F1世界選手権2012年度が終わりました。

最終戦は、まさしくF1の醍醐味満載のエキサィティングなレースでした。

想像できない展開とは、まさにこのことです。

F1のエンターティメント性は、本当にすごいです。

セバスチャンはきっとヘルメットの中で号泣してたでしょうね。

僕は、それよりレースが終わったあとの、アロンソの放心状態の瞳が印象的でした。

すべてを出し切って戦った男の目でした。


ところで、気になる小林可夢偉選手の去就ですが、それは数週間以内に発表になるのではないでしょうか。もはや残されたシートは、ロータス、フォースインディア、ケーターハムとマルシア、HRTのひとつづつです。(ウィリアムズは決まりと見ています)

その可夢偉選手の事務所が始めたカムイ応援募金。

なんと開始4日間で4500万円を突破!!

彼の人気のバロメーターですね。

この募金の是か非かに関しては、もちろん賛否両論あると思います。

とても古典的な手法であり、世界各国の若手ドライバーも同じ様なことをやっていますから、それに対してどうこうというのは、まったくありません。

可夢偉選手が素晴らしい選手であることは、充分に最終戦のパフォーマンスからも証明できたわけですし、むしろ証明する必要もないほど、F1チームの誰もがそれを理解しています。

ただシート獲得に、残念ながらお金が必要な状況になってしまった以上、募金でも何でも、資金集めをするしかないので、今回の募金も有効活用されれば、全然アリだとは思います。


僕が気になったのは、唯一、タイミングの問題です。

この時期に開始する募金なら、個人的な意見として、むしろ交渉チームとある程度の不足額を明示してからやるべきではないかと思いました。

たとえば「ザウバーは厳しいかも知れませんが、ロータスかフォースインディアで走れそうです。ただし、それにはあと5000万円不足です。皆さんお願いします!」とやるべきではなかったのかと思った次第です。


このお金で(もちろんスポンサーマネーも含めて)、シートが得られたならば、それは本当に素晴らしいことです。ファンの皆さんの応援の力です。

小林可夢偉選手が2013年度のF1シートを得られるように、僕もできる限り応援したいと思っています。