Tシャツ考。by EYESCREAM

テーマ:






うおー、めちゃデカく掲載!
ありがたや!


HELLO//TEXAS
東京都渋谷区神宮前2-18-4 石黒荘1階3号室
14:00 open/18:45~19:00 close(不定休/冷やかし完全お断り
TEL=03-6804-1147



HELLO//TEXAS~ある意味、アートピースとしてのヴィンテージTシャツ
著者:三好智之(HELLO//TEXAS) & 後智仁(WHITE DESIGN)
撮影:ホンマタカシ
3,240円(税込) /DU BOOKS





AD


ポパイの最新号が届いた。
この中でハローテキサスのTシャツが2枚、大きく使われている。
スタイリングは、ポパイのファッション・ディレクター/スタイリスト白山春久さん。






思い起こせば、ハローテキサスが初めてリースで協力したスタイリストは、この白山さんだった。

2008年の11月1日に人生をかけて店をオープンしたものの、待てど暮らせど、誰も来ない・売れないの毎日。開店一週間にして、すでに閉店の危機を感じさせるに十分な空振り感を漂わせていた。
そんな11月の寒い夕方、体の大きな目の鋭い男が店にふらっと入ってきた。店内のTシャツをじっくりとチェックしたのち、「私、スタイリスト白山春久のアシスタントをやっているサカガミと申します」と言って名刺を渡してくれた。
編集者時代に何人かスタイリストと名刺交換をしたことはあったが、あくまでも取材するミュージシャンの専属スタイリストとして、たまたま現場で居合わせただけ。事実上、店を始めた2008年当時、知り合いと呼べるスタイリストはゼロだった。
今思い出しても、あの時、サカガミ君が店に来てくれたことは本当に嬉しかった。しかも、とある女性ミュージシャンの衣装用にTシャツをリースしてくれて、さらには、そのミュージシャンが何枚も購入したのだ。
正直、この出来事がなければ、2009年になる前に店をやめていたかもしれない。
売れない&評価されないという暗黒の日々に、一筋の光を与えてくれたのが白山さん(&サカガミ君)だったのである。

その後、クラプトンご来店事件(2009年2月)をきっかけに店の知名度が上がり、いろんなスタイリストがちょくちょくハローテキサスにやって来るようになった。
最初の頃は、どんなスタイリストに対しても機嫌良くリースに応じていた。
しかし、次第に僕の対応は厳しくなっていった。
古着屋だからナメてるのか、リースに「来てやってる」という意識のスタイリストが、まあ多いこと。挙げ句、何枚もタダで持って行きながら、「今回は未使用に終わりました。またお願いします」とか。こっちが使ってくれと頼んだわけでもないのに、なんじゃそれ。
勝手にオーディションに応募されて不合格通知を渡されるみたいな屈辱感。返却日に店に現れず電話もよこさない、なんてこともザラにあった。

そんなムカツキが積もりに積もり、ついに「スタイリスト出禁」を実行したのが2009年の暮れくらいだったか。もちろんTシャツを個人的に買ってくれたスタイリストや人間的に好感の持てるアシスタントなどは例外だが、「仕事のみ」で店にやってくるスタイリスト&アシスタントには、かなり厳しく接するようになった。

「仕事で絡みたいなら、まず1枚くらい自腹で買ってもええんちゃうの」。
「あくまでも仕事でTシャツを使いたいなら、持ち出した枚数分だけリース料はもらうで」。
「っていうかアシスタントに任せんと、本人が一度くらい挨拶に来るのが筋ちゃうの。行きたくても行けないアフリカとかブラジルに店があるわけでもあるまいし」。
「メディアなんぞスタイリストの力に頼らんでも自力で出たるわ、偉そうにすんな」。

、、とまあ、こんな感じでやってきたので、ほとんど雑誌にハローテキサスのクレジットが載ることはなかった。それは白山さんとて例外ではなく、「出禁令」以後、まったく絡むことなく7年近く経過していた。それが、つい先日「ひょんなこと」からアシスタントのサカガミ君と遭遇、今回のポパイへと繋がることになる。

2009年までは白山さん本人が店に来ることは決してなかった。
だが今回は、本人が石黒荘に来て、スタイリングの狙いを自ら説明してくれた。写真集も買ってくれた。相当クールな人かと想像していたが、実際はとってもフランクで、むちゃくちゃ話が合った。そりゃあ、協力するよ。リース料なんか、いらんわ。

誠実さが伝われば、こちらも誠実に対応する。
そうじゃないのなら、然るべき対応で臨む。

これはウチに限らず、プライドを持って店を構えているのなら、みんなそうするべきだと思う。
スタイリストに媚びてメディアやタレントに繋がったところで、服に宿る魂が安くなる。

今後もハローテキサスは、このようなスタンスで続けて行くだろう。
その結果、メディアに出れない&売れないのであれば、それまでの存在だったということ。
なるようにするし、なるようにしかならん。

、、ってなわけで、そこんとこ宜しくです。


ハローテキサス
AD
3月8日(火)放送のフジテレビ『めざましテレビ』に、ハローテキサスが出る。
内容は、この間のグラミー賞で最優秀新人賞にノミネートされたイギリスのシンガーソングライター“ジェイムス・ベイ”が、ハローテキサスでTシャツを買うという驚きの企画である。
先日、初来日を果たしたジェイムスが大所帯の撮影スタッフとともに石黒荘に襲来、ガチでTシャツを1枚購入したうえ、店内で1曲弾き語りを披露。




超セレブが集う第58回グラミー賞の授賞式で披露したパフォーマンスを、この石黒荘でまんま再現したのだから、こりゃスゴイ。「ただならぬ風貌の隣人」が途中で発狂し撮影が中止になるのではないかと内心ヒヤヒヤしたが、何とか無事“完奏”。
これはなかなかお目にかかれないモノスゴイ映像なので、ぜひ時間が合う方は見てやってくださいな。





ハローテキサス
AD

HELLO//TEXAS PHOTOGRAPHY

テーマ:
Tシャツを探すアメリカの旅路で出くわした、何てことのない風景。
何てことないはずなのに、なぜか気になる。
ゴミの中から気になるTシャツを捕獲するのと同じように、無限に続くアメリカの風景の中からカッコいいと思う瞬間を写真で切り取る。
Tシャツ探しと写真撮影は、僕にとってほぼ同じ行為。
価値のないTシャツに価値を見出し、何でもない風景に美しさを見出す。
その連続が僕のアメリカ一人旅だ。

かつてフィルムの一眼レフカメラ(CONTAX RX)で切り取ったアメリカの断片をHELLO//TEXASのウェブでずっと公開してきたのだが、見返してみて、「やっぱ、これいいなぁ」と強く感じたので、今さらながら再編集してみた。
写真の数も倍以上に増やし、一冊の写真集になるくらいのストーリーに仕上げている。
非常にアンビエントなアメリカの風景。
理解される、されない、は別にして、20年前の僕の青春は、間違いなくこの写真の中にある。

ぜひご覧になっていただけたらと思う。

HELLO//TEXAS PHOTOGRAPHY




祝・ひとめ惚れ大賞受賞!

テーマ:


雑誌「ダ・ヴィンチ」(2015年9月号)の人気連載「この本にひとめ惚れ」にて、『HELLO//TEXAS ある意味、アートピースとしてのヴィンテージTシャツ』が、「ひとめ惚れ大賞」を受賞!
選者は本コーナーでお馴染みの、コピーライター・糸井重里さん、アートディレクター・秋山具義さん、ダ・ヴィンチ編集長・関口靖彦さんの御三方。




“『HELLO//TEXAS』はその存在感がまるで目の前に浮かび上がってくるようなすばらしい本。ホンマさんの写真が良いのは言うまでもないが、他の2人を含めておもしろい仕事をしているなあという空気がリアルに伝わってくる。企画とはかくあるべき、という好例。”(秋山氏・三者対談コメントより抜粋)

ガチの本雑誌で評価されるのってのは、なかなか嬉しいもんですなぁ。
ダ・ヴィンチさん、そして当コーナーの彷書店である青山ブックセンターに感謝感謝!

共同著者でアート&クリエイティブ・ディレクターの後智仁さん(WHITE DESIGN)との貴重な2ショット・インタビューは必読ですぞ。


ハローテキサス