2009-11-30 22:02:38

TR40、TR47台車

テーマ:夜汽車の用語集
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乗り心地の向上を狙って戦後製の客車に使用された、ウイングバネ式台車である。

主にオハ35系最後期(スハ42のグループ)、スハ43系(およびマロネ41等の端境期のグループ)、スロ50、スロ60に使用された。

枕バネは当初のTR40では4連板バネ式だったが、TR40Bでは2連となり、さらにブレーキユニットを電車と同等としてTR47となった。
なお、スロ53とスロ54はTR47登場後の形式だが、TR40Bを履いている。

安定した乗り心地には定評があったが、鋳造品であることから重量がかさみ、冷房改造や電気暖房装置設置に伴う重量ランクを維持するため、軽量なTR23へ置き換えられる事例や、逆に重量に余裕がある場合は優等車両の乗り心地改善のためにTR23等からTR40やTR47に履き替えられる事例も発生している。
また、TR47自身もオハ46等に使用された後期製造のものは肉抜きなどを行って軽量化されている。
なお、マロネ41を近代化改装する際に乗り心地をオロネ並に向上するため、TR40の枕バネを板バネから空気バネに変更し、TR40Dとしている。

余談だが、1988年にオリエント急行用客車が来日して国内を走った際に、本来の台車は標準軌用でJR線内で使用できないことから、このTR47をバネ調整のうえ履かせている。

写真はスハフ42が履くTR47
2009-11-30 22:01:43

TR11台車

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釣合い梁式台車の一種。
国鉄客車では主にオハ31系までの客車と、木造客車を鋼体化したオハ60系に使用された。
木造客車や17m級の客車までに使用することを前提に作られたため、20m級の大型鋼製車体をもつオハ60系では高速域でひどい揺れになった様だ。

写真はスユニ61のもの
2009-11-30 22:01:22

ウイングバネ式台車

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夜汽車の汽笛への憧情-091108_1957~01001.JPG

軸箱守の両側にコイルバネを配した台車。
軸受けから羽が生えた様にバネを配置していることからこの名前が付いている。
派生形として、バネの中心に円筒形の案内軸を設けたシュリーレン式台車がある。

総じて乗り心地がよいが、機構が複雑になり重量がかさみやすいためか、機関車や電車・ディーゼルカーでは広く使用されたものの、客車ではスハ43系以降採用されていない。

代表的な台車形式
・TR40
・TR47
・DT21(電車)
・DT22(ディーゼルカー)


写真はスハフ42のTR47
2009-11-30 22:00:49

シュリーレン式台車

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ウイングバネ式台車の一種で、軸箱守と台車枠の間にダンパ機能を円筒形の案内軸とコイルバネを用いて軸受けを支えているもの。
乗り心地は良好だが機構が複雑で保守の手間がかかる。
近畿車両で主に製造され、近鉄電車を中心とした電車に広く採用されているが、国鉄客車ではオシ17に使用したTR53とTR57のみである。

写真はオシ17のTR53

2009-11-30 22:00:32

軸バネ式台車

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昭和初期から現在に至るまで広く使われている台車。
車軸の上にバネがあり、通常は車軸を支えるすり板(ペデスタル)がある。

代表的な台車形式
・TR23
・TR50
・TR73(三軸)



写真1枚目はオハ35が履く戦前型の軸バネ式台車の代表選手TR23。

写真2枚目は戦後型客車のオハニ36が履くTR52。軽量客車用のTR50を在来型車体用にアレンジしたもの。

写真3枚目はマロネ29のTR73。3軸台車とはいえ軸受け部分はTR23と同じ様な形をしている。
2009-11-30 22:00:00

TR23(TR34)台車

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昭和初期から戦後にかけて製造されたスハ32系・オハ35系客車に広く用いられた、ペンシルバニア型の軸バネ式台車。
枕バネには従来どおり板バネを使っている。
製造期間が長期に渡ったため様々なタイプがあるが、初期のものは軸受けが平軸受け、後期のものはコロ軸受けとなっており、戦後に軸受けの形状が改良されたTR34となっている。
また改造も多く、優等車両(二等車や寝台車など)用に揺れ枕釣りの長さを延長して乗り心地改善したものや、軸受けを平軸受けからコロ軸受けに変更したものもある。

比較的軽量で保守も容易であることから長く使用され、重量ランクを下げるためにこの台車を履いた例も存在する。


写真1枚目:戦前型オハ35が履くTR23。オリジナルの平軸受けタイプ。

写真2枚目:オハ35戦後型が履くTR34。軸受けがコロ軸受けになっている。

写真3枚目:昭和30年代に改造してコロ軸受けとなったTR23H。技術の進展によりTR34よりコンパクトなものとなった。写真はオハ47のもの。
2009-11-30 21:59:39

TR73台車

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昭和初期に製造された優等車両向けに使用されたペンシルバニア型の軸バネ式3軸ボギー台車である。

スハ32系とオハ35系の優等車両(御料車、供奉車、一等車、一等寝台車、二等寝台車、食堂車および上記との合造車)に使用された。
軸重を減らすことによる乗り心地改善のための3軸構造だが、戦後になり技術の進展で2軸でも同等以上の乗り心地を確保できるようになったことから、このTR73が最後の3軸台車となっている。

なお、お召し列車用の客車には軸受けをコロ軸受けに改造したものが存在する。

写真はマロネ29が履くTR73。
2009-11-08 22:49:44

ボギー台車

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夜汽車の汽笛への憧情-091108_1956~01001.JPG

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鉄道車両の場合、車体は台車を通して線路に乗っている。
このうち、水平方向の回転機構を持っているのがボギー台車という。
通常の車両は2軸で構成される台車を車体前後に配しているが、機関車や重量のある車両では軸重を軽減するために1~3軸の台車を多数配することもある。

写真1枚目:通常の2軸ボギー台車。

写真2枚目:戦前まで優等車両に乗り心地向上を狙って用いられた3軸ボギー台車。

写真3枚目:電気機関車EF58では重い車体を支えるため2軸ボギーの従台車を前後き配したうえで、動輪として大きな3軸ボギー台車を2つ車体いっぱいに配して、合計8軸で115tもの重量を支えている。
2009-11-06 23:26:28

夜汽車の用語集

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夜汽車シリーズを読む上で必要と思われる用語の簡単な解説集を作ってみました。
しかし、たぶんググったほうが気が利いた解説があると思います(笑)
(工事中)

歴史に関する事柄
 昭和4年 客車称号改正
 昭和9年 一等車運用範囲縮小
 昭和15年2月 等級帯改正
 昭和16年11月 客車称号改正
 戦時改造
 昭和24年 等級帯改正
 昭和25年 特別二等車誕生
 昭和27年 表記変更
 昭和28年 客車称号改正
 昭和30年7月 一等寝台車廃止
 昭和33年10月 特別二等料金廃止
 昭和34年6月 塗装表記変更
 昭和35年6月 二等級制施行
 昭和36年7月 等級帯変更
 昭和39年10月 塗装規定変更
 昭和44年5月 モノクラス制施行
 等級帯廃止
 昭和61年9月 鉄道郵便廃止
 昭和61年11月 荷物輸送廃止
 
客車の車両構造に関する事柄
ボギー台車
 二軸ボギー台車
 三軸ボギー台車
 サスペンション
  イコライザ式台車
  軸バネ式台車
  ウイングバネ式台車
 枕バネ
  板バネ台車
  コイルバネ台車
  空気バネ台車
妻板
 切妻
 キノコ妻
 折妻
屋根
 二重屋根
 丸屋根
側板
 ウインドシル・ウインドヘッダー
 リベット止め・溶接
デッキドア
 木製ドア
 鋼製ドア
  プレスドア
  一枚鋼板ドア
集中電源方式
固定編成
重量ランク

設備に関する事柄
一等車
二等車
 特別二等車と並二等車
三等車
一等寝台車
二等寝台車
 二等A・B・C寝台
三等寝台車
グリーン車
普通車
A寝台車
B寝台車
食堂車
 電気レンジ・石炭レンジ
 氷冷蔵庫・電気冷蔵庫
合造車・半室
郵便車
荷物車
緩急設備
蒸気暖房・電気暖房
冷房装置

2009-11-06 23:05:55

戦時改造

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戦時中ね輸送を確保するため、優等車両を三等車とする改造が行われた。
対象は主に寝台車と食堂車だった。
なお、三等車の一部は出入台付近にロングシートを設けて定員を増やしている。

主な改造例:
寝台車
マイネ37→マハ47
マロネ37→マハ47
食堂車
スシ37→マハ47
スシ37→マハ(シ)48
スロシ37→マハ(シ)49
※(シ)は小さい字でかかれており、厨房を残している。

三等車:
スハ32→スハ36
スハフ32→スハフ34
オハ35→オハ40


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