わんおー(2009)より、数値だけを引用。
仮に
構築1:バンギパへの勝率55%、その他の構築への勝率62%
構築2:バンギパへの勝率47%、その他の構築への勝率64%
バンギパの存在確率が15%、その他の構築が85%
である場合
1は0,55×0,15+0,62×0,85=0,6095
2は0,47×0,15+0,64×0,85=0,6145
であるので2の方が良いと言える。

しかし、ここで問題になるのが、数値としての確率をどう求めるかだ。
例えばバンギパの存在確率を知りたいと考えてログを100試合集めたとしよう。
100試合のログをランダムに集めた結果、15試合がバンギパのログだった。
ここでのバンギパの存在確率は15%であるが
当然これは実際に起こった事象を観測したデータに過ぎないので偶然の要素が大きく
真のバンギパの存在確率とは言えない。
そこで真のバンギパの存在確率を推定すると
100試合のログでは、8%~22%の間に95%の確率で存在することがわかる。(95%信頼区間)
14%ものブレがあるのは分母が小さいからである。
ここで困るのは
真のバンギパの存在確率が22%もある可能性があることで
もし22%だった場合
1は0,55×0,22+0,62×0,78=0,6040
2は0,47×0,22+0,64×0,78=0,6026
と勝率が逆転するのである。

このように、たかだか100試合ほどのデータで、数値を統計的なデータとして扱うのは難しい。
しかし一方で1000試合ものログを集める頃にはメタは新しいものになっているだろう。
このことは、実際の観測データを元にメタ的な構築をすることの困難性を示している。

メタを考えてパーティを組む、と言う行為は
一見、理想的であるように思えて、数値的な裏づけを取るのは非常に難しく
そのため構築法としては卓上論の域を出ないということに気をつけたい。

とはいえ、卓上論でない構築法があるのか
という根本的な疑問も存在する。
AD