連休を利用して、2泊3日のテント泊をしてきました。
テント泊は、今年初めてです。
天気予報では、『4日は雨で風も強くて、5日は晴れるけど風が強い』でした。
それでも雨雲レーダーを見た感じでは、4日も早い時間に回復しそうだと思いました。
連休中で高速道路が混むから、3日の深夜に出発したのですが、車に荷物を運びこんでる時からポツポツと雨が降り始めました。
もしも4日に山へ入れ無かったら、観光して帰ってくれば良いね・・・・ってことで、靴など観光用の物も持って出発しました。
駐車場のある夜叉神登山口には、何時頃に着いたかウトウトしてたから判らないけど、途中で鹿があちこちに居るのは見ました。
駐車場には車がまばらにしか停まって無かったので、登山口の目の前に駐車することが出来て眠りました。
夜中に、強い雨と風の音で何度も目が覚めました。
雷が鳴ってるのも聞こえて、「これじゃダメだなぁ~」って思ってたのですが、4時半に目覚めてからずっとTVを付けて見て居たら、やはり雨雲レーダーの様子は晴れてくる予報です。
しかも早い時間から。
風が強いとは言っていましたが、等高線や風向きの⇒の色などを見ると、そう心配するほどでは無いなぁって思いました。
車中泊してた登山者も、ゾロゾロ出て来て登り始めました。
団体さんを乗せた、相乗りバスも到着し登って行きました。
小雨は降って居ましたが、「行くか」「行こう」って意見が一致。
持って行ったサンドウィッチで朝食をとって、身支度して6:40に出発しました。
今回歩くコースです。(黄色の所)
行きも帰りも同じところを歩くピストンです。
歩きはじめる頃には、雨は止んで青空も見え始めていましたが、それまでが凄く降ってたのでレインウェアの上下を着て歩きだしました。
ところが、入り口から急登なんですよ。
寝不足と行くか行かないか判らなかったような心で、中々エンジンが掛かりません。
しかも今年初のテント泊なのに、2泊3日でザックは重い。
30分も歩かない内に暑くて、レインウェアは脱いでしまいました。
空はドンドン青空が広がって行きましたが気持ちが乗って来ないので、エベレストに行ってる私の仕事仲間のお友達の話をしながら、気を紛らして歩きました。
順応は順調に進んでてアタック予定日は5月20日だそうです。
20歳の男の子、前回は雪崩で撤退を余儀なくされてるので、今回は登頂させてあげたいですね。^^
樹林帯のキツイ登りだから、ほとんど写真は撮らなかったんですよね。
8:17 夜叉神峠に着きました。
「わぁ==」っと声を上げてしまったほどの、素晴らしい眺めでした。
「来て良かったなぁ」って話してると、小屋のおばちゃんが「今朝までは凄い風で、歩けないほどだったんですよ。風が弱くなって良かったね」って言ってました。
何枚も写真を撮ってくれて、出発していく人1人1人に飴をくれました。
そのおばちゃんと、これから歩いて行く道です。
優しい道に見えますが、それは見えてる所だけ。
グッと下ってグ~と登って行きます。
急さが判るかなあ
こっちなら判るかなぁ。
頑張って登ると、緩やかな道になりました。
主人がかなりバテてたので、登り切た所で休憩をとりました。
樹林帯の中で、そ~んなに急登では無いけどダラダラと長く登って行く道なのに、風が冷たくてまたレインウエアの上着だけ着ました。
「無駄に長いよねぇ~」と文句を言いながら、景色を眺める余裕も無く黙々と登って行くと、10:32 杖立峠に着きました。
時間は遅く無いのに、かなり疲れちゃってたので『苺平 2時間30分』の文字を見て、少しテンションが下がった私です。
一旦下って登り返すと広い所に出ました。
『火事場跡』です。
山がとっても綺麗です。
ここはauも不安定だけど電波を拾えました。
この先は、さっきまでより登りがキツクなりました。
しかも道はガレ場です。
さっき広くなってた所で軽く休んだのに、このガレ場を数分登っただけで疲れちゃって、しっかり休んでパンを食べてエネルギーも補充しました。
そして火事場跡が終わって樹林帯に入ると、雪が現れました。
アイゼンは持って行って無かったのでツボ足ですが、ほとんど滑る事無く歩く事ができました。
こんな道を、踏み抜かないように慎重に歩いて行くと、苺平に着きました。 12:47
ここから小屋まではあと少しですが、主人も私も肩の痛みが限界にきてたので、ザックを下ろして腕を動かしたりマッサージして休憩しました。
この辺りは、雪が結構多く残ってました。
ちょっと急な下りだし、雪の端っこや雪の下が凍ってたので、足の置き場を見極めて慎重に歩きました。
小屋までの下りは、ちょっとスリルがありました。
アイゼンが無くても歩けますが、アイゼンがあればもっとスタスタ歩けたでしょうね。
そしてやっと13:45 南御室小屋に着きました。
すごく日当たりが良くて広い所です。
テン場の雪は完全に溶けて、土もドロドロしてませんでした。
これはトイレ。
左の2個が男性用で真ん中の2個が女性用で、1番右のは使用禁止になってました。
それぞれに和式と洋式があり、ペーパーも付いていましたがペーパーは宿泊者用でテントの人は使わないように言われました。
写真の右端に写ってる木の建物もトイレです。
男性で小用の人はコチラを使ってましたが、ドアは有りませんよ。
そして、トイレ内には足踏みポンプやホースが繋がっていたんだけど、水が出無くて廊下に置いてある水桶から水を汲んで、使用後に自分で流すことになっていました。
でもこの水桶の水、5日の朝にはガチガチに凍ってました。
水場はトイレのそばにありました。
水量は多くて、すっごく冷たくて美味しい水でした。
本場の『南アルプス天然水』ですからねぇ。
山では、1ℓ200円とかで水を買う所が多いので、無料でしかも天然水が飲めるなんてとっても嬉しかったですね。
テントを設営して少し休んだあと、小屋の前のテーブルに行って食事をしたのですが、太陽が当たってる所は暖かいのですが風がすっごく冷たくて寒いので、ダウンを着ての食事になりました。
食事途中で突風が吹いて、色々な物が飛ばされてしまいました。
熱々のトン汁もご飯も、直ぐに冷たくなってしまいました。
あまりの寒さに、急いでご飯を食べてテントへ逃げ込みました。
寒くなるのは予想してたので、主人に綿入りズボンを持って来てもらったし、テントシューズも私が持ってきたので、全てを見につけてシュラフにもぐりこんだら、まだ外が明るかったのにいつのまにか寝てしまいました。
2日目に続く・・・・・
テント泊は、今年初めてです。
天気予報では、『4日は雨で風も強くて、5日は晴れるけど風が強い』でした。
それでも雨雲レーダーを見た感じでは、4日も早い時間に回復しそうだと思いました。
連休中で高速道路が混むから、3日の深夜に出発したのですが、車に荷物を運びこんでる時からポツポツと雨が降り始めました。
もしも4日に山へ入れ無かったら、観光して帰ってくれば良いね・・・・ってことで、靴など観光用の物も持って出発しました。
駐車場のある夜叉神登山口には、何時頃に着いたかウトウトしてたから判らないけど、途中で鹿があちこちに居るのは見ました。
駐車場には車がまばらにしか停まって無かったので、登山口の目の前に駐車することが出来て眠りました。
夜中に、強い雨と風の音で何度も目が覚めました。
雷が鳴ってるのも聞こえて、「これじゃダメだなぁ~」って思ってたのですが、4時半に目覚めてからずっとTVを付けて見て居たら、やはり雨雲レーダーの様子は晴れてくる予報です。
しかも早い時間から。
風が強いとは言っていましたが、等高線や風向きの⇒の色などを見ると、そう心配するほどでは無いなぁって思いました。
車中泊してた登山者も、ゾロゾロ出て来て登り始めました。
団体さんを乗せた、相乗りバスも到着し登って行きました。
小雨は降って居ましたが、「行くか」「行こう」って意見が一致。
持って行ったサンドウィッチで朝食をとって、身支度して6:40に出発しました。
今回歩くコースです。(黄色の所)
行きも帰りも同じところを歩くピストンです。
歩きはじめる頃には、雨は止んで青空も見え始めていましたが、それまでが凄く降ってたのでレインウェアの上下を着て歩きだしました。
ところが、入り口から急登なんですよ。
寝不足と行くか行かないか判らなかったような心で、中々エンジンが掛かりません。
しかも今年初のテント泊なのに、2泊3日でザックは重い。
30分も歩かない内に暑くて、レインウェアは脱いでしまいました。
空はドンドン青空が広がって行きましたが気持ちが乗って来ないので、エベレストに行ってる私の仕事仲間のお友達の話をしながら、気を紛らして歩きました。
順応は順調に進んでてアタック予定日は5月20日だそうです。
20歳の男の子、前回は雪崩で撤退を余儀なくされてるので、今回は登頂させてあげたいですね。^^
樹林帯のキツイ登りだから、ほとんど写真は撮らなかったんですよね。
8:17 夜叉神峠に着きました。
「わぁ==」っと声を上げてしまったほどの、素晴らしい眺めでした。
「来て良かったなぁ」って話してると、小屋のおばちゃんが「今朝までは凄い風で、歩けないほどだったんですよ。風が弱くなって良かったね」って言ってました。
何枚も写真を撮ってくれて、出発していく人1人1人に飴をくれました。
そのおばちゃんと、これから歩いて行く道です。
優しい道に見えますが、それは見えてる所だけ。
グッと下ってグ~と登って行きます。
急さが判るかなあ
こっちなら判るかなぁ。
頑張って登ると、緩やかな道になりました。
主人がかなりバテてたので、登り切た所で休憩をとりました。
樹林帯の中で、そ~んなに急登では無いけどダラダラと長く登って行く道なのに、風が冷たくてまたレインウエアの上着だけ着ました。
「無駄に長いよねぇ~」と文句を言いながら、景色を眺める余裕も無く黙々と登って行くと、10:32 杖立峠に着きました。
時間は遅く無いのに、かなり疲れちゃってたので『苺平 2時間30分』の文字を見て、少しテンションが下がった私です。
一旦下って登り返すと広い所に出ました。
『火事場跡』です。
山がとっても綺麗です。
ここはauも不安定だけど電波を拾えました。
この先は、さっきまでより登りがキツクなりました。
しかも道はガレ場です。
さっき広くなってた所で軽く休んだのに、このガレ場を数分登っただけで疲れちゃって、しっかり休んでパンを食べてエネルギーも補充しました。
そして火事場跡が終わって樹林帯に入ると、雪が現れました。
アイゼンは持って行って無かったのでツボ足ですが、ほとんど滑る事無く歩く事ができました。
こんな道を、踏み抜かないように慎重に歩いて行くと、苺平に着きました。 12:47
ここから小屋まではあと少しですが、主人も私も肩の痛みが限界にきてたので、ザックを下ろして腕を動かしたりマッサージして休憩しました。
この辺りは、雪が結構多く残ってました。
ちょっと急な下りだし、雪の端っこや雪の下が凍ってたので、足の置き場を見極めて慎重に歩きました。
小屋までの下りは、ちょっとスリルがありました。
アイゼンが無くても歩けますが、アイゼンがあればもっとスタスタ歩けたでしょうね。
そしてやっと13:45 南御室小屋に着きました。
すごく日当たりが良くて広い所です。
テン場の雪は完全に溶けて、土もドロドロしてませんでした。
これはトイレ。
左の2個が男性用で真ん中の2個が女性用で、1番右のは使用禁止になってました。
それぞれに和式と洋式があり、ペーパーも付いていましたがペーパーは宿泊者用でテントの人は使わないように言われました。
写真の右端に写ってる木の建物もトイレです。
男性で小用の人はコチラを使ってましたが、ドアは有りませんよ。
そして、トイレ内には足踏みポンプやホースが繋がっていたんだけど、水が出無くて廊下に置いてある水桶から水を汲んで、使用後に自分で流すことになっていました。
でもこの水桶の水、5日の朝にはガチガチに凍ってました。
水場はトイレのそばにありました。
水量は多くて、すっごく冷たくて美味しい水でした。
本場の『南アルプス天然水』ですからねぇ。
山では、1ℓ200円とかで水を買う所が多いので、無料でしかも天然水が飲めるなんてとっても嬉しかったですね。
テントを設営して少し休んだあと、小屋の前のテーブルに行って食事をしたのですが、太陽が当たってる所は暖かいのですが風がすっごく冷たくて寒いので、ダウンを着ての食事になりました。
食事途中で突風が吹いて、色々な物が飛ばされてしまいました。
熱々のトン汁もご飯も、直ぐに冷たくなってしまいました。
あまりの寒さに、急いでご飯を食べてテントへ逃げ込みました。
寒くなるのは予想してたので、主人に綿入りズボンを持って来てもらったし、テントシューズも私が持ってきたので、全てを見につけてシュラフにもぐりこんだら、まだ外が明るかったのにいつのまにか寝てしまいました。
2日目に続く・・・・・