HEAVEN | 最南端クロニカ諸島での決戦

HEAVEN

HEAVEN

どうして生まれたの
気まぐれな神や奇跡
溢れる程の愛

どうして生きて行くの
それが許された
唯一の「痛み」だから。

君がいるあの向こう側へ
渡りたい HEAVEN
悲しい顔はしないでなんて
僕はまた木の影で
泣いている HEAVEN
優しい歌が
溢れるHEAVEN


どうして夢をみるの
だって叶わない物が
あまりにも多いから

何処へ帰っていくの
それは温かな風が
吹く場所

君が笑う木の下で
手を繋いだ HEAVEN
靴紐一つ結べずに
僕はまだ木影で
泣いているHEAVEN
柔らかな光が
溢れるHEAVEN


雨が止んだ事さえ気付かず
赤い傘が二人を隠す時
君がそっと触れてきた
冷たい掌の熱


君はきっと星空で
笑っている
悲しい顔はしないでなんて
僕はまだ木下で
座ったままHEAVEN
君の声がまだ聞こえる

君がいるあの向こう側へ

僕はまた木の影で


優しい歌が溢れるHEAVEN