2008-09-28 08:10:43

国会議員の世襲にNOー政治再生への第一歩

テーマ:政治

  小泉元総理が次の選挙に出ることを止め、今期限

りで国会議員を引退するそうです。そして、秘書を勤

めていた次男の方が彼の地盤を引き継いで選挙に出

るんだそうです。別に小泉さんが辞めるのはかまわな

いんですけど、これでまた国会議員の席が世襲される

のかと思うと日本の行く末に不安を感じずには要られ

ません。私は別に世襲議員だからと言って、政治家と

しての能力がないとか、選挙に出るなとか言うつもりは

ありませんが、日本の選挙システムや各党の候補選

びは世襲の立候補者に有利に働いており、これが良

い人材を日本の政界から遠ざけ、政官民の癒着構造

を硬直化させ、日本の政治を停滞させるひとつの要因

になるのではないか、またはなっているのではないか

と危惧しています。


  現在、日本の国会議員のだいたい3割が親や祖

父が政治家であった2世や3世議員、つまり世襲議員

です。アメリカにおける世襲議員の割合はおよそ1割

ですから、日本はかなり高いことがわかります。また、

自民党だけに絞った場合、確か4割か5割が世襲議

ですし、この20年間の大半の首相も世襲議員であり、

今度の麻生内閣の閣僚も6割の人は世襲議員です。

この事実からも日本の政界や自民党内において世襲

員であることが有利に働いているのがよくわかりま

す。私達は、北朝鮮のキム一家が権力を世襲しようと

することを冷笑してますが、近年日本の世襲議員の数

増える傾向にあり、このまま行くと国家議員の大半

世襲議員になる可能性もあります。


  これは国民にとって決して望ましい状態ではありま

せん。世襲議員が増えることの一番の問題点は、政

治家として資質のある良い人材を政界から遠ざけてし

まう事です。今の公職選挙法は様々な規制があり、親

から政治団体や後援会、資金、人脈などを継承でき、

尚且つ親の知名度を活かせる世襲議員は非常に

に選挙を戦えます。加えて党の方でも安全志向から

補者を選ぶときに世襲議員を優先してしまう傾向が

る。そうなると、実力があっても候補者として認めて

えない政治家の卵は不満に感じるでしょうし、新た

治家になろうという人間を減らすことにも繋がります。


  また逆に、日本が抱える問題に関して深い認識が

なく政治家としての能力がない人でも、親が議員だっ

たと言う理由だけで国会議員になれてしまうことも考え

られます。親のつてで政界に入り、親の人脈によって

守られるせいで、政界の荒波にもまれたことがなく世

襲議員は弱くてもろいと言われます。この2年で政権

放り出した二人の首相が世襲議員だったことからそ

言われるのかもしれませんが、彼らは簡単に出世で

てしまったが故に実力以上のものを要求されて行き

ったというように私にも見えます。こういった状態は

襲議員本人にとっても良くないことで、日本の未を担

うべき人材をスポイスしてしまう危険性もあります。


  それからもう一つ世襲議員についてよく言われる批

判は、子供が親の政治地盤を受け継ぐことでそれまで

に行なわれてきた利権に頼った政治手法や政官民の

癒着なども一緒に受け継いでしまい、世代交代による

政治の新陳代謝を阻害してしまうことです。例えば、今

までの政治家は地元に利益を持って帰ってくるという

束の下に建設業界からの組織票などを貰い、官僚

達と結託して要らない公共事業を増やしたりしてきまし

た。こういった政治手法は一部の業界が利益を得るだ

けで国民全体の利益になりません。道路行政などを

るとそれが大きな害になっていることがよくわかります。


  しかし、こういった利権に絡んだ関係はそれぞれに

うまみがありなかなか止められるものではありません。

それに組してきた議員が辞めると同時に、そのまま政

官民の癒着構造も清算してもらえれば良いのですが、

政治団体や後援会が世襲されることによって継続され

る可能性は大いにあります。日本人の村社会的なメン

タリティーや情緒性、信念のなさを考えると、これまで

親がお世話になってきて、これからお金を出してもらっ

て自分が選挙で世話になる人達の意見というのをあま

り無碍にはできないのではないかと思います。それま

既得権益を持っていた人たちも自分達の利権を守

ろうと必死になるでしょうし、結果として頭を挿げ替え

だけで政官民の癒着構造は何も変わらず、日本の

治が停滞する要因にならないか心配です。


  私は一概に世襲議員を減らすべきだと言いません

が、日本の政治が停滞することを避けるためにはある

程度の規制が必要だと思います。親の意思をついで

治家を志すのは結構なことですが、親の選挙区の

地盤を継がずに他の選挙区から出馬するように義務

づけるべきです。そうすれば世襲議員の利点を大きく

軽減することができます。まあ、実際には党がどのよう

に若い政治家の卵を育て、競争させ、実力をつけさせ

るかが重要なんですが、日本人はしがらみに弱いです

から、ある程度の規制はあった方が良いと考えます。

そうする事によって多くの人に平等に政治家になるチャ

ンスが与えられ、競争原理が働いてより良い人材が出

くるようになることを期待したいです。この方が世襲

議員にとても日本の政界にとっても好ましい環境であ

と私は考えます。

コメント

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1 ■この問題

誰が猫の首に鈴をつけるのか?
いや、泥棒自身に縄を綯わせる事が
できるのか? ですね。現与党(野党
もですか…)で重職程、世襲議員の数
は増えますから。法案提出には至りませんしね

2 ■おはようございます

議員のポストは公のものです。世襲なんて考えられないのに・・・・。親を幼少時代から見て志すなら、やはり地盤を変えて志す決まりがあったほうが善いと思います。

3 ■お初です。

 世襲だらけで空恐ろしいです。
今の政治家はもう血縁でがっちりと
組み合わさった企業にしか見えません。

 なあなあの間柄で地位が得られそうです。
小泉の過去を調べてみるだけで、血の黒さがよく
解ります。

4 ■大学でも

大学教授や助手になるには、その大学の出身者というのが通念でしたが、欧米の統計に、同じ学科に1割以上出身者がいると、組織的に落ちるというデータがあると人事にかかわる先生から聞いたことがあります。

だから、私の勤める大学は、卒業生が教員になる場合とても審査が厳しく、学科内の卒業生教員の割合が高くなる場合、どんなに優秀でも採用されないのだそうです。

慣れ合いということは恐ろしいものですね。
具体的な例がありませんが、何となく判る気がします。だから、世襲制は私は大反対です。

世襲してよい面が見当たらないから。

世襲議員の割合を調整する必要があることは必須と考えます。

5 ■こんばんは

小泉さんも、息子で四代目だそうです。やっぱり小泉さんも自分のことだけでしたね。

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