明日から真似したくなる漢の映画

男子総草食化が叫ばれる、昨今。
男なら明日から真似したくなる映画を紹介していきます。
たとえ真似したところで、明日が全然変わらないにしてもだ!


テーマ:
先日、喫茶店でしょうもない恰好で、しょうもない雑誌を読みながら一杯150円のコーヒーを啜っていると、後ろの席から学生たちの会話が耳に入った。

「仕事に求めるものは、やっぱ、やりがいだよね!」
「好きな事を仕事にしたいよね~」

僕はカフェインから来る利尿作用によって、しょうもない雑誌を閉じ、便所に向かい、小便器でだらしなく放尿しながら、「やりがい」や「好きなことを仕事にしている」という言葉を考えてみた。

仕事なんてのはあくまでメシの種なのであって、求められるものは多くても、求めることが許されない方が多い。


そこに来て、「やりがい」と「好きな事を仕事にしたい」と来た。
まだ若者のいうことなので、めくじらを立てるのも大人げないとは思うが、もし、僕が面接管で、「私はこの仕事にやりがいを求めてきました!」
と言われても「知るか!そんなもの自分で見つけろよ!」と言いたくなるに違いない。
例えば、今僕が用を足している、この便所も掃除のおばちゃんが掃除してくれた便所だ。
かといって、掃除のおばちゃんは便所掃除が好きなのか?
好きだから仕事をしているのか?
それともトイレの神様を信仰しているのか?
まあ、掃除のおばちゃんに「仕事好き?」とか「トイレの神様教ですか?」と聞く勇気はないので、断言はできないが、「それが仕事だからしてる」のであって、「やりがい」とか「好きだからやってる」などと、ご大層な能書きは垂れないだろう。

じゃあ、仕事って何なの?と考えた時に思い出したのが、映画「トロールハンター」だった。

舞台はノルウェー。
大学の課題で「クマの狩猟事情」のドキュメンタリーを取りに来た3人の大学生。
取材している過程で出会った、怪しいおっさんハンターのハンスさんに密着する。
密着取材を敢行してみると、おっさんは国から委託されている唯一のトロールハンターだった!
というあらすじ。
国によって隠ぺいされてきたトロールの生態が明らかになっていくわけですが、トロールと聞くと、ファンシーな妖精さん、いたずら好きな妖精さんなどと思われがちだが、今作品に出てくるトロールは雑食で獰猛、かつ汚い、ファンシーのかけらもない生物だという事が明らかになっていく。
こんなトロールを狩るのがハンスさんなわけだが、政府から委託されているにも関わらず、残業手当も出ず、命かけてるわりには報酬も少ない、少しでもこの状況を変えるためにも、ドキュメントに協力してやる、と切実過ぎる理由で取材をOKする。

映画自体はトロールの生態を扱っているのだが、オッサンのハンターぶりが仕事としての哀愁とカッコよさに満ち満ちている。

まず、トロールを狩る際には、トロール臭という、くっさい液体を体に塗らなければいけない。
「うわ、くっせ!!」などと嫌がる学生たちを前に「塗らなきゃ殺されっぞ!!つべこべ言わないで塗れよ!お前ら!!」とキレるハンスさん。
トロールは紫外線が弱点で、死ぬと石化するか、臓物を飛び散らして爆死するため、爆死すれば、洗濯が大変そうな、やっかいな仕事なのである。
また、殺したトロールの種類や数などを書類で報告するなど、めんどくさい事務仕事もしなければいけない。

相手が相手だけに、臭い、汚い、きついという3Kを淡々とこなすハンスさんを前に「やりがい」とか「好きな事を仕事にしたい」という薄っぺらな能書きが介在する余地がない。

それでも、ハンスさんは今日もトロール達を次々と狩っていく。
夢や希望、やりがいや自己実現が云々・・・などと言ったたわごとは語らない。
なぜなら、それが仕事だからだ!!

また、あるシーンでは、どうも最近トロールの行動が変なので、血を抜いてきてくれと言われたハンスさん。
3匹のメーメーさん(山羊)を囮にするわけですが、この時、血を採取するための装備が、ドラム缶のような鎧
アイアンマンのような洗練された鎧がムーブメントの中、お手製のドラム缶装甲でトロールへ近づくハンスさん。
「え?その鎧で大丈夫なの?」という取材クルーをしり目に「嫌な仕事だよ」と言うとバカでかい注射器を持ってトロールのいる場所へ向かうシーンは、「仕事する理由?知るか!俺しかやる奴いねえからやってんだよ」という男の出勤風景でもある。
この後、トロールのパンチで豪快にぶっ飛ぶハンスさんに俺は泣いた!

ラスト、60m台の怪獣のようなトロールを狩る為、車をマッドマックス2ばりに改造し、現場に向かうハンスさん。

遂にノルウェーの大地に巨大なトロールが現れ、攻撃するものの、車も破壊され、命からがら車から這い出す取材クルー達とハンスさん。
「これはあかん・・・」と取材クルーがあっけにとられる中、「良い映像は撮れたか?」と言い残し、急ぐでもなく紫外線ロケットランチャーを片手に巨大トロールに立ち向かうハンスさん。

吠える巨大トロール。
しっかり狙いをつけて、紫外線ロケットランチャーを発射するハンスさん。
着弾するや否や、石化し、ゴロゴロと大崩壊を起こす巨大トロール。
倒した後、取材クルーのカメラに背を向け、大地に差す朝日に向かって、いずこともなく消え去るハンスさん。


自分の仕事に対して、いちいち大層な能書きや理由を他人に語るより、黙って背中で語れる男になりたい。
そんな明日から真似したくなる男の映画である。



トロール・ハンター Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)/ワーナー・ホーム・ビデオ

¥3,980
Amazon.co.jp
AD
いいね!した人  |  コメント(1)  |  リブログ(0)

“DIE”sukeさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。