変わり種   ひ蜂


おやじ、変わったねたないか?じゃあ、ベムスターのにぎりなんかいかがすか?こないだウルトラマンがバラシタのを安く仕入れやして!うまいのか?なかなかの珍味ですぜ!


寝起き   ひ蜂


寝起きにおもいっきり、鼻をかんだ。かんだチリ紙をそっと開く。鼻汁の中に微量の脳みそが混じっていた。まあ少しぐらいならたいしたことないよな?あれ、俺の名前なんだっけ?



英雄    ひ蜂


ゲルダは、英雄だった。彼は、幾多の魔王や怪物を倒し、山ほどの報奨金を手に入れた。彼の強さの秘密は、多くの頼れる仲間達。彼は、同僚の演技力のある魔王や怪物たちとともに次なる王国めざし、荒稼ぎの旅に出た。


あるチケット   ひ蜂


父さん、敬老会からチケットが贈られてきたわよ。何のだ?秋の三途の川、船下り。


資格   ひ蜂


あんたなんかに、父親を名乗る資格なんて、ないわ!いや、ある!とうさんなあ、がんばって、がんばって、1年かけて…国家資格、父親士の免状を取ったんだ!と、父さん!


宇宙人   ひ蜂


ボク月から来た月の王子!へえ!宇宙人なの?ううん、ちがうよ!ボク月星人さ!君が宇宙人だろう!?え?俺が地球人だからお前が宇宙人だよ!ボクが月星人だから。。。


今何時?   ひ蜂


十時です!!十時か!じ、十時か、十字架ァァァァ!!!男は、灰となり消えていった。


将棋名人戦     ひ蜂


対局は一進一退。将棋名人人徳は、相手の裏をかこうと2時間じっと考えていた。連戦連勝の人徳だが、今日の相手宗竜は手強い。なにせ彼も相手の心が読めるのだから。


ガラスの靴の持ち主    ひ蜂


町では、ガラスの靴に足を通そうと若い娘達が並んでいたが。靴は、23.5cmとありふれたサイズのためシンデレラ候補であふれかえっていた。


僕のママ    ひ蜂


僕のママは、しゃべらなくなった。あんなに美人で明るくて僕自慢のママだったのに。今日知らないおじちゃんたちがいっぱい来た。おじちゃんたちは、眠ってるママに手を合わせてパパをパトカーに乗せていっちゃった。