小松菜農家 hideのブログ

発祥の地=江戸川区で小松菜を作る農民のブログ


テーマ:

さて、タイトルが上中下・・・使っちゃってどうしようかと思ったのですが

キレがいいので、ここで農薬シリーズとしてはとりあえず終えて

今日のタイトルは興味深きこと・・・



農薬を使うことによって食の安全が向上する?



これですね。

うむ、我ながらいいタイトルを付けた。

素晴らしいと思わんかね?(ムスカ調でw)




おはようございマス┏o ペコリン♪

皆様・・・ついてきてマスか・・・?

これ、本当にゴーストライターいないのか?w



と自分で思う更新内容ですw

恐ろしい更新っぷりですw

本当に仕事してんのか?と自問自答しちまいますw




というわけで、今日も頑張りマス。




この後のルールはまたいつもと一緒で

・松永先生の話した言葉自体は紫色で、ハイライトは

(口語を文語に変えて編集する程度。)


・俺のツッコミや個人的感想は灰色で、ハイライトは黒色で。

で行きマス。




『農薬を使うことによって食の安全が向上する例』


これさ・・・さすがにない。

とか思わない?今までだったらそうだよね。だって



野菜は100%安全。自然・天然のものは安全。

何故そこに危険なものをわざわざプラスするの?



と思ってきたよね?まぁそれはただの安全神話だったんだけどさ。

でも、農薬だって説明通り、ルールを守ればその毒性は無毒性の範囲に落ち着き

更に効率や安定生産をもたらす。となってはいるけど・・・


でも、だろ?



と思うのはわかる。

俺もまぁ低毒(または人間には無害)だとしてもプラスに

なるなんて・・・そりゃー、さすがに、こじつけなんじゃ・・・w


と思ってましたが、実際『食品の安全』『リスク管理』

そう、天然・自然にもリスクがある。という考え方になると



条件が揃えば増えるカビ(カビ毒)に対しては

管理されて研究された殺菌剤。


この図式が簡単に頭に描ける。

まぁとにかく今日も松永先生の話を聞いて行きますか。




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事例として、小麦の話をしようと思います。

小麦のカビ毒汚染。お聞きになったことありますでしょうか?


たぶん都内で小麦の栽培をしている方はいらっしゃらないと思いますが・・・

まぁ国産小麦一所懸命作っておられる方沢山いらっしゃいますし


増やしていこう♪


という国の政策もあります。

で、一時は国産小麦はポストハーベスト農薬を使っていないから




安 全 だ っ!!!




みたいな言い方で言われていて

今でもですね、生協さんとか市民団体の中に




『安全な国産小麦を食べましょう♪』



っていうことをおっしゃっている方がいらっしゃいます。

で・・・それぞれ色々言ってらっしゃるんですけども



ひとつ。

カビ毒。

デオキシニバレノールという部分で調べたところ

実は・・・国産小麦まずいよね・・・ということがわかってきました。


で、これ赤カビが作る毒性物資なんですね。

デオキシニバレノール。


で、2002年に初めて計ってみたんです。

というのは、昔はそういう問題があるということすら

気が付いていなかったんですね。研究者も気が付いていない。


もちろん国も気が付いていなかったんです。

が、90年代に諸外国で研究が進んで、こういったカビ毒に穀物が

汚染されている。という結構深刻な問題かもしれないよね。


ということがわかってきましたので2002年、初めて計ってみたんです。

農水省が。そしたらエライことになったんですね・・・。



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輸入小麦は最大でも0.68ppmだったんですが

国産小麦は最大値2.1ppmととんでもなく高かったんです・・・。


これみると

デオキシニバレノールという観点からみると

国産小麦の方がよくない。食品としてリスク高いんですね。




これダメじゃないかっ!


っていうことで、この数字がわかったときは

農水省の中、結構大騒ぎになったらしいんですね。


このことは外には出なかったんですけども・・・。



で、これよく考えれば当たり前のことで

こんなに高温多湿の国で雨が降ってても

小麦を収穫するわけですね。


ということはやっぱりカビがつきやすい。

ということはカビが出す毒性物質も多くなりがち。


ということで、気候風土によるものもあったんですね。

こちらの輸入小麦はカラッとしていて、水分が20%とかに

下がっているものを収穫している。


反面日本だと水分40%とかですね、そんなものを収穫して

小麦として加工していかなくちゃいけない。

もう、最初からハンデがあったんですね・・・。


で、これ気が付かなかったんです。

で、気づいて『下げに行かなくちゃいけない。』ということで

九州の研究機関などが一所懸命努力しまして・・・今。


もう下がっています♪

近年デオキシニバレノールはしっかり管理できています。

で、どうやって管理しているかといいますと



●品種を選びます。赤カビに強い品種を選びます。

●収穫後は速やかに乾燥させます。

●水分量を下げてカビが増えない。

●カビが増えないということはカビ毒も増えない。


というようなことを・・・収穫後も気を付けます。

ということをやったわけですけれども・・・


一番大きなポイントは『農薬』だったんですね。

農薬を適期に使うことによって、そうするとカビを農薬で抑える。

で、そこでカビが抑えられたらカビが減るわけですから

カビが作り出す毒性物質も減ります。


ということで管理をしよう。

コントロールをしよう。


ということになったんです。


※この農薬=カビを殺すので殺虫剤じゃなく殺菌剤。

実はこの『適期』というのが難しくて

一定の『開花してからこのくらい』というのを研究者が突き止めたわけです。

ほぼ2~3日だそうです。その頃に一気に農薬で叩く。



これね・・・たぶんすげー面積だから簡単じゃないよ。

強風とか吹いたらアウトだしwほんと2、3日なんてシビア。



で、別に見た目でカビの被害が出てるわけじゃないんですね。

カビは小さい頃、少ない時って目で見えないんですね。

その段階でバシッっと叩くことによって、そのあとに増やさない。


これによってカビ毒コントロールというものを研究者がちゃんと

その流れを確立しまして、でも・・・年間に2~3日しかない

っていうことはみんなでその期間に広い小麦畑にですね

農薬を散布するっていうのはなかなか大変なので


例えば熊本では無人ヘリ※を使って散布するんですね。

農薬散布のヘリは嫌われますから、都内では当然使えないもの

ですけれども・・・。


※無人ヘリ・・・1000万円とかいう噂w



そういった広い面積で栽培するときはそういった方法でリスク管理しているということで

それを新聞記者に説明したら理解されて、熊本の新聞には・・・


『赤カビ病を防ぐ

人体有害カビを防ぐ農薬一斉散布。』


という記事になりました。



で、農薬一斉散布



ってパッとみたら、凄く悪いこと。

今までの農薬の概念からすると悪いことのような感じなのですけども

農薬を一斉散布することによって、安心の食へ。というストーリーを

新聞記者が書いてくれたんですね。




で、農薬。


繰り返しますが、農薬は間違って使ってはいけないんです。

けども、適切に使えば、その農薬自体のリスクはきちっと管理されて

リスクを抑えたところで使うことが出来る。



単に安全性という面からだけ言えば

『いいとこ取りが出来る』という風に考えることも出来るな。



一方でそれを使うことによって、カビ毒を抑えることが出来たら

食品としての全体のリスクは農薬を使ったとしても、むしろ

使った方が安全性があがるじゃないか。




リスクが下がって、安全性があがるじゃないか。

というお話なんですね。




うーん、農家的にもカビ毒の視点はなかった


まだまだ勉強不足だね。気合い入れていかないと。


まぁ、似たような話で・・・

以前からも農薬を使った方が外敵から攻撃されることが減るために

人によってはアレルゲンになる可能性のある物質(植物ホルモン)を減らすことが出来る。

よって、農薬を使った方が人によっては安全。という論を出した人がいるのは

知っている。




これ、もう少しいうと、もともと植物は昆虫やカビから攻撃されると

抵抗物質を出すわけ。植物ホルモンね。そいで、それで食べられにくくしたりしている。



また小松菜においてはアブラナ科の強敵であるコナガ ってのがいる。

このコナガの天敵にコナガサムライコマユバチというのが居る。





まだそのコナガサムライコマユバチという昆虫の存在を知らなかった頃・・・

以前からずっと不思議だった。小松菜が食われた場所に白い米粒くらいの

繭があって・・・なんだろう・・・きっとこの小松菜を食害した何かの幼虫の繭だろう。



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そう思っていたんだけど、よくよくこの繭をみると、中身はもうない。

巣立っている。その断面をさらによく見ると・・・見えるかな・・・。



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この繭の破り方、どうみても蛾ではない。

蛾はああやって繭を破らないのでは?と。
ふつー蛹の背中の部分を割って出てくるよね・・・蛾とか蝶類。


じゃー、何?と思ったときに泥蜂の巣を思い出した。

(この発想転換が正解とは思わないが、蜂に辿りづいたのは事実w

奇跡に近いw)



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こうやって筒状の部分を割って出てくる?

という子どもの様な発想から無事寄生蜂にたどり着く。


(蛾などの幼虫に卵を産み付けてそれを食して。という蜂。

蜂ってミツバチのイメージから花粉を集めるイメージはあるけど

実際は泥蜂やこのサムライコマユバチのように幼虫を食べたり

寄生したりする種も沢山居る。)

これね、このコナガサムライコマユバチ・・・小さな小さなハチで

コナガなどに食害されたときのみ小松菜が発するベンジルシアニドジメチルトリスルフィドという

植物ホルモンを嗅ぎ付けて集まり、そこにいる幼虫に卵を産み付ける。


そういう蜂。


(-ω- ) ?


今日の話ではこの2つの成分が人間の体にプラスかマイナスかは別として

こうやって、植物は自分を守るわけね。環境変化や外敵から。


そうするとさ、野生に近い種。


とかいって、人間の体に鬼のようにいい影響を与えるみたいに

いう人もいるけど・・・それって、逆にマイナスになる可能性の方が

たけーよなwと思うんだわ。あと、無理に栽培したものとかね。


成長過程でずっと困らせられて育つ野菜って、色々な物質を

生み出す可能性は高いと思う。普通が一番なのでは?と最近は思う。

実際、科学者の人に上記の植物ホルモンを多量摂取したときに

どーなんだ?wというのを訪ねてみたい。



と、話がすっげー脱線したんだけどさw

『天敵』という面ではこのコマユバチ、利用するならすればいいんだけど

もしも、この2つの物質、または食害されることによって多くの野菜が生成する物質。

あらゆる環境において、多くの野菜で調べてないと思うんだよね。


それらが大量に出た場合もマイナスになる可能性ってあると思う。

だとしたら、そういった場合も農薬を適切に使って防除するとそのマイナスは

減らせる可能性がある事例になるということか・・・?なんて畑で収穫しながら考える。


うん、俺は本当に暇人w



そう、話を戻そうw


で、こういう事例というのが色々出てきています。

(農薬を適切に使った方が、食品の安全性におけるリスクを下げるという事例)



日本ではですね、あんまりこういう研究盛んじゃないんですけど

諸外国ですと、農薬でどういう風に安定させればいいか。という研究されてまして

場合によっては有機農産物の方がカビ毒に関してのリスクが高いですよ。と


やっぱりカビは目に見えないので、なかなかコントロールが難しいんですね。

ということで、有機農産物、ちょっとリスクあるかもよ。みたいな話も出てきてます。



※松永先生は別に有機無農薬に反対しているのではなく

食品の安全面を考えて、中立的な立場で分析しているだけです。

何にでも小なりのリスクはあるということを

今の『有機・無農薬』こそが安全・安心としている世論を正したい。

そう思っているだけだと思われます。



で、実際このカビ毒にしても、すぐ人間の体に悪影響があるような猛毒かというと

2002年に初めて計るまでは、安心の国産小麦♪とかいって食ってたのに

中毒者が出てないんで・・・そこまで過敏になる必要はないと思う。


たぶん偏食だとか無理なダイエットとかw睡眠不足運動不足の方が

(100㎞ウルトラマラソンも含むw)


人間の健康に大きなマイナスになると思うし、この話を気にし過ぎて

食べることに懸念を抱き、ストレスを感じることの方がマイナスになります。

こうなったら、みんなっ!!!!



マックを食べよう!!wあはw


※マクドナルドごめんなさいw

俺はマック大好きですけど健康食品ではないと思ってマス♪





で、『農薬』についての一応まとめですけども・・・

今のような話をするとですね・・・


『じゃー農薬どんどん使えよっ!』


って言っているのかと言われるんですが、そーじゃないんですね。

農薬はやっぱり必要最小限であるべきだと思います。それは

何より、農薬高いからですよね。


うむw間違いない。

つーか、『じゃー、どんどん使え』って・・・

0か100しかねーような価値観やめろw

それが一番健康に悪い気がするw


実際農薬って、使用するのも面倒臭いしね。

経営バランスを考えるならば、資材に使う経費は

出来る限り抑えるに限る。



明日は、それでも残る農薬の問題について。


食品の安全について・序章

食品の安全について① ~『天然・自然は安全』はウソ~
食品の安全について② ~補足~

食品の安全について③ ~具体例の前にまた補足~

食品の安全について④ ~具体例・じゃがいものリスク~

食品の安全について⑤ ~具体例・塩や砂糖~

食品の安全について⑥ ~ユッケ・レバ刺しが問題になったわけ~

食品の安全について⑦ ~何故浅漬け=白菜に大腸菌が~

食品の安全について⑧ ~箸休め~

食品の安全について⑨ ~番外~

食品の安全について⑩ ~農薬について・上~

食品の安全について⑪ ~農薬について・中~

食品の安全について⑫ ~農薬について・下~

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