手動カウンター
1号機の登場によってそれまで特定の地域にのみ設置されていたパチスロが一気に全国的に
広まる事となりました。それと同時に(恐らく)どこのホールでもこのような回数札を台の上に
設置するようになりました。
ビッグを引くと店員さんが札をめくって大当り回数をアピールするという非常にアナログなシ
ステムなわけですが・・・
はっきり言って何の役にも立っていませんでした
というのも、別に店員さんがこれを細かくチェックしているわけでもなく、又回数が違っている
からといって遊技に支障があるわけでもありません。見た目にはインパクトはあるものの、要
はオブジェのようなものでして、事実腹立ち紛れに札を適当にひっくり返したりするお客さんが
後をたちませんでした。
お店の方もあまり回数が付いていない台があれば適当に水増しするような有様でしたから・・・w
但し4号機になるまでのパチスロはオートリセットが認められていませんでしたから、ビッグが終了
すると、店員さんによって打ち止めを解除する必要があります。
これにスムーズに対応する為か、ビッグスタート&終了時は機械音声で「おめでとうございます○○
番台ビッグボーナススタートです」「ありがとうございます○○番台ビッグボーナス終了しました」という
アナウンスが自動で流れるようになっていました。
お店によってはこのアナウンスをチェックしてカウンタで正しい回数を記録している事もあり、常連さん
は札なんか見ずに先ずはこのカウンタのリストで打つ台を選んでいましたね。
1号機の時代のお店の風景と言えば、この自動アナウンス・手動カウンタ・台上のバトライト。
この3点をセットで思い出す人も結構いるのではないかと・・・・?
でもこのアナウンスも実は曲者でして、いや普段はまぁ、便利かなとは思うのですが単に台から送ら
れる大当り信号を順番に流すだの機能しかなく、デジパチの大当りや羽根物の定量なんかにも対応
していたりします。
従って、夕方等のピーク時になるとこのアナウンスがひっきりなしに店内に流れるというのも珍しくなく
とっくの昔に終了している大当りのアナウンスがリセット後にようやく流れたりしていましたね。
バトランプにしても基本はビッグボーナス中に作動するわけですが、機種によってはフラグ成立時に
中の羽根が一瞬動くようになっていまして、そのような台を設置しているお店では全員上を向きながら
遊技をしているという異様な光景を見る事ができました。
誰一人リールなんてみていなかったりするんですよw
データ表示機はその後台ランプと一体化したものがどんどん進化を続けていったわけですが、
実際に定着するようになったのは4号機になってからじゃなかったかなぁ・・・??
なんというか、アナログと近代化がごちゃ混ぜになったような時代。自分にとってはパチンコや
パチスロが一番楽しかった古き良き思い出だったりします。
*画像は asutarasuさん からお借りしています