ボンバーキャット(京楽) | 懐かしのぱちんこ名機列伝

ボンバーキャット(京楽)


連荘機全盛時代に登場した羽根物最終形態?

京楽の羽根物といえば、たぬ吉君 の役物が延々と採用され続けています。


一方、当時人気を二分したファイタータイプの役物も数は少ないもののいくつかの

後継機が登場しているのです。


京楽羽根物の代表的な両役物は、遊び易さのたぬ吉タイプと、ギャンブル性の高い

ファイタータイプに二分されていると言っても過言ではないでしょう。

事実、以降の羽根物でこれ以外の役物は採用されていないのでは?



基本的なゲーム性はラウンド振り分けタイプです。大当りすると役物奥のドットが作動し

停止した図柄でラウンドが決定するというものです。


その際、出現率16分の1の「V」図柄が停止した場合15R大当りとなり、次回「V」が出現

するまで、電動2チャッカ-の開放時間が大幅にアップするようになっていました。


この台は、イレギュラー入賞というものがほとんど発生せず、1チャッカーでの開閉では

Vゾーン手前の突起が入賞を阻む仕組みになっていましたので、実質的にメインの大当り

パターンはこの「2チャッカー開閉時の入賞」となっていたのです。


「V」図柄以外での継続は1・3・5Rとしょぼい出玉なのですが、一旦確変に突入すれば

通常時も出玉を微増させながら大当りを狙う事が出来たわけです。


突入時と終了時が15Rとなりますので、「V」図柄停止時の期待出玉は4000個を軽く越え

一撃10000個も珍しくない、デジパチ真っ青の破壊力を秘めていました。


只、スペック的なバランスが極端だった為か、この台のゲーム性を生かした調整というのは

難しかったようで、鉄火場状態のホールがあったかと思えば、閑古鳥が泣いている店も多く

「羽根物=遊び台」という感覚で手軽に手を出せる台ではなかったような気がします。


とりあえず、数回大当りさせてVが出なければ止めみたいな感じで、自制しないとズルズルと

投資を強いられるような台でした。