ボクのデニムの選び方! | 大園継基(おおぞのひでき)のショーミのハナシ

ボクのデニムの選び方!

 

ジーンズを取り入れたコーディネイトを楽しむ時のボクのお勧めジーンズは、

太くも細くもなくできるだけシンプルで、上質な素材のものです。

というのも、極端に太い、または細いシルエットや

個性的なデザインのジーンズに、バランスよくトップスや

インナーを合わせるには、高度なテクニックが必要でお勧めできません。

 

特別な演出よりも清潔感が出るようにすればさりげないけど、

好感が持てるコーディネイトになるでしょう!

 

色は濃いインディゴ~淡いインディゴまでお好みで良いと

思いますが、インディゴ100%か天然藍染100%が

自信を持てていいと思います。あと後のことを考えても、

間違いなく良い色落ちをしてくれますので!

皆さんそんなのは当たり前とお思いかもしれませんが、

実はインディゴ染って、一回では紺色には染まらないんです。

最低でも10回くらい、多いと20数回染というようなものもあり

時間と材料費がかかり値段が上がります。

そこで染める回数を減らしても濃く染める方法として、

別の染料を混ぜることがあります。

コスト面から言えば決して悪いことではありませんが、

ボクは使いません。手間暇かけて作ったもののほうが

アジが出ると信じているからです!

 

流行のシルエットやコーディネイトを否定しているのでは

ありません。ボクにとっては、流行りもしないが

廃りもしないド定番のほうが楽しいんですね。

なぜなら好きな人だけが気づくようなこだわりを

いっぱい詰め込めるからです。

 

よくお客さんからジーンズの正しい洗い方、保管方法を

質問されることがありますが、状況や環境が違えば方法も

変わるんで、これが正解というものはないと思います。

それを前提にボクがやっていることをいいますと、

 

・洗い方→1本のジーンズをほぼ毎日穿くのでひと月に一度

      裏返しで洗濯機で洗剤を少し入れて洗い、

(今は液体洗剤使用)裏返しのまま自然乾燥(たまに天日干し)

干すときに耳が浮いていたら、手でぺたんと寝かせるようにしています。

OZONOデニムの場合、洗うたびこれをやると数回で浮いてこなくなります。

これは縫う時に入れるアイロンを裏表しっかり入れるのと、

仕上げの時にももう一度入れています。

 

・保管方法→Sカンフックなどにバックセンターのベルトループを

引っ掛けると、たたみシワが入らず空気が通るので

湿気がこもらないのでお勧めです!

ボクは、ダイニング椅子の背もたれに引っ掛けてますが、

少々行儀が悪いかと!(苦笑)

 

 

ここ数年、1本のジーンズを徹底的に穿いて耐久性や色落ちを

検証してきましたが、納得できる内容になってきましたので

自分で生地を選び、裁断、縫製しマジックウォッシュまでする

OZONOデニムを自分自身で楽しもうと思います。

具体的にいうと・・・

 

・ワンウォッシュの濃いインディゴ色を1本

 

 

・マジックウォッシュした淡い水色を1本

 

 

型はサイプレスのジャストサイズ30インチ!

 

1本増えただけなんですが、今はこれで十分かな!

今まではワンウォッシュから穿くのは色落ちさせる

過程でしかなかったんですが、これからは濃い色を

楽しむために穿くんです!

 

60年代ストレートを基にしたこの型を作って

20年近くになりますが、この型ばっかり穿き続けています。

ほかの型も穿こうと思うんですが、

結局サイプレスに手が伸びるんです・・・

ボクにはこれが一番しっくりくるんで仕方ないですね!

もちろん似合う型は人それぞれですし、

いろいろな型を穿きたい人もいるんで、

そこはご自分に合ったスタイルを楽しみましょう!

 

                 おわり

 

(有)スポテッドホースクラフト 

大園 英樹

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