本日の朝日新聞に、米軍資金と大学研究についての記事があった
基礎研究の意義は述べられているが、軍学共同研究の意義については書かれていない
軍学共同研究の意義は、政策大学院大学の角南教授によれば、軍の極限的ニーズの設定と学の優れたシーズとのマッチングにある
軍特有の極限的ニーズ、民間では気づいていないニーズ、民間にはないニーズ等が、学の優れたシーズと結合し、化学反応を起こし、「disruptive」な、破壊的なイノベーションをもたらす
DARPA設立のきっかけが、ソ連スプートニクに出し抜かれた経験であり、宇宙や軍事等の分野で技術的リードを保つ為に、歴史的に編み出された手法である
勿論、成果は民間分野にも大きく波及し、インターネットやGPS等多岐に亘っている
また、軍学共同研究が不適切というのは世界で日本のみである
行き過ぎた「戦後レジーム」の最たるものである
安全保障に国民が協力するのは世界標準である
戦後、米抑止力に完全庇護の下、我が国は米技術力の恩恵も享受しえた
しかし、戦略環境のパラダイムシフトにより、戦略環境は厳しさを増している
我が国は技術の面でも西側諸国に対し、最大限の協力が必要な状況になっている
最大限の努力を実施しうる体制への改善、仕組の構築が必要である
抑止力と民間競争力を維持、向上する為、軍学共同研究の意義を認識すべき時である
軍学共同研究解禁が必要である
軍学共同研究禁止は日本を滅ぼす