つながりの書33 3-8『再出発』 | 地球が喜ぶ仲間を作る! at 千葉県で自然な生き方の追求と普及

地球が喜ぶ仲間を作る! at 千葉県で自然な生き方の追求と普及

『1000年先へつなぐ地球家族』をテーマとし、地球人としての理想的な生き方を追求していく活動期

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第3章 命の使い方
3-7『お金に対する抵抗を無くす』の続き> (目次はこちら
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箱根での生活が終わり、

2011年1月、
僕は東京に戻ってきた。

倉渕さんの紹介で、
安く下宿できる先が見つかった。

布団も何もなかったが、
つながりん村のメーリングリストで事情を流すと、
知り合いに聞いて余っているからと送ってくれた。

良心的な弁護士も紹介してもらい、
債務整理もして金銭的にだいぶ楽になった。

コミュニティの助けを、
僕が真っ先に受けたのだ。

僕はこれまで教わった全てを、
ブログやメールマガジンでまとめながら発信し、
自分の中の重要な事として意に留めた。

もう、何も恐れない。

自然の流れに背かずに、
全てを受け入れて動じない。

心を広く持ち、
全てを許す。

軸をぶらさず、
表面的な事に惑わされない。

力を込めずに、
心を込める。

身近な人を大切にして、
目の前の事にしっかり向き合う。

良い事が起きたら、
相手のおかげ。

良くない事は、
自分が原因。

人間性を高め、
人を喜ばせる事をただ行う。

あらゆるものに、
感謝する。

生活を助けあい夢を応援しあう、
一生涯の本当の仲間を作り、

人をより豊かに、
世をより良くしていく。

今まで僕は、
多くの経験と学びを通して、

生き方と在り方を追求し、
ここにたどり着いたんだ。

つながりん村に全てをかけよう。

最高の仲間の輪を作っていく事が、
全てに繋がっていくとイメージできた。

みんなが豊かになって、
世の中を良くしていく事を願い、

信じた。

倉渕さんの紹介で
入村する人がどんどん出た。

同時に僕は繋がる情報を集め、
繋がる仕組みを考えた。

求めるものと与えられるものを
共有するとか、

メーリングリストで
順番に気付きや良かったことをシェアするとか、

それぞれに担当を与えるとか、
順番に講師をやって勉強会をやるとか、

考えた仕組みは21種類にも及んだ。

だけど、

そんな簡単に
上手くいくものでもなかった。

仕組みは運営側で勝手に考えた事に
過ぎなかったのだ。

最初はみんな
付き合ってくれていたが、

何かをしてもらおうという考えには
無理があった。

みんなの状況や価値観、
気持ちを汲み取っていなかった。

入村する人も多かったが、
退村する人も多かった。

分かりづらい。
メリットを感じない。
年貢を払う意味が分からない。

そんな理由からだろう。

試行錯誤を繰り返していた3月。

倉渕さんは、家庭の事情で
奥さんの実家の近くの熊本県へと引っ越していった。

つながりん村の営業担当がいなくなって
繁栄のスピードは一気に落ちたが、

これもコミュニティの質を高め、
本質を追求することに意識を向けろという事だろう。

与えられた現象を受け入れた。

また、ある会で
影山礼二とばったり再会した。

相変わらずキツイ口調だったが、

少し穏やかになっていて
表面上の仲直りをした。

これで気になる心の課題も
全てクリアになり、

再出発に相応しい状態となった。

――それから、2年が経った。

⇒『エピローグ ~サンクチュアリ~』へ つづく

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