明日から真似したくなる漢の映画

男子総草食化が叫ばれる、昨今。
男なら明日から真似したくなる映画を紹介していきます。
たとえ真似したところで、明日が全然変わらないにしてもだ!


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~旧型最強兵士VS最新型最強兵士&壊れた人間核弾頭‼︎~


かつて、ハンサムを売りに開脚蹴りと尻をだす映画を連発していた俳優ージャン・クロード・ヴァンダム。
日本中の国民に「君はジャン・クロード・ヴァンダムを知っているか?」と問えば一部の人を除き、ほとんどの人に「知らん!」と言われるであろう。
まあ知らないところでどうということはないわけだが、かくいう俺もヴァンダムの新作が出るたびに「誰が見るんだ?これは?」という気持ちで何となく借りて、何となくがっかりする経験を繰り返していた。
しかし、がっかりしながらも、「とりあえず開脚していたな!!あと尻を出してた!という印象を見るものに与えるのを考えれば、偉い俳優さんなのではなかろうか。そんな気持ちを抱かせる俳優である。
 
ヴァンダムがガイルを演じ、原作ファンを怒らせるところか唖然とさせたストリートファイター」
ヴァンダムが未来パトロールになり、台所で開脚する作品「タイムコップ」
ヴァンダムが双子という時点で、出落ちだろ!!それ!!みたいな作品、「ダブルインパクト」
ジョンウーにとって駄作、ヴァンダムにとって良作という、無駄に長い後ろ髪を振り乱し、蛇を食いちぎり、バイクの上で銃を乱射する作品「ハードターゲット」
デニスロッドマンを相棒に、地雷が埋められ、虎が放たれたコロッセオにて男塾の試合みたいな戦いをミッキーローク相手に繰り広げる作品「ダブルチーム」
足の指の間にナイフを挟む、これまた男塾のキャラのような丸坊主の刺客を相手に香港でハッスルする作品「ノックオフ」
ヴァンダムが双子の弟(また双子かよ!!)の敵を討つ「マキシマムリスク」
凶悪殺人犯のヴァンダムにクローンヴァンダム(どんだけ双子好きなんだよ!いい加減にしろ!!)に戦いを挑む「レプリカント」
ヴァンダム版『ショーシャンクの空に』「HELL」
・・・・
などと、比較的俺の中で印象に残った作品をぼんやりと挙げてみたが大体の作品で尻を出したり、開脚キックを連発していた
しかし、絶好調は束の間。
世間の評価は世知辛いものだった。
かつて高校の頃、外国人の先生にヴァンダムについて聞いてみたところ「he is BAKA(馬鹿)!」とはっきり言ったのを今でも覚えている。
お尻を出した子一等賞という言葉が海外には存在しなかったせいか作品を放つたびにネガティブな意味での空手バカという印象を世間に与え、失速。
セガールと同じようにVシネ路線をひた走るのだった。
しかし、90年代の次期肉体派として期待されたスターとしての輝きを一瞬でも見たものは、そんなヴァンダムを追い続けた。
そして見るものを毎回ガッカリさせながらも、ヴァンダムは構わず開脚や尻を劇中でくる日もくる日も披露しつづけた。
一つのジャンルが駄目だと、人は焼肉チェーンやらアクセサリーの店を開店したり、演技派転向などの浮気をするもんだが、ヴァンダムは違った。
俺に出来るのはアクション(開脚キック)しかないんや・・・これしかないんや…という気持ちがあったかどうかは知らんが、とにかく愚直に低予算の作品に出演しては尻を出したり開脚キックを放ち続けた。
 
そして、ついに馬鹿も通せば道理になるのを証明する日が来た。
三谷幸喜meetsヴァンダムのような映画「その男、ヴァンダム」である。
劇中にてヴァンダムはヴァンダムを演じた。
いつもの開脚、尻という馬鹿なイメージをちょっとだけ封印。
日本のVシネ俳優竹内力がVシネ御殿を築いたのとは大違いな、経済的な困窮。
世間、そして家族からも「馬鹿」と言われる悲しみ。
俺は人生において何も残していない!!何も!!と涙ながらに語り、観客に笑っていいのか泣けばいいのか分からない落ち目のアクションスターの切実すぎる生活事情を悲喜劇としてスクリーンに叩きつけた。
この作品でヴァンダムは尻、開脚キック以外の武器、哀愁と開き直り、漫画北斗の拳でいうところの北斗神拳の神髄=哀しみと怒りによって習得した無想転生を武器に意欲作を連発する。
 
妻を奪われた男の香港マフィアへの復讐、「レクイエム」
飲む、打つ、買う!!!の三拍子揃った悪徳刑事を演じ、飲み屋のねーちゃんをビリヤードの台で犯す「ディティクティブ」
そして、今回ご紹介する「ユニバーサルソルジャー・リジェネレーション」である。
 
ウィルスミスが宇宙人を素手のパンチで失神させる作品インデペンデンスデイ」で知られるローランドエメリッヒが、当時乗りに乗っていた次世代アクションスター、ヴァンダムとドルフラングレンを共演させた前作「ユニバーサルソルジャー」略してユニソルの続編なわけだが、前作はヴァンダムが氷風呂に入り、ラングレンがスーパーで演説し、最終的にヴァンダムとラングレンが納屋の裏でなぐり合うという、割と金が掛かっているにも関わらず、激安な感じを惜しげもなく披露。
多分、制作費は飲み代とかに回されたのではないか、と思いたくなる大味な作品であった。
わりとテレビなどで放送され、知名度も高いのだが、ジョンウー同様エメリッヒにとって駄作、ヴァンダムにとっての良作となったのだった。
そこからヴァンダム主演のザ・リターンやら、はてはヴァンダムのヴァの字も出ないTVシリーズの2,3やらAKBの派生チームのように多数のユニソルが生まれたが、 悲しいことに全てが全て、元祖が良作に見えるほどの駄作だった。
しかし駄作ながらユニソルシリーズを追っていた縁もあり、俺も舐めた態度で本作を見始めたわけだが、まさにヴァンダムから開脚キックを受けるような、明日から真似したくなる映画だった。
居酒屋でいえば元祖ユニソルが山盛りフライドポテトだとしたら、このリジェネレーションはほっけのような。
というわけであらすじ。
 
兵隊の死体を再利用し、薬物により、感情、痛覚などを失くした究極の兵士、ユニバーサルソルジャー、通称ユニソル。
初期型のユニソルであるリュックは人間として戻る治療を受けていたものの、日常の記憶を保てず、喫茶店で目のあったデブを衝動的に殴るなど、戦闘マシーンとしての自分を抑えられずにいた。
一方その頃、テロリストたちがロシアの首相の子供たちを誘拐。
チェルノブイリに残された原子炉に爆弾をセットし、立てこもる。
軍隊、そして初期型ユニソル4体で事態の鎮圧に向かう政府だったが、最新のユニソル、NGUによって殲滅されてしまう。
予断を許されない状況の中、初期型ユニソルにして最強のユニソルであるリュックは再び戦闘マシーンとしてのおのれを解放し、テロリスト、NGUが待ち受ける戦場へと戻る。
しかし、そこにはテロリスト、NGUの他に、テロリスト側に雇われていた科学者が「よりによって何でこいつを再生したんだよ?」と思わざるおえない仇敵の旧型ユニソル、スコットを起動させていた・・・。

以前の作風からガラリと変わり、ニューヨーク1997のような不穏な音楽の中、凄惨かつ乾いたタッチで旧型最強ユニソルVS最新型のユニソルの戦いが繰り広げられる。
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おそらくお金がかかっていたら出来ないであろう、媚びのない、非常にストイックかつ哀愁に溢れた映画に生まれかわっていた。

俺が出来るのは所詮、人殺しだけだ…」と最後の人間性を捨て、戦場に戻るシーンは、先ほどダラダラと書いたヴァンダムのアクション俳優人生とオーバーラップする。
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特に廃墟の暗闇の中、ナイフを構えるヴァンダムがカッコいいと思うとは…と観た時は痺れたものだ。
まあ結果として開脚キックするとしてもだ!
そして今回は元祖以降、シリーズにそっぽをむいていたドルフラングレンが壊れた人間核弾頭を再び演じる。
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人生の複雑さについて考えたことはあるか?
と、目の前の人間に哲学的というか、ずばり訳のわからん質問をしてyesだろうがnoだろうが殺す、という前作より更に迷惑極まりない暴走ユニソルを演じる。
新規参戦する新型ユニソルNGUも、旧型ユニソル2人に負けじと、ナックルパンチ、三角締めなどの戦慄の総合格闘技スキルを披露する。
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そんな奴らが廃工場で殺し合うという、どう考えても万人にはウケない映画だろう。
ブログを書くにあたって3回目の鑑賞をしたわけだが、最近、ユニソルのように仕事をしていた俺には身につまされる映画だった。
次の日、仕事があるにも関わらず、朝までコース確実な飲み会へ行き、そのままレッドブルを飲んで出勤する時、「ああ、俺、ユニソルだなぁ…」とつくづく思う瞬間がある。

人間、夢を見ろ!などと無責任なことを言われがちな昨今。
しかし人間、誰もが夢を掴んだり、一番になれるわけではない。
だが、一番になれないにしても、生き様は自分で決めることは出来る。
とりあえず手元に残ったもの、自分の領分を必死にやる。
このユニソル、いわばヴァンダム的な姿勢は男なら是非、明日から真似したくなる姿勢だ。
そしてネットで100万稼げた!みたいな信じるのもアホらしい夢を押し売りする人間はヴァンダムの回し蹴りを100回食らってから物を言え!といいたくなる。

そんなわけで、その後のヴァンダムは久しぶりにハリウッドメジャー映画「エクスペンダブルズ2」にて悪役をゲットし、スタローンのように再ブレイクなるか⁈と思いきや、再びレンタルDVD屋の端っこの棚を順調に埋める低空飛行を続けている。
俺は、そんなヴァンダムの新作を視界の端に留めながら、「ゼロダークサーティー」を手に取るのだった。
ヴァンダム借りろよ!

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