結婚と恋愛は両立しない。
、、これには二つの意味がある。
ひとつは、結婚してからは相方と恋愛関係が保てなくなるという意味。
もうひとつは、結婚してから相方以外と恋愛ができなくなるという意味。
あくまで一般論だけど、結婚と恋愛は両立しない。
なぜならそういうふうに、ヒトと社会はできているから。
結婚は努力で成立する。
ところが恋愛のほうは努力すればするほど恋愛のホンシツから遠ざかる気がする。
恋を「ずっと一緒にいたいのにいられない状態のこと」と定義した人がいるらしい。、、、わかる気がする。
「やれやれ・・・」
ボクはスパゲティをゆでながらサンドイッチをビールで流し込み、ためいきをついた。
ボクにはその困難な課題に取り組むことをほとんどあきらめていた。
とりあえず、目の前の課題にとりかかることにした。
仕事と30kmPRの両立だ。
平日仕事から帰宅する。
月は満月で氷点下の20時だ。
キロ0440で走り出すと30kmPRは2時間20分かかる。
終了は22時20分。
翌朝、28時に起きてまた仕事に出かけることを考える。
こなすことはできるだろう。
ただ、それを「両立」と言い切っていいものだろうか。
平等に、かつ正確に言うと、ボクは「誠実でありたい」と願っている類の人間だ。
無理しないで課題を成立させたい。。。つまり努力せずに。
「ふうむ」
ボクはどこからか時間をこしらえようとした。
・・・もう、メンドになってきたのでこの「ノリ」での書き方は止めっ
結果や経緯はこんな感じ。
・20時から走った。
・膝の痛みが再発することが怖かったから「無理して」0440をキープしないように「がんばった」。だから時計はほとんど見なかった。
・ロングランをするいつものコースは走り飽きたからまったく新規のコースを走った。
けど、コースは失敗だった。
車道の側にある歩道を走ったんだけど、突起物が多く走りにくい。その上、自動車のハイビームで足元が見えなくなりすこぶる走りにくかった。
・新規コースの「何某神社~霊場~白岡」のあたりは、怖かった。白岡霊場近くの田畑真っ只中を夜半に走っているヒトはもちろん、歩くヒトもいない、走る自動車さえない。夜半に赤いニット帽に長Tシャツ、まあまあ自転車に近い結構なスピードで走る老人の正体不明ぶりを定義するのに「クチサケオンナ」的解釈をしてもおかしくないだろう。おいらならそう解釈する。
・既存コースでも「何某寺~日本工業大学入口」間で犬の散歩をしていたご婦人が背後から走ってくるおいらに気づき、おいらが追い抜かすまで、不測の事態に備える格好でかたときも目を離さずにいらしたのが印象的だった。いつもならする「コンバンワ」もいえなかった。
そんなこんなもあったけど、零下を二時間走っているとはらくだしPPじゃなくてもPP具合になるわけで、23キロくらいで止めた。
腰も痛くなったし。
PPになってからペースは落ちたが、それまで0440~0445だった。
心拍数も150~155のマラソンペース範囲内だった。
怖い道はおのずとペースは上がっていたが、心拍数は変わりない。
まだ走っていない道が町内近隣にはあるようなので新規開拓はしてきたい。
怖い道を開拓するのは集中できるのと、たぶんアドレナリンも出てペースも速くなるので怯まず走りたい。
ただし身分証明書を携帯してこうっと。
夜半怪しまれないためにマエミゴロには「ボクは走っています」、ウシロミゴロに「なぜならマラソン大会に出場するからです」という文字を入れたTシャツを着ればいい、、、とヒカル嬢から提案された。
どうだろうか。