絶歌

テーマ:
絶歌/太田出版
¥1,620
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1997年5月に起きた「神戸連続児童殺傷事件」の

加害者・酒鬼薔薇聖斗を名乗った少年A自身の手記。




祖母の死から、精神が崩壊していく経過を、自分で客観的に分析している様や、

精神構造への知識の深さ、文の表現力など予想を遥かに上回っていた。




手記で世間に示した、性的サディスティックな部分に関しては、

LGBTなどと並んで先天的な病と判断されて哀れんでいる部分もあるのかもしれないが、




彼のやってしまったことは、一生かかっても償いきれないコトなのだ。

そして、「償う」という言葉は、非常に曖昧でグレーで、感情的要素が大きいのが実際のところ。



刑罰を受けることが第一の償いであり、

そして、どうしたら償うことが出来るのか?って考え続け悶え苦しみ行動することが第二の償い。




人間は人を殺すと平然ではいられなくなり、精神的崩壊を繰り返す。

永遠に逃れられない苦しみだ。




少年Aや被害者家族は、今日も苦しんでいるに違いない。

それを頭の中でぼんやり考えていた。




そして、命の重さをヒシヒシと感じたとともに、


この本の手にとって、購入に至ったのは、ただの思いつきなんかじゃない。




その命の重さの意味を、今月、生まれてくる息子に感じだのだろう。

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