もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡

「もじゃもじゃ頭」こと、うなぎ計画の笹浦暢大が、
「へらへら眼鏡」こと、作家の河田唱子と
2011年に結成。神奈川県を中心に活動。
ブログは主に眼鏡のほうが、不定期更新。
http://magcul.net/focus/tanpen/

地劇ミュージカル
「日本国 横浜 お浜様」
【公演詳細ページURL】
●http://www.confetti-web.com/mojahera
※PC、スマートフォン、携帯電話に対応しております。

テーマ:

とつぜんなんだと思われるかもしれないが、

痴漢についての本がちょっとだけ話題になっている

薄々気づいてはいたが

痴漢についての

人々の認識が

あまりにも違う

ある人は「え、そんなことあるの」と驚いてるし

ある人は「は?いまさら話題ってなんだよ?」と驚いている

そしてこの認識のずれは

痴漢にあった人がちゃんと言語化してこなかった

これにつきると思う

 

なのでいまから

わたしがあった痴漢について書いておこうと思う

はっきり言って気分の悪い内容だということを

あらかじめ警告しておく

親であるみなさん 

子がそういう目にあうかもしれないと

頭に叩き込んでほしい

こういうことがあるということを

きちんと伝えて

いまよりましな未来をつくっていけるようにしてほしい

 

内容が内容なので

読むかどうかはご自分で

判断してね

 

はじめて痴漢にあったのは

13歳のときだ

わたしは中学から

学習院女子中等科という名前ばかりの

ぼんくら学校に通っていた

なぜぼんくらかというと

まともな性教育をしていなかったし(当時)

まともな痴漢への対処法を教えてくれなかったからだ

さて

スイスから帰ってきたばかりのわたしに

永福町から明大前で京王線にのり

新宿で乗り換え高田馬場で降りる毎日がはじまった

この京王線のなかで

中年のサラリーマンが

学習院のくそださい長いセーラー服のスカートに

手を入れ下着に手を入れて

指をつっこんできた

そして「濡れてるね」と言って

つぎは

尻に指をつっこんできた

新宿につくとわたしは

震えながら山の手線のホームに向かった

視界がぐるぐるして

まっすぐ歩けなかったことを覚えている

そしたら追いかけてきて

「かわいいお尻だね」

と言って去っていった

わたしは学校につくと

げろげろ吐いた

わたしの体をはじめて

性的に触ったのは

ちゃんと付き合った男の子じゃなかった

教師や親には言えなかった

 

中学二年のとき川崎に引っ越した

わたしはバス停から

家までショートカットするため

家と隣家のあいだの

ほそい道をよく歩いていたのだが

後ろから歩いてきた

若い男に抱きしめられて

胸を触られた

わたしが叫ぶと

男は走って逃げていった

あれから20年たつが

わたしはいまだに

実家のすぐそばのその道を

歩けない

あと本当に悲鳴をあげるときひとは

キャーと言うんだということが分かった

親に伝えたが

「しょうがないな」と言われた

親であるひとにはどういう反応が

最適なのか

予め考えておいてほしいと思う

 

川崎から高田馬場にいくには

東海道線で品川まで出なくてはならない

朝の東海道線は地獄で

学校からは痴漢に関する

アナウンスはとくになかった

(露出狂についてはあった。

極力刺激せず反応しないで

道を迂回するように、という指示だった)

修学旅行で夜話す定番のネタだった

つまりおもしろ話にしていた

わたしもおもしろおかしく話していた記憶がある

それ以外どう理解していいのか

わからなかった

 

中学三年生になって

米軍基地に勤める軍人にナンパされた

かっこよかったのでお茶をした

女子校だからよく学校のまわりに

男性器の写真がばらまかれていたり

制服売ってくださいって言いにくる人がいるんだよという話から

痴漢の話になった

彼は

自分は自分で守らなくてはいけない 

痴漢は現行犯じゃないと逮捕できないから

次はまわりに協力してもらいながら

取り押さえて駅員に言うべきだと言った

正直痴漢はありふれすぎていて

もはや麻痺していたが

たしかにそうだ

自分は自分で守るしかないのだ

とはっとした

なので

つぎはそうすることにした

下着のなかに手をつっこんでいた

中年のサラリーマンの手を掴んだ

その男とやったやらないでもめた

まわりの大人は特に協力してくれず

わたしたちの口論を

みてみぬふりをしていた

川崎につき男は走って逃げた

わたしは駅員にあいつ痴漢ですと叫んだ

駅員は走って追いかけ捕まえてくれた

わたしはそのまま駅長室に座らされ

質問を受けた

男は鉄道警察に引き渡された

男がそのあとどうなったのか分からない

待っていれば謝ってくれるのかと思ったが

手続きが終わったので帰っていいと言われた

駅員が家族に連絡するかきいてきたが

わたしはいいですと言って家に帰り

とくに親にはなにも言わなかった

 

高校生になった

所属していた演劇部は

中学生も高校生も同じ団体だったので

部員は中一から高二までいた

買出しなど外出する際は高校生が引率をした

高校一年生のとき

わたしは中一を含めたメンバーで

電車移動していた

「(隠語)って知ってるか?」と執拗に

聞いてきた初老の男がいた

わたしは悩んだ

これは痴漢に含まれるのか?

スカートや下着や体内に手や指をつっこまれてはいない

でもこの状況は間違っている

初老の男がエスカレートしてきたので

わたしは部員たちに車両を移動させた

中一の部員は泣いていた 

最初のひとことで

さっさと移動すればよかったのだ

申し訳なく思った

 

高校生のときこんな目にあうのは

制服のせいだろうと思っていた

卒業するのあたって

制服を着なくて済むようになったのは嬉しかった

よろこびのあまり校庭で制服を燃やし始末書を書かされた

わたしがセーラー服をはじめとした制服に反対なのは

あまりにこの国で性的記号化しているからだ

 

大学生になり私服の通学になって

痴漢にあう回数は激減した

それでも痴漢にはあった

授業後に混んでいる東海道線の中で

黒のスキニーを履いて本を読んでいた

背後にぎゅっと押し付けられている感触はあった

ただ本がおもしろすぎてあまり気にとめてなかった

続きを買うためにわたしは本屋にいった

尻ポケットに本を入れようとして

普段どおりに入らない

お尻を触ってみるとべっとり濡れていた

駅ビルのトイレの全身がうつる鏡で

確認したらよだれみたいな液体がかけられていた

帰宅後

母がなにも言わず洗ってくれたが

二度と履かずに捨てた 気に入っていたのだが

後日付き合ってた人に

痴漢にあったと言った

「へぇそうなんだ」と言われた

それ以上の反応はとくになかった

 

大人になって社会で働くようになった

ほとんどなくなったがそれでも

痴漢にあうことはある

わたしは来年34歳になる

 

最近

年上の男の作家と痴漢の話になって

中学一年生のときの

はじめて痴漢にあった話をした そのとき

強い怒りを感じたと話したら

「あ、気持ちよかったって話じゃないんだ?」

と言われた

その人には娘がいる

 

私は男性一般を憎んではいない

暴力を憎んでいる

女性用車両だって本来は

あることそのものが恥だと思う

だがなくさないほうがいいと思う

このトピックは

非常に難しい

そんなことがあるなんてまったく知らない人もいる中

毎日どこかでこのような犯罪が

手軽な性的ファンタジーとして

消費されているというのに

どう表現したら

真剣に受け取ってもらえるというのだろう

 

しかし

書かれてこなかったこと

書かれにくかったことは書くべきだ ブログであっても

なぜいまさら痴漢がちょっとした話題になり

「へ~そんなことってほんとにあるんだ」

みたいなくそふざけた反応に

驚かなきゃいけないのか

ただしいことだけを書くべきとは思わないし

自分自身清廉潔白な人間でもないし

まったくちっとも気分のいい話題ではないが

書かれてないことは書かなくてはいけない

そして

どこかにいる声をあげられない誰かのために

書き続けないといけない

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英語で履歴書を

翻訳する機会があったので

自分バージョンをメモ

これに住所と電話番号とメアドついたら

完成形です

A41枚

必要な方、いつでも和訳しますよ

お気軽にご連絡を

良心的な価格です

 

これは2015年のウキヨホテル

サンプル

ここから

 

Shoko Kawada  Playwright
FULL LENGTH PLAYS
Musical Dear Ms.Ohama
August 2017 Production, Kanagawa Prefectural Youth Center, dir.Nobuhiro Sasaura
Kanagawa Chigeki Musical Competition winner

Musical Flower of Sumire
May 2017 Staged reading, Hamagin Hall VIA MARE, dir.Sakoto Yoshioka 

Charging Reallity
July 2016 Production, Kanagawa Prefectural Youth Center, dir.Nobuhiro Sasaura


Tempura Man and Chabuya Woman 
July 2015 Production, Kanagawa Prefectural Youth Center, dir.Nobuhiro Sasaura 

Chickpea Soup 
September 2014 Production, Soutetu Honda Theater, dir.Nobuhiro Sasaura  
August 2016 Staged reading, Kanagawa Prefectural Youth Center, dir.Hiroyuki Yamada

Blue Sheet Children
March 2013 Production, Lazona Kawasaki Plazasol, dir.Nobuhiro Sasaura

 

Hyper Atlas
March 2012 Production, Lazona Kawasaki Plazasol, dir.Nobuhiro Sasaura

 

Musical Twilight Sky
December 2011 Production, Salvia Hall, dir.Nobuhiro Sasaura 

 

Musical Riverside New Totukajuku Choronicle
January 2011 Production, Totuka Auditorium, dir.Nobuhiro Sasaura


Musical Princess Collection
April 2009 Production, Kichijoji Theater, dir.Nanao Asakura

SHORT PLAYS
Musical Dear Ms.Ohama (competiton version)
January 2017 Production, Kanagawa Prefectural Youth Center, dir.Nobuhiro Sasaura
Kanagawa Chigeki Musical Competition winner

 

Voice       
October 2016, Production, Kanagawa Prefectural Youth Center, dir.Nobuhiro Sasaura
November 2016, Production, Shimane Izumo International Community Center

 

Piano Room
October 2015, Production, Kanagawa Prefectural Youth Center, dir.Nobuhiro Sasaura
January 2016, Production, Kanagawa Arts Theatre(KAAT), dir.Nobuhiro Sasaura
 

Comment te dire adieu?
April 2015, Production, Theater MIRACLE, dir.Tomoya Ikeda

Musical Ukiyohotel
April 2015, Production, Kanagawa Prefectural Government's Office (King's Tower), dir.Nobuhiro Sasaura

 

Boy of Dawn
April 2014, Production, Kanagawa Prefectural Government's Office (King's Tower), dir.Nobuhiro Sasaura
April 2015, Production, Kanagawa Prefectural Government's Office (King's Tower), dir.Nobuhiro Sasaura

Dogs Falling Down by Night
October 2013, Production, Kanagawa Prefectural Youth Center, dir.Nobuhiro Sasaura
December 2013, Production, Ikebukuro GEKIBA, dir.Nobuhiro Sasaura

Urban Woman
July 2013, Production, Kanagawa Prefectural Youth Center, dir.Shoko Kawada
October 2014, Production, Kanagawa Prefectural Youth Center, dir.Nobuhiro Sasaura
February 2015, Production, Kanagawa Arts Theatre(KAAT), dir.Nobuhiro Sasaura
 

EDUCATION

Gakushuin University Degree of Bachelor of Arts

 

ここまで

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テーマ:

表現の自由

を保障するというのは

ある表現が

それがどんな表現であれ

存在してもいいとすることだ

 

Just like this. 

 

でもそれは

批判されないということじゃない

例えばいまならそこに

差別が含まれているか

(ポリティカルコレクトネス=PC)

含まれている場合

その表現をどこで行うべきか とか

(ゾーニング)

 

これらと「表現規制」を

一緒くたにした

雑な文章を見かけた

びっくりして久しぶりに

ブログを書いてしまった 笑

公共性や当事者性を

問われない表現活動をし

且つ

著者自身の属性がおそらく

シスヘテ男性だからだろう

そしてマジョリティに属していること

そのものを問われる環境にいない

本人が舞台関係者であることが

情けないことだ

 

まぁそれはどうでもいい

 

どこぞの国の人はどうだとか

ホモは笑っていいとか

幼稚園児を犯したいとか

誰もいない自分の部屋で

ひとりで叫んでる分には

なに表現しようが

自由だとわたしは思う

人間は差別的であることから

おそらく永久に

逃れることはできないので

もっともよい方法は

よき差別者であろうとするほかない

適切にふるまい

都度修正していくこと

 

でもこれは

世界に接続する

という意識がなければ

不可能だろう

彼が人生のどこかのポイントで

気づくことを願う

わたしは介入しない

 

それにしても

横浜トリエンナーレの

ある作品群をみていて

思ったのは

ことに

男女の

もっと言ってしまえば

性愛(的)場面において

演じることができるのは結局

社会の差別構造の

再現でしかなく

そこにハマれるほど

普通の大人達は

未熟でも

アクロバティックな変態に

なれるわけでも

なくなってしまったから

荒涼とした状況が

続いているんじゃないか

と思うんだけど

どうなんだろう

そのぬけみちは

名づけようのない関係を

模索するしかない

ただそれも

結構しんどいことだなと

さいきん思う

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