写&「ルノアール+ルノアール展」

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昨日は渋谷で、4月に渋谷のユーロスペースでロードショー公開されるアルゼンチン映画「今夜、列車は走る」の試写を観る。

日本同様、アルゼンチンでも1991年に、国有鉄道が民営化され、それに伴い、6万人もの鉄道労働者が失業した。この作品は、年齢も境遇も違う、失業した鉄道マン5人の辿る、その後の過酷な人生を描き、大いに身につまされる。彼らは鉄道マンとしての誇りを失い、何とか新しい仕事に就いても、それになかなか馴染むことが出来ず、自殺する者や、強盗に走る者もいる。

そんな絶望的な状況の下で、彼らの子供たちは、鉄道マンとその家族の団結と誇りを取り戻すべく、今は廃線となった鉄路に、列車を走らせる。「出口は、きっとある」と、信じて・・。

・・と、まぁ、そんな映画。鉄道マンたちの、突然の失業と孤立、そして出口が見えないが故の絶望感を描く、やりきれない物語であるからこそ、そうした閉塞感を突き破って、子供たちが列車を走らせるラスト・シーンが、きっと、感動を呼ぶのだろうし、事実、私の隣席の人は、このシーンで嗚咽を漏らしていた。

しかし、私にはその「感動」のラスト・シーンが、どーしても不要なもののように思われて、今ひとつ、その感動に身をまかせることが出来ぬまま、試写会場を後にした。そもそも、安直に出口を指し示す必要なんかないのでは・・と、思ってしまうのは、きっと、私の心が、ひどくねじくれているせいなんだろうが・・。

余計なことを書きました。ケチをつける気など、サラサラなく、基本的にはいい映画です。皆さん、是非、観て下さい。

試写会場のはす向かいの「Bunkamura ザ・ミュージアム」で「ルノアール+ルノアール展」をやっていたので、ついでに、それも観た。印象画の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノアールの絵画のモチーフが、その次男で映画監督のジャン・ルノアールの映像作品の中に取り入れられていることを、その両者の作品を並べて鑑賞することで明らかにしようという試みは面白かったが、反面、映画を、その映像のワンシーンを切り取って評してみても、何にもならないのでは・・との感想ももった。


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2008-02-28 01:44:14

「ラテン音楽おもしろ雑学事典」

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すでに昨年11月に出ていた本だが、「ラテン音楽おもしろ雑学事典」(YAMAHA、1600円+税)という本を、渋谷のタワレコで見つけた。著者は高場将美さんで、元「中南米音楽(現ラティーナ)」編集長だった方。

主にキューバ、メキシコ、アルゼンチン、ブラジルの音楽について、詳しく論じている。カリブ海と(アルゼンチン、ブラジル以外の)南米音楽についても、言及されているが、さらっと触れているだけで、不満も残る内容。私がある程度わかるのは、キューバとメキシコの音楽だけなので、その部分のみ通読してみたが、限りのある枚数で、要領よくまとめておられ、入門編としてはいいのでは・・と思った。

ただ、著者が私より10歳ほど年上の方なので、ある程度やむを得ないとは思うものの、内容的には古い音楽が中心なのと、ディスクガイドがあまり充実していないのが、難点といえば難点。

以上、紹介まで。

こちらも昨年出た、メキシコのシンガー・ソング・ライター、トナーナ(クラウディア・マルティネス)が2000年に発表したセカンド・アルバム「Tonana」(キングレコード/KICP8095)を見つけて、購入。長屋美保さんがライナーノーツを書いておられる。メキシコ音楽といっても、リラ・ダウンズやマーゴス・エレーラ等々、こんな音楽ばかり集めてしまうが、多分、メキシコ本国でも、少数派なんだろうなぁ、彼女(ら)のファンは・・。


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2008-02-27 02:14:59

恐ろしく高い買い物

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NHK出版から刊行されている石澤良昭著「アンコールの仏像」を、ネットで購入した。石澤さん率いる、上智大のアンコール遺跡国際調査団がバンテアイ・クディで発見した300体近い仏像の写真集で、定価実に6万3000円!!!6300円ではなく、6万3000円である。どーしたら、こんな定価で出せるのかというくらい高いが、アンコールとメソアメリカの遺跡に関する本は、たとえいくらでも、また、何語(我が家にはフランス語の本もあります、フランス語読めませ~ん)で書かれていても、とりあえず、すべて買うことをポリシーにしているので、この本だけ買わないというわけにはいかない。う~ん。

で、買った。当分の間、とりあえず、朝飯か昼飯のどちらかを抜いて、夕飯も出来るだけ、外食は避けようと思う(ダイエットにもなるし・・ねッ)。えっと、それから、それから・・。

ハッキリいって、少し、後悔している。でも、もう注文を送信しちやったし・・ね。


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2008-02-27 00:38:44

「エリザベス・ゴールデン・エイジ」

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前作「エリザベス」は観ていない。実に10年ぶりの続編だが、簡単にいうと、イギリスの女王エリザベス1世が、スペイン無敵艦隊を打ち破って、国難を救い、英国に「黄金期」をもたらしましたとさ、めでたし、めでたし・・というお話。プラス国家を救うために、恋も捨てたという「美談」付き。個人的には、この手の話には、まったく、そそられません。

ケイト・ブランシェットのド迫力ぶりはなかなかのものだが、その絢爛豪華な衣装に、あまりにもお金をかけすぎたためか、肝心要のスペイン無敵艦隊との戦いは、完全に肩すかしのお粗末な内容。蒙古襲来の際の「神風」じゃあるまいし、火をつけたら、またたくまに拡がって、壊滅しましたでは、何だかねぇ。せめて、「パイレーツ・オブ・カリビアン」完結編並の、大海戦は観たかったです。

しかし、蛇足ながら、一言つけ加えさせていただくと、「黄金期」は、しばしば、衰亡期の始まりであることを、歴史は私たちに教えているのです。

ケイト・ブランシェットさん、今夏公開の「インディ・ジョーンズ4」でのご健闘を、お祈りいたします。

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2008-02-26 02:12:21

「スウィーニー・トッド」

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今頃、「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」かよ・・と、お思いの方も多いでしょうが、私は昔から、ミュージカルが苦手で、それが今まで何となく、この映画を観るのを先延ばしにしていた理由です。ジョニー・ディプが歌って踊るなんて、ああ、いやだ、いやだ、いやだ。

でも、観ました。さすがというか、ティム・バートン独自のダークな世界。無実の罪を着せられ、愛する妻と娘を奪われた男の復讐譚に、その男にかなわぬ想いを抱き、復讐を手助けするミートパイ屋の女、しかし、男を愛するが故についた女の悲しいウソが、思わぬ悲劇を生んで・・というストーリィは、もう皆さん、ご存知だろうが、暗い色調の画面に、スウィーニー・トッドの剃刀が切り裂く、喉から吹き出た血の色の鮮烈さは、あまりにもショッキングで、ああ、ティム・バートンは巧いなぁ・・と嘆息。

最後まで、物語はダークで救いがないが、しかし、大人気のミートパイの恐ろしい秘密や、そんな形で男の復讐を手助けしつつも、女の見る、切なく、到底、実現しそうにもない幸せな未来の夢など、どことなくアンチ・リアルで、おとぎ話めき、ユーモラスなのも、いかにもティム・バートン流。

でも、このあまりにも救いのないラストは、観ていて、心が凍ります。




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2008-02-24 05:52:55

まだ起きてます

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昨日は、久しぶりに原稿書き。久しぶりに・・といっても、原稿はほぼ毎日、書いているが、そのほとんどは「本業」の業界紙の原稿か、自らが編集委員をつとめる「リプレーザ」等、いわば内輪の原稿で、外からの依頼原稿は、本当に、久しぶり。

最近は、未完の単行本に集中するため、自ら積極的に売り込むということを、まったくしていないのだが、身勝手なもので、これだけ依頼がないと、自分は不要な存在なのかなぁ・・と、だんだん不安になってきていたところなので、久しぶりにあった依頼は、すぐに引き受けた。結局のところ、寝る時間を削って、原稿を書いているのに、同時に書いていれば安心できるというのも、「物書き」の悲しい性だ。

ああ、外がずいぶんと明るくなってきた。昨日は家から一歩も出なかったが、外出した娘が、ものすごい風だったといっていた。今日はどうなんだろうか?今日は、母には悪いが、実家には戻らず、原稿書き。早く終わったら、映画にでも・・と思っているが、果たして、終わるのか???


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2008-02-23 01:14:32

中央ユーラシアもの&あれこれ

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トルクメニスタンに関する本を、あれこれ、読み始めている。

今、読んでいるのが、講談社の「興亡の世界史」の1冊、「シルクロードと唐帝国」。著者は大阪大学大学院教授の森安孝夫さん。同書は唐時代の中央ユーラシアにおけるソグド人のはたした歴史的役割を主に論じた本で、一般的に漢民族の王朝と考えられていた「唐」を、多民族国家としてとらえなおした意欲的な歴史書で、大変、面白い。続いて、山川出版社の「世界各国史」の1冊、「中央ユーラシア史」も読むつもりだが、こちらはモンゴルやチベットまでを含む、かなり広範な地域史。

仕事の方は、ようやく、来週月曜に降版予定の2月25日号の特集記事を、昨日の午前中に脱稿し、印刷所へ入稿。大急ぎで、東京ビッグサイトで開催されていて、昨日が最終日の「スーパーマーケット・トレードショー」へ行き、あまり時間がないので、とりあえず、主なブースの写真を撮りまくる。記事はあとで、出展者や主催者サイドから話を聞いても書けるが、写真は自分で撮るしかないので・・。

閉館時間ギリギリまで取材し、ゆりかもめで、新橋に戻る。疲れた。

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2008-02-21 02:09:35

「リアル鬼ごっこ」

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「親指さがし」もそうだったが、山田悠介の人気ホラー小説の映画化とあって、会場の「テアトル新宿」は若い人で、大賑わい。というか、いい年したおっさんで、わざわざ金を払って、この手の映画を観に行くのは、私くらいなものか。う~ん。

私は山田悠介の原作を読んでいないので、この映画が原作に忠実な映画化なのかどうか、判断できないが、もし仮に、原作通りだとしたら、原作がひどい。そうでなければ、脚本も手掛けた柴田一成監督の演出がひどい。

なにせ、ある日、日本の「王様」が「全国の佐藤さん、あなたたちはあまりにも多いので、少し数を減らします」と命じ、佐藤さん狩りが始まるというストーリィに、リアルさを求めるのは、所詮、無理というものだが、それにしても、雑で、あまりにも穴の多いストーリィ。だいいち、××××ワールドでは、こちらの世界で死ぬとあちらの世界でも死ぬのなら、何で最後に、み~んな、生き返ってしまうの???何やら年寄りの説教じみるが、少しは話に、整合性をつけなさい。しかも、「ターミネーター」かよ。

そうそう、そういえば、「ターミネーター4」には、クリスチャン・ベールが出るんだってね(ぜ~んぜん、関係ない話)。




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2008-02-20 01:28:08

続・トルクメニスタンへの道

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少し、進展があった。昨日、仕事の途中で、ジュンク堂新宿店に寄り、店頭のコンピューターで検索して、トルクメニスタンに関連する本を探し、そこに載っていた本をすべて、買った(すべてといっても、大した量ではないが)。

その中の1冊、「旅行人ノート/シルクロード 中央ユーラシアの国々」(旅行人)は、前日、購入した「地球の歩き方」に比べ、はるかに詳しい情報が載っていて、首都アシュガバットを始め、主要都市の地図も、掲載されていた。また、「シルクロードの赤い宝石 トルクメンの装身具」(ポーラ文化研究所)は、同研究所が所蔵している世界有数のトルクメニスタンの装身具コレクションをきれいなカラー写真で紹介する本だが、それと共に、同国の概要や、同国の特産品である絨毯に関する記事も載っていて、とても参考になった。

また、西遊旅行では、すでに「カラカルパクスタンとトルクメニスタン 9日間」というパッケージ・ツアーを売り出していて、当然、トルクメニスタンへの個人旅行の手配も可能だということも、わかった。

旅行の全日程を、宿泊ホテルや移動手段、同行ガイド(ハッキリ「見張り」と、「旅行人ノート」には書いてあった)名と共に提出しないと、ビザが下りないという、ソ連時代とまったく同様の、同国のシステムは嫌だが、それ以外に選択肢がないのであれば、それは仕方がない。

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2008-02-20 00:02:08

シュリーヴィジャヤ考

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私は1999年に上梓した拙著「アンコールへの長い道」(新評論)において、アンコール朝時代を中心にしたカンボジアの歴史紀行を書き、それに続く「北のベトナム、南のチャンパ~ベトナム・遠い過去への旅~」(同)では、そのアンコール朝の好敵手としてのチャンパと、ベトナム歴代王朝との長き抗争の跡をたどった。そして、未だ出版のメドが立っていないが、インドシナ3部作の最終巻では、あくまでラオスを中心にしつつも、タイとビルマの上座部仏教の国々をも、その射程に入れた歴史紀行を書いて、3部作を締めくくりたいと、思っている。

もちろん、その前に、「アンコールへの長い道」以降の取材に踏まえて、「カンボジアの過去=現在を歩く(仮題)」を書いて、私のカンボジア歴史紀行の、とりあえずのバージョンアップ版にしたいというのが、私の強い願いである。私が今後、あと何冊、本を出せるかわからないが、この2冊だけは何とか、日の目を見させてやりたいものである。

ところで、こうしたインドシナ3部作の構想の中から、すっぽり抜け落ちてしまうので、ずっと気になっていたのが、シュリーヴィジャヤの存在である。

シュリーヴィジャヤは、「定説」では7世紀の半ばに、スマトラ島の東部、パレンバンに成立したとされる海洋貿易国家で、唐代の僧侶義浄がその都を訪れた記録が残っているが、大乗仏教がインドと変わらぬほど、大いに栄え、1000人の僧侶を有していたとされる。しかし、パレンバンからはシュリーヴィジャヤの名の刻まれた碑文が発見されたとはいえ、それに対応するだけの規模の遺跡が発見されたわけではなく、そこから本当に、シュリーヴィジャヤの本拠地はパレンバンなのかという疑義も生じてくる。

最近、元東洋大教授の鈴木峻氏が上梓された「海のシルクロードの要 シュリヴィジャヤの謎」(朝日クリエ)は、シュリーヴィジャヤ=パレンバンという、いわば「定説」に真っ向から反対し、マレー半島のタイ湾側にあるチャイヤーこそが、シュリーヴィジャヤの本拠地であったということを、主に、氏のご専門である東南アジア経済史の観点から、力説されていて、大変、興味深く、読了した。カンボジアにあった海洋貿易国家=扶南が、マレー半島縦断の交易路を押さえて、シュリーヴィジャヤとなり、さらにジャワ中部でシャイレンドラ王朝を築いたという、氏の壮大な仮説は、なお検討の余地はあるかもしれないとは思うものの、シュリーヴィジャヤの本拠地はスマトラ島ではなく、マレー半島にあったのではないかとは、私も実は、そう思っていたのである。マラッカ海峡を押さえ、なおかつ、マレー半島越えの陸路での交易路を押さえるためには、そう考えた方が自然だからである。

しかし、本当のところ、ここがシュリーヴィジャヤの本拠地であったという決定的な証拠はなく、そのため、シュリーヴィジャヤを歴史紀行の中でどう扱うべきか、私は今も、迷っているのである。

ずいぶんと、長くなりすぎたので、また、改めて。

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