ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

お疲れ様です…


思えば9月28日からお付き合いいただいていたある議論の続編をお届けします。


その過去の議論の経緯をご存知の方もいらっしゃるとは思うのですが、ちょっと簡単に振り返ります…


「ボクシングをやったことがねぇ奴が、偉そうにボクシングを語るな!!」


と、お叱りのメールを頂いたことを僕が取り上げたのがきっかけであります。


それに対して、「経験者の目線・想い」と「観戦者の目線・想い」が複雑に絡み合ってしまったのですね…


これに関しては、どうも「感情論的口論」の雰囲気が漂ってしまい、また、このブログのコメント欄に書き込んでくださった多数派が恐らく「観戦者(未経験者)」であり、これはもしかしたら偏った議論になってしまっているのではないか? 


これは「フェア」ではないのではないか? 


という想いに駆られ、当ブログで「あらゆる意味でのボクシング経験者の方」を対象に質問を提案させていただきました…


今夜は僕の問いかけに快く時間を割いてくださった「経験者」の方のメールをご紹介します。


また、過去の経緯は以下の赤文字リンクからお入りいただければと思います。


ボクシング「経験者」と「未経験者」の会話 過去記事


上の赤文字リンクはテーマ別で分かれたもので、新しい記事が手前に出てくるので、スクロールした一番下の記事がその始まりとなっています。


メールは全部で9通いただきました。その内の先ず7通をご紹介させてただきます。 


それではご紹介します…


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<メール№1:Mさんからのメール>


higegeさんのブログは、毎日拝見させていただいております。経験者としてお答えさせていただきます。


①なぜ「ボクシング」を選ばれたのですか?

中学生まで、剣道をやっていたのですが、真剣勝負というより見た目で一本取られたりしたので倒せば勝ちのルールに惹かれたのと、進学した高校にボクシング部があったからです。


②「充足感」や「達成感」を感じるのはどんな時ですか?

試合に勝ったときが一番だと思います。自分としての考えとしては負けて得るものは悔しさだけだと思います。


③未経験者の人には解らないと思われてること、正直あまり言われたくないことはありますか?

特にありません。経験者でも人によって考えは違うし、世界チャンピオンと4回戦でもかなり違うと思うので、人それぞれの考え方があるので何を言われても構いません。


④「ファン(支援者)」がいるってどんな気持ちですか?

自分はアマしかやっていないので支援者は親族と部活仲間だけだけですが、かなり励みになりました。


⑤ボクシングの「どんなところ」をもっと見て欲しいですか?

結果も大事だと思うのですが、人それぞれの個性を理解していただきたいです。ボクシングにもいろいろなスタイルがあるので、本人の持ち味が出せていたのか?を見て欲しいです。お互いが持てる力を存分に出せていい試合をしても必ずは勝敗はつくので(ドローもありますが)、力が出せていたかどうかを見ていただきたいです。もちろん力を試合で出し切れないのは本人のせいで、メンタルが弱いということになるのですが。


⑥ボクシングに限らず、人生において一番大切なものはなんだと思いますか?

強い気持ちを継続することだと思います。(両方において)ただ強い気持ちは、なかなか身につけるのは難しいと思います。特に大人になると成功体験を重ねていかないと自信がつかないと思います。高校生くらいまでは思い込みで何とかなるのですが、いろいろ経験すると思い込みだけでは難しいですね。


自分の年齢をお伝えしてなかったのですが、9月で42歳になりました。今でも月に100ラウンドのスパーをこなしております。下は高校生から上は53歳のおじいさんまでやっております。正直、現役の頃はこんな年になってまでスパーができるとは思ってませんでした。現役時代のスピードはありませんが、技術でごまかしている感じですね。ボクシングはルールさえ守ってやれば年齢、体格、性格、性別関係なく楽しんでいただけるものだと確信しております。毎日、会員のみんなと楽しく練習しております。


ボクシングを愛してくださる皆様には感謝しております。


戦績55戦46勝9敗 元全日本実業団チャンピオン(フェザー級) M


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<メール№2:miraiさんからのメール>


はじめまして。miraiと申します。ブログの議論は読ませていただいているだけで参加はしていませんが、皆さんの厚い熱意を尊敬してメールさせていただきました。もともとまったくの未経験者で、それこそ格闘技と言えるものは一切やっていませんでした。「プロでもない、経験者ってほどでもない、しかもオヤジ」と言う立場で回答します。higegeさんの情熱に少しでもお役に立てれば幸いです。


この夏で40歳になりましたが、今年の4月よりボクシングジムに通っています、すっかりハマッてしまって、週4~6のペースで練習してます。目標はスパーリング大会出場なのですが、どこまで行けるかって感じです。。。


①なぜ「ボクシング」を選ばれたのですが?

元日本チャンピオンと友達になり、その関係で後楽園ホールで観戦してから虜になりました。


②「充足感」や「達成感」を感じるのはどんな時ですか?

練習が終わってから浴びるシャワーの時です。試合したことないので「練習」までです(汗)


③未経験者の人には解らないと思われること、正直あまり言われたくないことはありますか?

「解らない」とはちょっと違いますが、自分でやってみて「3分ってこんな長いの?」って思いました。言われたくないことはありません。ただのボクシングファンですし(笑)


④「ファン(支援者)」がいるってどんな気持ちですか?

これは私はスルーですが、ジムのプロ選手は応援が力をくれると言ってました。ある興行を観戦したときですが、後楽園ホールの出口で、試合後で顔をぼこぼこにし腫らしたある選手が、帰路に着くファンに対してお辞儀しながら見送っている姿には感動しました。


⑤ボクシングの「どんなところ」をもっと見て欲しいと思いますか?

これもスルーですね。一ファンの意見になっちゃいます。ちなみに自分が見る理由は単に「面白いから」。あまり深く考えてません。。。実際に練習してみて感じたことですが、2つの拳だけが武器なので、それだけ奥深いです。軽量級と重量級だと違う競技に見えるところも好きですね。すべてのショービジネスに言える事ですが、観客が見ているシーンの裏には、出演者、関係者の物凄い努力がありますよね。どろどろしたイヤなもの。そういう部分もなんとなく勝手に想像して感動したりしています。


⑥ボクシングに限らず、人生において一番大切だと思うことはなんですか?

愛ですな(この設問の趣旨と全く違う(汗))


いきおい込んで書いたものの、結局ただのファンのコメントになってしまいました…すみません。これからもブログ見させてもらいます。楽しみにしています。


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<メール№3:おでこさんからのメール>


higegeさんこんにちは。いつもブログ拝見してます。


自分に正直なブログでファンの声に近いブログと感じています。意見させていただくにあたり、自己紹介します。


私は20代後半で、ボクシングを始めたのは遅く22歳のときです。アマチュアでやっており、国体や全日を目指し現在も現役です。試合に出たのは10ヶ月くらいからで、一時勝てずボクシングから離れましたが、もう一度と思いまたはじめ、都道府県予選で準優勝し、あと一歩で全日というとこまで来ました。観戦は自分でやるくらい、もしくはそれ以上に好きでwowow、スカイA、G+とできるだけ試合を見て楽しみ、また、勉強しています。


好きなボクサーはツニャカオ、長谷川、川島郭志、パッキャオ、チューです。サウスポーが好きなのは自分もそうで研究しているからだと思います。では質問に答えさせていただきます。


①なぜ「ボクシング」を選ばれたのですか?

青春時代が辰吉、鬼塚、川島など魅力的なボクサーを見ていたので、自然と自分もやりたいと思っていましたが、近くにジムがなく、22歳のときに大学の通学路にジムがオープンし、すぐに飛び込み入会しました。選んだ理由は難しいです。興味あるものは先ずやってみたいという自分の性格からボクシングができる環境ができたときに特に迷いはなく、選んだという感覚もありません。好きだったからということでしょうか。個人競技を周りを気にせずやりたかったのかもしれません。


②「充足感」や「達成感」を感じるのはどんな時ですか?

充足感を感じられるのは、試合やスパーで自分の作戦や狙ったパンチが当たったときです。あとは、パンチを貰わないときですね。でもこれは難しいですね。まだ達成感が得られてないから続けている気がするので。「この時は」と思える瞬間が浮かびませんでした。アマチュアはトーナメントですから、優勝しなければどこかで負けます、どうしても悔しい想いの方が勝ってしまいます。


③未経験者の人には解らないと思うこと、正直あまり言われたくないことはありますか?

これはアチュア限定だと思いますが、ヘッドギアをつけていて、グローブもより大きいため、パンチは効かない、さほど痛くないと思われている点です。ギアをつけていても守っているのはおもに頭部で顔に当たれば当然痛いですし、効きます。アマ=触り合いみたいな感覚で見られるのは嫌ですね。蛇足として、アマはジャブもダウンと同じとよく表現されます。確かにポイントになれば同じですが、ジャブはあごが上がるくらいでなければポイントにはなりません。ある程度強く当たらなければならず、触っているだけではポイントにならないことを知って欲しいです。


また、アマチュアボクサー=プロになれないボクサーと思われるところです。あまりにマイナースポーツでボクシングでもアマのことは知らない人が凄く多いです。これは協会の問題もありますし、仕方がないですか。


解らないと思うのは「きつさ」は本当の意味で解らないかもしれません。スタミナ、気持ち。この辺は私もやってみて痛感していることです。本当に試合中は「自分との戦い」というのを感じれます。ボクシングのスタミナ消費は凄いです。スタミナが減り、パンチを受けながら自分と戦いパンチを出し、相手と戦う。性格上はドライで根性論は好きではないのですが、精神的な強さが大きく試合を左右する競技だと思います。


経験者が未経験者に何か言われたくないと思うのは、経験してみて想像をはるかに超えてきつい、難しいと実感した経験があるからだと思います。未経験のときはテレビを真似して、自分にもできそうな感覚がありましたから。それでも理解してもらうにはやるしかないですから。今は気軽に踏み込める競技になったと思うので、少しでも未経験と言われることに抵抗があるなら、踏み出すのも方法だと思います。なにより単純に楽しいですし。しかし、言われたくないと言ってはいけないは違いますので、未経験者の方が意見してはいけないことは一つもないと思います。あとは、経験者が「きつい」「難しい」と思うことをどれだけ考えて理解しようとしているかではないでしょうか。言葉はもちろん文面にもその人が表れますから。


④「ファン(支援者)」がいるってどんな気持ちですか?

応援はものすごい力になります。試合中にきつい時でも私には声が聞こえます。力がわきます。本当にうれしいし、感謝です。higegeさんが好きな西岡選手がこの間インタビューで言っていたことを感じれます。内藤選手もいつも言っていますね。きつい時に応援してくれたり、練習に付き合ってくれたり、アドバイスくれたり、一人では強くなれないんだと思います。


⑤ボクシングの「どんなところ」をもっと見て欲しいですか?

練習をもっと見て欲しいと思います。カウンター、ディフェンス、スタミナどこをとっても日頃の練習で培ったものです。テレビゲームみたいにポッとできるものではないのです。最近格闘技がメジャーになり、そういう見方が増えてきた気がします。


技術的なことで言えば、相手のいいところを殺す動きですね。具体的に言えば、距離とポジションですね。当たらない距離、打ちにくい体、頭の位置などを考えた動き。感心します。物凄いのはメイウェザーですね。もちろんスピードも凄いのですが、ディフェンスの緻密さが感じられます。あとは徳山選手。ずるいってくらい手以外をうまく使いますね。セレス小林さんもうまいですね。現役ならミハレス。肩と半身をうまく使いますね。日本人では木村選手ですかね。内山選手も少し違いますがディフェンスがうまいですね。


⑥ボクシングに限らず、人生において一番大切なものはなんだと思いますか?

「努力」でしょうか?あまり口にしたり、人には使いたくない言葉ですが、自分の中では大切にしたいです。できるように「努力」。何に対しても真摯に正直に努めたいです。


いろいろ書いてみましたが、改めて考えると難しいですね。上にも書きましたが、ボクシングが好きならやってみたらいいのではないかと思います。ホントに楽しいです。私はアマジムでやっているので、年配の方や女性の方、学生の方といろいろな方がいるのが自然だと思っていますし、それぞれ自分の目的で楽しんでいます。やってみるともっとボクシングが好きになって、見方も変わったりして楽しいと思います。higegeさんのジム入会記楽しみにしています!!  

                                                   おでこ(ペンネーム)


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<メール№4:ある元日本ランカーさんからのメール>


①なぜ「ボクシング」を選ばれたのですか?

ボクシングを通じて人生の全てを表現したかったから


②「充足感」や「達成感」を感じるのはどんな時ですか?

試合において現在やれることを全てやりきったとき


③未経験者の人には解らないと思うこと、正直言われたくないことはありますか?

個人メールでも言えない 


以前、話題に上がっていた「領域」(※higege注釈:この際、未経験者には絶対に理解できない、或いは、踏み込めない世界と認識しています)というのは、時期、シチュエーションによって変わるというものです。その領域を把握できるのは素人でも経験者でも可能ですが、やはり素人の方が経験者に比べて把握できていないような気がします。もちろん経験者でも把握できていない人は多いのですが、素人の90%以上が把握できていないでしょう。その部分を言っているのです。そして、把握できない人は一生できないと思いますから、経験者がどれだけ歩み寄っても無駄だと思います。


④「ファン(支援者)」がいるってどんな気持ちですか?

嬉しいです。


⑤ボクシングの「どんなところ」をもっと見て欲しいと思いますか?

闘っている選手の人生を想像してください。


⑥ボクシングに限らず、人生において一番大切なものは何だと思いますか?

自分のコントロール


私の経歴を書き忘れました。私はかつて一度だけ日本ランキング下位にランクインしたことがあります。


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<メール№5:30歳目前さんからのメール>※僕がペンネームつけさせていただきました。


一度も書き込みはしたことはありませんが、いつも拝見させてただいております。


①なぜ「ボクシング」を選ばれたのですか?

高校まで剣道をやっていたのですが、自分が勝っても周りが負けて、それでおしまい。ってなことが何度かありました。学校や団体で評価されるのではなくて、自分ひとりで自分自身の力がどこまで通じるか試してみたかった。団体競技はあまり性にあってなかったように思います。しかし、ボクシングでセコンドをしてくれた人や、トレーナーには感謝を忘れたことはありません。


②「充足感」や「達成感」を感じるのはどんな時ですか?

やはり相手を倒してニュートラルコーナーで相手を見下ろしている何秒間ですかね、俺は強いんだ!どうだ、俺のパンチは!ってカウントが入っている間いつも考えてました。ボディーブローが得意(自画自賛の範囲ですが(笑))だったので、ボディーで相手が悶絶しているときは、格段に気分が良かったですね。


③未経験者の人には解らないと思われること、正直あまり言われたくないことはありますか?

特にないですね。他の格闘技と比べられてもな~んにも思いませんでした。たら、れば、イフ?で話をしている時間があったら、ボクシングをしてみよう!そしたらボクシングの面白さが一番良くわかるってジムに引きずっていってました。でも、痛さ、辛さ、苦しみもわかったらしく、私の周りには私の影響でボクシングファンになった人はいません(笑)


④「ファン(支援者)」がいるってどんな気持ちですか?

プロではなかったので、プロのリングはまた別なのでしょうが、団体戦で応援されるよりも気分が良かったです。自分のファンかどうかわかりませんが、自分の名を呼んでもらったり、見に来た人に名前を覚えてもらえましたからね。


⑤ボクシングの「どんなところ」をもっと見て欲しいと思いますか?

素晴らしいカウンターなんかを見て欲しいですね。でも経験者でなければわからない凄さは、普通の人には伝わらないと思います。K-1などの競技と比較する人と話をすると、ボクサーのパンチは見ている人にとっては同じものなのですから。


⑥ボクシングに限らず、人生において一番大切なものは何ですか?

チャレンジ精神ですかね。リングの中では、自分が満足いくくらい暴れたので、今度は社会の中で暴れてみたいですね、暴れるって言ってもケンカではなく、資格を取って一国一城の主として社会の中で自分の力を試しています。具体的には、司法書士を目指して勉強中で、脱サラして、今、バイトで食いつないでおります。30歳目前です。


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<メール№6:元日本ランカー愛知県民さんからのメール>


はじめまして 元プロボクサー&日本ランカーの愛知県民です。higegeさんのブログはよく拝見しています。さて、早速ですが、回答に入らせていただきます。


①なぜ「ボクシング」を選ばれたのですか?

ボクシングを選んだ理由ですが、強いものへの憧れ→テレビの影響(鬼塚に試合)→かっこいい→俺もやる


②「充足感」や「達成感」を感じるのはどんな時ですか?

ありきたりですみませんが、やっぱり試合に勝ったとき、それまでの減量や過酷な練習をがんばってよかったと心の底から思える瞬間だから。


③未経験者の方には解らないと思うこと、正直あまり言われたくないことはありますか?

②の答え 勝ったときの喜びと負けたときの悔しさ


④「ファン(支援者)」がいるってどんな気持ちですか?


⑤ボクシングに限らず、人生において一番大切だと思うことは何ですか?

あきらめないこと。


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<メール№7:プロボクサー:レッドムーンさんからのメール>


①なぜ「ボクシング」を選ばれたのですか?

子供の時から今も強い男(勇気、根性のある男)に憧れていた。


②「充足感」や「達成感」を感じるのはどんな時ですか?

2時間の練習と約10キロのロードワークをやり遂げた時は毎回感じます。


③未経験者の人には解らないと思われること、正直あまり言われたくないことはありますか?

プロの選手には「命がけでやっている」という意識があるため、触れちゃいけない、解らない領域、があるのだと思います。ボクシングは奥が深くて日々勉強で、トレーナーから言われる課題を克服するのに死にもの狂いで苦戦している選手から見れば、ボクシングのことを簡単に語られたりすると違和感を覚えるのではないでしょうか?自分の場合は何でも言ってくれると勉強になるのでありがたいです。


④「ファン(支援者)」がいるってどんな気持ちですか?

これは物凄いエネルギーになります。感謝の気持ちが芽生え、大変励みになります。


⑤ボクシングの「どんなところ」をもっと見て欲しいと思いますか?


⑥ボクシングに限らず、人生において一番大切なものは何だと思いますか?

「気持ち」それを鍛錬させてもらえるのがボクシング。「あきらめない」「言い訳しない」などはボクシングから学び、仕事、人生に結びついている部分はたくさんあります。


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アンケート質問にご協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。


いかがでしょうか?


「唸る部分」がそれぞれにありました…


それは、僕がこうして「経験者の方々」に質問を投げかけさせてもらった際に、すでに存在していたある疑念に直結している「何か」でもありました…


それは、「素人衆はボクサーを知ってるつもりになっていないか?」という単純な問いに繋がるヒントたち…


いかに、「観戦者」という存在がゆるぎないものであり、その表現の自由が侵害されてはならないということが前提であったとしても、また、プロボクシングに関しては「入場料」を払っているとしても、何でもかんでも好き勝手を言ってもいいはずもなく、ならば、「観戦者」には、どのような「認識」と「心構え」が必要なのか?と、ずっと考えていました。


僕の出した結論はこれ…


業界も経験者も排他的であってはならないし、ファンも未経験者も礼を逸してはならない…


とは、すでに何度も書かせてもらってます… 


これ以上でもこれ以下でもない…とは双方が痛いほど解っている。


そして、それでもこの議論を続けることの意味は、この「共通認識」の先、次の段階を目指すことであり、「頭でわかる」ではなくて、「心でわかる」への挑戦と試みであります…


さて、メールのそれぞれに「経験者の信念」と「経験者の力強さ」が内包されていることに、改めて驚きました…


そして、「解っているようで、解っていないのではないか?」…と言うことの悶えは、もしかしたら「自分は果たして自分と戦っているかどうか?」という自己問答に帰結するのではないか?…とも思い至りました。


つまり、それぞれにとっての命題、「生きるということの意味」がぶつかり合ってしまうという「反作用」が影響しているのではないか…? と言う意味ですね。


当たり前といえば当たり前ですが、僕が約13年間かけて培った「映画作りの一部ノウハウ」を、誰が頭だけで理解できるのか…?誰にも解りっこない…という想いも当然あるが、それを言ったら議論は続かない…


しかし、それでも経験者も未経験者もここまでこだわる理由は、「ボクシング」という存在が『特別』だからに違いない…


さて、とは言っても「偉そうに語ってないで自分でボクシングやれや」…なんて声が聞こえてきそうですが、未経験者のそれぞれが抱いた夢の形は千差万別、必ずしもボクシングでの成功ではない… これ、当たり前の話。


それでも、ボクシングに魅入られた双方にとって、「ボクシング」の向こうに透けて見えるものが、圧倒的に、とてつもなく『リアル』だから…だと思うのです。


そして、その『存在の重さ』に、みんな打ちのめされれているからに違いないと思うのです。


で、この『存在の重さ』はそれに魅入られた人々の「心を映す鏡のような作用」を及ぼすのではないか…?と、僕は思う。


双方にとっての「胸が痛い」と感じるほどの抵抗感・コンプレックスがあらわになり、それが「見えてしまう」のがボクシングなのではないか…?


しかし、それぞれが「自己問答」の果てに少しずつ積み上げた「確信」と「自信」がぶつかり合ってしまう…


双方にとっての「こだわり(すなわち、生き方)」と「ボクシング(…という概念)」がなだらかに調和し、溶け合うことはきっとない…


だって、「経験論」「経験至上主義」を持ち出されたら、それはそこまでの話になってしまう。


間違いなく、それは「巨大な破ることの出来ない壁」になってしまうし、ボクシングを始めてからしか語れないという話になってしまう…


だからこそ、あえて、「だからどうした?」…である。


これは「諦め」ではなくて、「開き直ってその先を探す行為」である。


それでもなお、ボクシングを愛する理由とは、頂いたメールの中に散りばめられている「勇気」や「一生懸命」であり、それを「自分の人生の糧にしたい」という単純明快・純粋無垢な願望があるからに他ならない…


「経験者」のみなさんの言葉にもう一度、目を通す…


そして、「経験者」の方が「未経験者」の方にどうしても相容れないと言う意見を想う…


>②「充足感」や「達成感」を感じるのはどんな時ですか?

  やっぱり試合に勝ったとき、それまでの減量や過酷な練習をがんばってよかった思える瞬間だから。

  

>③未経験者の方には解らないと思うこと、正直あまり言われたくないこと

  ②の答え 勝ったときの喜びと負けたときの悔しさ


…確かに、これだけは「分かち合えても」、どうしても「完全理解は不可能」であります。


頭では理解できる…が、胸が張り裂けて、吐き気をもよおすほどの痛み(あるいは喜び)で、それを体感することは関係者であっても不可能、本人にしかわからない境地が確かに存在する。


>⑤ボクシングの「どんなところ」をもっと見て欲しいと思いますか?

闘っている選手の人生を想像してください。


それは、ボクサーにしかわからないと断言できるこの「境地」を想像して欲しい…という意味でしょう。


また、「経験者」の方も、かつては「未経験者」だったわけですが、実際に「経験者」だと自ら名乗れるだけの鍛錬を積む過程で味わった「半端じゃない苦しみと挫折」…が存在していることも改めて理解できました(どうせ頭の中だけだろ、なんて言われちゃいそうですが…)


特に「おでこさん」の論理的な説明と分析は非常によくわかりましたね…


素人衆の方、どうですか?


改めて、その「勇気」と「信念」の色や形に、なにか新しい角度とか、輝きが見つかったような気がしませんか?


僕はかなりズーンっと来ましたし、少なくとも、「読む前」よりも「読んだ後」の方が、近づけた…と思っています。


自己満足だと揶揄されても、僕は確実に「理解を深められた」と感じたし、「心で受け止められた」部分は確かにあった…と思う。


で、9通頂いたメールの残り2通に関して、触れます。


その一通はボクシングファンならばみんなが知っている有名ボクサーからのメールでしたが、ご本人の希望により、内容は掲載できません。ボクシングをもっと盛り上げてくださいとの激励をいただきました。ありがとうございました。


そして、もう一通は、ある現役プロボクサーの方からのメールでした。


それは、上のメール回答の中で、「未経験者にはわからないと思われることは?」の問いに、「あるけど個人メールでも言えない」…と書かれた元プロボクサーの方が抱えた悩みの一部であるかもしれない…


ご本人の希望により、その詳細は書けませんが、そんな彼がそれでも「選んだボクシング」について、少し書かせていただきます。


彼は三十路だが「プロのリング」で闘うということにこだわり、そして、一生懸命である…


30歳を過ぎてもなお、仕事とボクシングに寝るのも惜しんで向き合い、「青春真っ只中」である…という喜びに溢れた内容でありました。


しかし、「軽度のパンチドランカー症状」の自覚があるという…


殴られることで発生する脳へのダメージは正直恐い…が、それでもまだまだ納得するまで戦いたいという気持ちの方が強い…と書かれていた。


さらに、「経験者」の方と「未経験者」の方との議論が噛み合わない理由に、これらの「ダメージ」というものの深刻を知っている者とそうでない者の間には、海よりも深い「溝」が存在するのではないか…?という指摘も合わせていただきました…


そして、脳へのダメージとアルコールの関係性の示唆と注意も書き添えてありました。


「パンチを貰う→毛細血管が切れる、もしくは損傷→切れた毛細血管は元には治り難い」


これは金属疲労と同じで、このコツコツパンチが一番血管が損傷しやすい…


特に試合前には勘を養うためにスパーリングを連日数多くこなす→試合当日はすでに頭だけはダメージが残っている状態→そこにアルコールで追い打ちをかければ血管が脆くなるのは必然…


これはダメージとアルコール(飲酒)の関係性であります…


ボクシングであるから殴り合いは必至、ダメージを負うことも必至、しかし、不必要なダメージを負うことの無益を嘆かれた記述で、せめてもの対応策として、最低限これだけは守るべき…という言及もいただいておりました(…もしかしたら、近親者のボクサーにそのような方がいらっしゃったのかもしれません)。


そして、プロボクサーであれば、それだけの「リスク」と「危険」を承知しながらも、それでも「強くなるため」の人生を選んでいるのだ…という「切実」を丁寧にお書きくださったのであります。


そう、僕たち(ファン・マニア未経験者)は本質的な意味では、このような『危険』を「知らない」のだ…


専門雑誌に印刷された文字を読んで、「残念だ…」と感じる。


○○選手、「網膜剥離」で引退…


身体も傷つき、そして、そのボクサーの心が一体どれだけ傷ついたか…を想像してファンは胸を痛めるわけですが、どれだけ親身になって分かち合おうと寄り添おうとも、しかし、その『痛みと挫折』を背負うのは彼であり、決定的に僕たちではない…のだ。


ただ、だからといって、「理解するための努力」を怠るべきではないのは当然の話…


そして、「それでもなお」ボクシングを選んだのがボクサー…という認識を我々は持つべきなのである。


我々はボクサーを「知ってるつもり」になっていないか? 


…という疑問の向こうで悶々としていたものとは、この究極的には「理解しあえない」という事実であったのかもしれない。


そして、それを可能な限り理解するための目線で見つめてもなお、一部の経験者衆に「拒絶されるならば、拒絶されたらよいのではないか?」とも、思い至りました(これは過去にいただいた特殊な批判メールについての僕の回答)。


しかし、我々未経験者の声援を「力に変えてくれようとするボクサー」が数多く存在する以上、我々は「声援」を送り続けるだろうし、また、「命懸けで闘う彼等」に対して、少しでも深く、その「切実」を胸に刻んだ上で、「見つめる」べきである…とも思いました。


網膜剥離…等に代表されるボクシング特有の疾患、そして、パンチドランクと呼ばれる脳へのダメージ…


実は、僕のような未経験者がこのような「重いテーマ」を扱って良いものか…と、ここ数日悩み続けていました…


でも、その「彼のメールによる告白」が、このような「深刻なダメージ」といかに向き合うべきか…という意味で、ボクシング界の未来と闘いたいという希望を示唆されていたので、このような形で触れることにしました。


格闘技大国タイでは競技年齢が低く、少年時代から思い切り打ち合うために、30歳でもう真っ直ぐ歩けないボクサーも多数存在する…そうです。


そして、この「彼」のメールの一部をご紹介します。


「(前略)…しかし、実践において、この『ダメージ』というものが皮肉にもプラスに作用することも考えられます。少し痛い話ですが、聞いてください。


アマチュア出身のプロ選手や、最近のアマの選手はディフェンスを意識して『打たれないで打つ』というスタイルが見受けられます。これは人間本来の「自己防衛の本能」(反射的に危険を察知して回避する)からくる意識であり、当然のことだと思います。そして、脳へのダメージが少ない証拠だと思います。しかし、その防衛本能が強く働きすぎて、パンチに対して目をつむってしまったり、打ち合い(相打ち覚悟)に出られなかったりします。


しかし、熟練の三十路ボクサーにもなると、昔に比べて強引に前に出るようなスタイルへの変化(特にラウンド後半)を感じるのは自分だけでしょうか?


自分の場合は例えば試合が近づき、スパーリングを連日こなすことによって、「自己防衛本能神経」のロックが次第に外れてきて(正確にはダメージによって恐怖感が鈍くなる)、無意識に前へ出られるようになる、と感じています。


特に自分にとっての「カリスマ」でもある、あの元バンタム級世界チャンピオンの戦う姿を想うと、特に胸が痛くなります。


脳が正常で冷静に考えられれば引き際も見極められるはずだし、長い将来のことを考えたら辞めるのが普通だと思います。


しかし、未来への恐怖をイメージできない。今、玉砕覚悟で前に出た後にカウンターを喰らってしまうんじゃないか?というイメージができない。


イメージの破壊… 


想像力の崩壊…がそれを可能にしているのではないか?


と、自分は好戦的な三十路ファイターをこういう視点で観戦し、複雑な気持ちになります。


精神力の限界まで自分を奮い立たせて前へ出ているのではなく、想像力の崩壊によって、その限界のロックを外して前に出ているのではないか…?と思うことが多いのです…」


…とも書かれていました。


そして、この文章を書いた彼は三十路で、「ボクシング」と「仕事」を通じて青春を謳歌していて、しかし、「軽度のパンチドランク症状」の自覚を告白しながらも、それでも自分に納得するためにリングに上がります…と書かれているわけです。


「限界のロックを外す」…


僕はこの表現に震えました…


確かに、未経験者が土足で踏み込むにはあまりにも「遠い世界」の話だと思いました…


前に挙がった、「未経験者には踏み込めない領域」とは、こういう世界の話なのではないか…と、痛いほど感じました。


ここに、素人衆が「ボクシング」をどう理解して向き合うべきか…の「切実」の一端が存在することは間違いないと考えます。


「頭ではわかっていても」、「心では解っていない」…という意味の重さとは、このことです。


僕がこのような形で「ダメージ」の問題に触れることを不愉快に感じる方もきっと多いと思います。


でも、僕の元に届いたこの「一生懸命なボクサーの声」に沈黙することは絶対に出来ないと思ったのです…


そして、それでも闘うと決意した「彼」に、精一杯の『がんばれー!!』を伝えたくて、僕は絶対に会場へ足を運ぶ約束をしたい…と、返事を書いたのです。




さて、こうして経験者の方の「声」をいただいた上で、考えてきたわけですが、「ボクシング」にもいろいろあって、様々な捕らえ方があるなって改めて感じました…


抜き差しならない「ボクシング」…


健康維持のための「ボクシング」…


スポーツとしての「ボクシング」…


自分と向き合うための「ボクシング」…


どれも間違いなく「ボクシング」でありますが、いずれにせよ、そこにはそれを実践するあらゆるボクサーたちの「人生」が寄り添っていて、それぞれの形で「哲学」が存在し、それぞれにとっての「挑戦」なんだなぁ…と、実感しました。




では、僕も含めた素人衆にちょっと問いたい…


「今、自分は本気で夢に向かって『挑戦』してる…って、胸を張って言い切れますか?」と…




今回、このような形でエントリーにまとめながらも、やはり悩んでしまった。


それはボクシングのスポーツとしての「楽しさ・奥深さ」と、また、プロスポーツとしての「厳しさ・危険度」が混然一体となってしまっていること…です。


僕は未経験者で素人ですので、ボクシングという競技の「実態」をどれだけ理解できているのか…と言えば、やはり不安にはなります…


そう言う意味で、バランスが悪いとは感じていますが、「ボクシング」「ボクサー」に対して、微塵の悪意もないことだけは信じていただければと思います…


ご意見があればお寄せいただければと思います。


そして、質問回答にご協力していただいたみなさま、本当にありがとうございました。


御愛読感謝


つづく

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