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2009/11/16(日)
国際交流・協力の日」とは・・・?
「国際交流・協力の日」は、主に広島市内で国際交流・協力活動を続けている市民団体、企業などが中心となって平成12年度から毎年開催しているイベントで、今年で9回目の開催となります。
HIFF(広島インドネシア家族会)も参加しました
赤い傘は、BALI島ではお祭り用に使用する傘です
前日から食材の仕込み、当日の朝早くからガスコンロや備品など、準備しました。
メニューはバクソースープ・クルプック(揚げせんべい)・ジャワティー
寒かったので、暖かいスープに、ジャワティーが好評で、すぐに
完売しました
収益金より材料を差し引いた残金は「インドネシアの恵まれない子供達」
への支援金とさせていただきます
みなさん、ありがとうございました
スタッフのみなさん、お疲れさまでした
場所は、インドネシアの首都ジャカルタのAncol(アンチョル)、
Ibu.Rossy(ロッシー)とIbu.Rian(リアン)という双子の姉妹が運営する
「Sekolah Darurat KartiniK」へ支援金を持って行きました。
工場の一画にある その学校は「学校」とは思えない・・・
壁はなく、屋根があるだけの質素な建物でした。
ロッシーさんとリアンさんの双子の姉妹をご紹介します。
姉のロッシーさん(右)は医師の資格を持ち、ご主人、子供ともに医師。
妹のリアンさん(左)は軍人のご主人を亡くし現在は未亡人。
彼女たちのお父様の遺言は、「遺産を貧しい人のために使いなさい」という言葉でした。
その遺言を守り、90年に貧しい人々が多い地区に「ガード下の学校」を造りました。
そこへは、お金がなくて学校に行けない子供達が親と一緒にに集まってくるようになり、
学校は5か所、多い時で1300人もにふくれ上がりました。
運営費は預金の遺産の利子で賄っているそうですが、預金には手をつけないという事情で
土地も買えず、学校も建てれない・・・ 姉妹の夢は学校を建てることだとおっしゃいます。
姉妹たった二人で勉強を教え、別の場所で病人を診ることもします。勉強のみならず、
将来、子供達が自立できるようにパン、クッキー造り、料理、裁縫などを教えていました。
朝7時から、5か所の学校を全部巡回するのに午後3時までかかります。
3年ほど前、土地の所有者である政府から立ち退きを要求され、今ではAncol(アンチョル)の
学校だけ(子供150人程)になりました。
そんな生活を20年間続けていらっしゃる聖母マリアさまのような姉妹です。
先生方のドレス、帽子は子供達のお手製です。美しい「ししゅう」がほどこされ、まるで高価な
既製品のようでした。
快く承諾してくださり、大変 お優しいお二人でした。
学校のすぐ裏に線路があり、電車の騒音は声が聞こえなくなるほどでした。雨天は雨が入り込んで大変だそうです。
幼稚園、小学生、中学生、高校生まで150人ほどの笑顔いっぱいの子供達がいました!
本日のメニューは「カボチャ入りのココナッツ入りスープ」です。
お米も野菜も先生の田や畑で収穫したものだとお話してくださる妹のリアン先生(左)。
私達も昼食の野菜スープをいただきました。
先生が着ていらっしゃる黒いドレスも子供達のお手製です。
子供達のハンドメイドの品(クッキー・パン・洋服・工芸品など)を販売した収益金を運営費にあてているそうです。
とてもきれいな仕上がりで驚きました!
子供達が編んだショールと、お手製のクッキーをいただきました。どうもありがとうございました!
子供達を教えて20年、授業中はとても厳しいお二人です。子供達は礼儀正しく挨拶をする子が多く、かわいい笑顔に癒されました。
先生に質問してみました。
ご苦労してまで、なぜ、子供達を教えるのですか?
ロッシー先生&リアン先生「私達は以前から人のためになることをしたかったのです。それが喜びです。」
卒業した子供達は、警察官、公務員、教師・・・になったと、目をほそめて嬉しそうに語るお二人が
とても印象的でした。
子供達は大人になって、社会に貢献することでしょう。素晴らしいことです。
貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
Terima kasih banyak