November 22, 2010

歌い手とお客さんとの接点。

Theme: レッスン
今回は、人前で歌うことについてあれやこれやつぶやいてみようかと。

「エンターテイナーでいること。」

人前で歌う際に重要なことは、音程とか技術とかももちろんですが、まず何よりも「エンターテイナー」になりきることです。entertainer…entertainする人、つまりお客さんをもてなす人、お客さんを楽しませる人という意味ですね。このことはプロもアマチュアも関係なくどちらにも当てはまることです。そしてこれは歌やコーラスやアカペラに限ったことではなく、何についても共通のことだと思います。

しかしこのことを忘れた状態で人前に立っている方々が多いように思います。特にアマチュアの方々は。お客さんにとって目の前で歌っている人はプロとかアマチュアということではなく「歌い手」なわけです。つまり、歌い手に対して求められるものはプロもアマも関係なく基本的に同じなのです。お金(ミュージックチャージ)が支払われていればさらにそれだけ満足度の高いものを要求されます。

エンターテイナーでいることを忘れるとどうなるか?それはエンターテインではなく、自己満足なものになってしまいます。いろんな意味で聞くに耐えないものは置いといて(笑)、「上手い」んだけど「グッとくる」ものがない演奏を聞いた(見た)ことが皆さんも一度ならずともあるかと思います。これはエンターテインに欠けているからだと思います。自己満足のために歌い、お客さんのことをないがしろにしているからグッとこないのです。

目の前に、またはスピーカーの先に、画面の先にお客さんがいるのであれば、その歌は歌い手とお客さんとで奏でられるものであるべきです。お客さんは自分の心を歌に委ねる、あるいは自分の心を揺さぶることで歌い手と一緒になり、心を通わせ、満足することができるのです。上手いんだけどグッとこない歌より、上手くはないんだけどグッとくる歌のほうが、聞けてよかったと満足できるのです。

お客さんが「グッとくる」要因はいろいろありますが、もっとも大きいのは個性です。「自分らしさ」ですね。そつなくこなしているだけではグッときません。その人らしさが垣間見えることで、お客さんは反応し、グッとくるわけです。

ただし、個性を出すことしか考えていないのではお客さんが心を委ねたり揺さぶったりはしてくれません。そこで個性を出しながらもどうしたらお客さんが喜んでくれるのか、楽しんでくれるのかを考える必要があります。例えば、ピーマンを食べてもらおうとしたとき、ピーマンを好きな人には特に意識しすぎなくてもよいものの、嫌いな人に食べてもらうためにどうしたらよいかを考える必要がありますよね。個性の出しかたにもコツがいるわけです。そうしないとお客さんと一緒に歌を奏でられず、自己満足に終始することになるのです。

これらのことを企業でいうところのCS(顧客満足度)ですね。CSが低ければ商品は売れない、お客さんは減るわけです。商品・サービスの個性をはっきり出した上で、お客さんのニーズに応える。歌やアカペラだって同じことなのです。

技術は高いほうがいいに決まってますが、それ以上に大切なことは、常に相手がいることを意識し、相手に楽しんでもらうこと。音程や技術はその上に積み重ねるものなのです。

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