2010-06-25 09:03:17

模型の自作室内灯への道

テーマ:夜汽車シリーズ
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これまで多数の「夜汽車の客車」を集めてきたが、室内灯に対応していない組み立て式の物が多いこともあり、室内灯の組み込みは敢えて行っていなかった。
しかし、世の中には自作室内灯を作ってキット組み立て車に室内灯を付ける人がいることが判り、しかもメーカー製の室内灯ユニットよりも遥かに安価ということで、自分もいよいよ挑戦してみることにした。
自作ユニットならば、工夫次第で車両を選ばすなんでも可能だからだ。

さて、鉄道模型の室内灯というのは、要はレールからの電気回路を構成し、発光源をつないでやればいいわけだ。
光源はムギ球とLEDがあるが、今時は小電力で明るく光り、蛍光灯の白い光が再現できる白色LEDを使うのが一番良いと言えよう。
よって、光源は白色LEDとした。

基本的に必要な部品は光源の白色LEDと整流のためのブリッジダイオード(ダイオードを4つ使用してブリッジを組んでもよい)、それからLEDに過大な電力をかけないようにするための抵抗またはCRD(定電流ダイオード)だ。
他には電流を導くための銅板や導線、車内に光を行き渡らせるための導光板がいる。

TOMIXの常点灯システムに対応するならさらにコンデンサーがあるとよい。これはちらつき防止にもなる様だ。
直流で駆動する鉄道模型になぜブリッジダイオードが必要かと思う方もいるかもしれないが、鉄道模型は前進時と後退時で電流の向きが変わるため、LEDの室内灯を点灯させるには電流を一定方向に強制する必要があるためだ。ちなみに電球ならばこれは不要だ。

さて、今回の点灯化試作車として選んだのは、前回内装をリニューアルしたばかりのスロネ30だ。
元オーナーの工夫で台車側の集電環境が既に出来ている事と、自作内装を備えている事で、良いモデルケースとなるからだ。

さて、自作室内灯を組むにあたって、一番頭が痛いのはブリッジダイオードをどう納めるかだろう。
縦横サイズはおよそ7mmと6mm。厚さは約2mm程で、常識的には決して大きな部品ではないが、小さいNゲージ車両にとっては巨大とも言えるサイズなのだ。
これをどこに納めるかがポイントだが、とりあえずトイレ・洗面所部分に納める事にした。
特別二等車なら荷物保管室の部分が使えそうだが、定員外スペースの小さい三等車は悩ましい事になりそうだ。
使用したブリッジダイオードは新電元社製S1NB60。耐電圧は600V、電流は1Aだ。本当はこんな耐圧はいらないが、素子のサイズがこれ以下だと何故か大きくて、見掛けた中でこれが一番小さいサイズだった。本当はD1UBA80というのがもっと小さい様なのだが、残念ながら見つからなかった。どうやら通販で買うしかなさそうだ。
上述のとおり、チップダイオードを4つ使用してブリッジを組む方法もあるが、これは将来ハンダ技術が上がった際の検討事項にしておこう。
なにせ約20年ぶりにハンダゴテを握る上に、かつてもお世辞にもハンダ付けは上手いと言えなかったからだ。
そんな腕前では素子を熱で破壊するのが関の山である。

実際、最初は銅板と導線をハンダ付けするのすら苦労した。
こればかりは場数を踏んで慣れるしかないのだろう。

ブリッジダイオードの足と銅板、抵抗をハンダ付けする。
これだけで試行錯誤を繰り返しながら何時間もかかってしまった。
しかも一つはブリッジダイオードの足をうっかり折ってしまってやりなおしである。

てなわけでとうにかこうにか形になってできたのがコレ(写真)

導光板をまだ入れていないので光源部分しか光っていないが、一応光らせる事に成功した。
写真3枚目はLEDにオレンジ色のマジックを塗って白熱灯色にしたもの。

室内の配線の都合で従来の床板止めが使えなくなってしまったのと車高が上がってしまったので、もうちょっと工夫が要りそうだ。

まぁなんにしても、第一歩は踏出せたのでとりあえずよしとしよう。

導光板の配置やGREENMAX製台車の集電等まだまだ課題は山積みだが、今後が楽しみだ。

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