(皆さん、こんにちは!今日のBGM♪渡辺真知子さん〝迷い道〟)
スタートホールに立った4人。
そこで、I さんが言います。
I 「社長~、今日の昼ゴハン
おごってくれはるやろ~」
社長 「そんなん約束したかな~?」
I 「こないだ店来て、言うとったやないのーっ」
社長 「オホホッ~、ほな、ライスだけなっ!」
I 「アホちゃうか! このオッサン・・・。」
うちの社長さん、どうしてこうもセコイんでしょ。
コッチまで、アホ社員に見られちゃう。
I 「くだらんオッサン! モウおごっていらんわっ!」
社長 「ママ、HOTEL行こや~、ホナおごるわ~」
I 「最っ低・・・。 死んだらええのに・・。」
私 「・・・・・・・・・。」
か~っ、カッコ悪~~っ。 朝一から、これです。
人を気分良くする事を知らない生物がこの社長。
私は、I さんに言われてしまった。
I 「あんた、ようこんな会社勤めてるなーっ!」
私 「面目ありません・・・・。」
社長 「2人、なにブツブツ言うてんの~?」
スタート直前から、皆の気分を損ないます。
そりゃ、みんな一緒に来たくないはずです。
社長 「ほな、ワシから行こうかな!」
A 「社長さん、順番決めなあきまへんがな!」
社長 「へっ? どないして・・?」
あーっ、もうカッコ悪いどころではありません。
どこまで自分勝手なのでしょう。 紳士という言葉には縁のない吾人。
I 「hide優さん、あれ、持ってきてくれはる?」
私 「あっ、はいはい・・。」
私は、スタートの順を決める為のスティックを取り皆に差し出した。
1番は A さん、2番目に社長だ。
私はというと、3番目・・・・。
I さんは、女性なので、レディースからのティーアップ。
A 「そうしたら、行かせてもらいますよ。」
キャディ 「それでは、お願いいたしま~す。」
A 「よっしゃ、そりゃあっ!」 パシッ
キャディ 「あ~、チョット右の方ですね。 お次、お願いしま~す!」
社長 「ほな、行くで~~!」 バゴッ。
キャディ 「ファーーーッ!!」
社長 「えーっ、なんでや~・・・。」
ボールは、真横に近い、右の池のほとりにまで飛んで行きます。
おじさん、打ったあとは黙って後ろに下がってください・・・・。
社長 「おっかしいな~。 ちゃんと素振りしたのに・・。」
社長さん、そういう問題ではございません。
私 「それじゃ、私も。」 パシッ。
キャディ 「ナイスショット~!」
私 「あ~、でもチョット左のラフに
ひっかかったかな・・。」
社長 「hide優さん、なに、今の音?」
私 「えっ、なんですか?」
社長 「あんなスイングの音、初めて聞いたワ・・。」
そりゃ、社長さん、コチとら年期が違いまサァ。
というよりも、あまり人と行った事がないんじゃないですか?
I さんも、ナイスショットでフェアウエィのド真ん中!
そんなこんなで、一つ一つホールを進んでいきます。
なのに、この社長、若いキャディさんにもちょっかいをかけだします。
社長 「じぶん~、若いな~、いくつ~?」
キャディ 「・・・・・。(キモッ)」
私は思います。
この生物はゴルフをする以前の問題です。
いくらお遊びのゴルフとはいえ、ここは日本のゴルフ場。
I さんに対する言葉、このキャディーさんに対する言動はこのスポーツをする資格はなし。
社長さん、アンタ 元・空手部でしょう。
どうして、硬派じゃないのかな~。
私はもうカッコ悪くてしょうがありませんでした。
ゴルフ場に何しに来てんの?
そんなスタートホールから始まり、終始この調子。
私も気が散ってゴルフどころではありません。
これで、 「割り勘、割りカ~ン」 って、叫んでたんですよ、この人。
昼、クラブハウスに戻った私たちは昼食に入りました。
ここで、I さんは、チョットお色直し。 粋な女性は違いますね~!
なのに、またこの社長。
社長 「どこ行くの~?ついて行こか~」
I 「座っとれ、オッサン!」
この生物、これが人を和ます洒落だとでも思っているのでしょうか。
A さんなどは、呆れてほとんど喋らない・・・・。
私も昼なのに、ビールをグイグイ飲んでしまった。
社長 「hide優さん、ビール代は自分で払うてや~!カカカッ」
私 「社長、少し黙ってて貰えます?」
社長 「なんや~、怖い顔して・・・。」
A 「社長さん、いい加減にしなはれや!」
社長 「へっ? ワシなんか悪いこと言うた~?」
私はここで自分に誓いました。
「(このオッサンとは二度とこねーゾッ!)」
せっかく、素晴らしいコースに来ているのに、すべて台無し。
もっと、トーナメントコースを味わうことって出来ないんですかね。
グリーン上では騒ぐし、パターの構えも滑稽です。
私の方がヘタクソになってしまう。
I さんなどはもう口も利きません。
最後のロビーで思わず叫んでいました。
I 「アンタなんかと二度と一緒にけーへんワ、店もこんといてや!!」
そう言い放つと、BMW に乗り込んで、そそくさと帰っていきました。
ゴルフの内容? いいわけないじゃないですか・・・。
こんな一日に、高いお金を払った値打ちがありませんでした。
このオジサン、最後に申しておりました。
社長 「hide優さん、1万円、今度払うわナ~!」
私 「(モウいるかーっ、ボケーっ!)・・・。」
『皆様に贈る言葉』
〝正義の戦は魂を生き生きとさせる 詩人・ヘルダーリン〟
〝外交戦の要諦は
「生命力あふれる声」 「迅速な対応」 だ。
誠実な振る舞いで 勝利の道を切り開け!〟
By 我が ”師”
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