私が深センに来たのは、2013年の秋。

その少し前に、深セン市羅湖区の
豪華絢爛なショッピングセンター「万象城」に

深セン初の「一風堂」 ができました。


私と同期で、深セン歴2年弱ですねー、

と勝手に親近感(?)を持つ。(*^v^*)



ご存じ、博多ラーメンの一風堂は、

結構前から世界進出 をしており、

中国でも北京・上海・広州などに出店

しています。


その後も、上海や北京の店舗を増やしたり、

新しく重慶や成都に出店しているようですが、


深センでは万象城の一店舗のみ。

(広州は3店舗あるらしい)

うーん、もしかしなくても苦戦してるのかなぁ。

と勝手に心配する。(-.-;)



店舗が増えること=良いことではないですが、

(味的には、逆な気もしますし)

深セン一風堂の変遷(戦略?試行錯誤?)を

チラシから見てみましょう~。ヽ(・∀・)ノ


※単なる個人的な趣味です。(笑)

 飲食ビジネスとか経営とか全然わかってません。


201307一風堂オープン
↑2013年7月発行のオープンを知らせる

チラシ。


「深セン一風堂1号店が万象城に堂々

 オープン!」

「堂々」の「々」のフォントが他と違います。

中国の活字になかったんでしょうね。


日本でもメインの「赤丸新味」。


「一風堂自慢のとんこつスープに香油と

 特性味噌でコクと深みをさらに追及した

 一杯」という説明が、

中国語・日本語・英語で書かれてます。


とんこつスープは中国語で

「猪骨汤(猪骨湯) (zhu1 gu1 tang1)」

日本語の豚は猪で、猪は野猪なのです。

ややこし~。( ̄▽ ̄;)


英語では…「Rich and Powerful in

Tonkotsu flavors, …」とあります。

「とんこつ」って「Tonkotsu」で通じるんだ~。

(*'o'*)


↓このオープンチラシの裏面。

201307一風堂オープン裏面

赤丸新味42元、白丸元味39元、

一風堂からか麺48元、がメインですね。


当時1元=約15円で計算すると、

39~48元=約585~720円。

結構いいお値段です。

(ローカル店の麺は一杯15元程度)


現在の1元=約19円で計算すると、

39~48元=約741~931円。

日本より高くなっちゃいます。

円安過ぎ~。(ToT)



日本ではラーメン屋さんにはラーメンと

餃子くらいしかありませんが、

(むしろ、そっちの方が本格的と思われるし)


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参考:日本の一風堂のメニュー↓
一風堂横浜のメニュー

基本のラーメン3種とトッピングと、

ご飯類がちょっとしかありません。

なんと餃子もないんですよねー。Σ(゚д゚;)

(店舗によってメニューが異なるそう)

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海外では、日本のラーメン屋さんは

そこそこ高級なレストラン!( ̄∀ ̄)

ラーメン以外にもいろいろ食べるもの

があって、カップルがデートで行ったり

もするようです。



さきほどのチラシにあるのは、焼き餃子(18元)に

棒棒鶏サラダ(22元)、爆裂豆腐鍋(28元)。


爆裂豆腐鍋って何?(・・;)

「Spicy Tofu and Minced Pork in Hot Stone Pot」

という英語訳を読んで、なんとか理解。(^_^;)


そして「一風堂布丁」。なんとプリンです!

こちらの人は、本当に甘いものが好き。

どこのレストランでも必ず「甜品 (tian2pin3)」

(デザート・スイーツ)が置いてあります。


ちなみに「布丁」のピンインは (bu4ding1)、

(カタカナで表すと「ブーディン」)

英語のpuddingの音からとったんですね。

(^~^)

オープンから約5か月後。

(この間にもチラシがあったかもしれませんが、

 私はゲットできず)


201312東京醤油
↑2013年12月発行の東京醤油ラーメンのチラシ。


日本の一風堂にはない醤油ラーメン、

登場です。(笑)

「なると」がのっててレトロっぽい~。(*^v^*)


「鶏ガラをじっくり煮込み旨みをじっくり引き出し、

 魚介風味を加えたスープがベース。太麺と

 相性が良く、洗練された味わいの正統派

 醤油ラーメン」


この説明文、中国語はあるけど英語が

なくなってます。(゜ロ゜)

欧米人をターゲットから外したのかな…。

(※メニューには英語訳がついてます)


下部の写真は「特性フライドチキン」。

こっちでは鶏はモモやムネ肉より

手羽先の方が多く食べられています。

(おいしいけど食べにくいのよね…)


↓このチラシの裏面。
201312東京醤油裏面

(広州の店舗の住所も載っているので、

 チラシは深センと広州共通のようです)


ラーメンが前回とちょっと違う…!?

(´・ω・`)


赤丸新味のチャーシューが2枚から3枚に

なってます。(値段は変わらず)

白丸元味のチャーシューは、四角い

豚バラから丸い豚モモになった?!

(枚数も2枚から3枚になってます)


そして、からか麺は48元から45元に

値下げです。(チャーシューは増加)


やっぱりこちらの人にとっては

値段が高く&お肉が少なかったのね~。

(;一_一)

(中国人は超肉食!なのです)



チラシの一番上には、

「加量不加价(價) (jia1 liang2 bu4 jia1 jia4)」

「大盛りにしても、料金はそのまま」


あれ、博多ラーメンって「替え玉」が

ウリなんじゃなかったっけ…。(・・?

(もちろん有料で)


まあ、替え玉システムって屋台とか

カウンターだけの小さなラーメン屋さんで
成り立つものですよね。

あの長い柄のザルで、替え玉をぽいっと

どんぶりにいれるのが良いんだもん。


こっちは最初からラーメンのスープが

ぬるいので替え玉してもおいしくないと

いうのがあるかも…。(ーー;)


※中国のラーメン(汁麺)は、だいたい

 スープがぬるいです。(-д-;)

 日本人以外のほとんどの外国人は

 「すする」ことができないので、熱々の

 お茶やスープを飲むことができないらしい。



ということで、すでに「本場」博多ラーメンの

特徴的なところが骨抜きに…。(-。-;)
いたしかたない…ところでしょうか。


醤油ラーメンの新発売から、わずか1か月後。


201401札幌味噌
↑2014年1月発行の札幌味噌ラーメン

新登場のチラシ。

コーンバターも6元で別売り。(*^v^*)


「厳選したこだわりの味噌と鶏の旨みで

 仕上げた特性スープと熟成縮れ麺が

 絡み合う絶妙な一杯!!これぞ正統派

 札幌味噌ラーメン」


「正統派」…!?(-.-;)

深センではお目にかからない味噌ラーメンが

食べれるのはうれしいですが、肉そぼろと

生姜がのっているのはどうなんだろう…。



香港一風堂には「札幌塩ラーメン」は

あっても、「札幌味噌ラーメン」はないようです。

世界的に、日本の醤油や豚骨スープは

受け入れられても、味噌は難しいみたい。


発酵の進む食品で扱いが難しいのと、

やっぱり香りがダメなのかな。( p_q)

(納豆が大丈夫なら良さそうなのにね…)



↓このチラシの裏側。
201401札幌味噌裏面


先月発売の醤油ラーメンと手羽先

フライドチキンを再宣伝。

そして(たぶん最初からあった)チャーハン

2種を、ラーメンと一緒に注文すると

安くなるよ~、とうたってます。


確かにチャーハン39元は高いよね…。

(ラーメンとセットで15元になります)

量も少ないし…。(中国人にとっては)


そして、その1か月後。


201402春の美食祭り外面
↑2014年2月発行「春の美食祭り」のチラシ。

3つ折りの立派なもので、チラシというより

パンフかな。(*^.^*)


一風堂にはラーメンだけでなく、おいしい

ものがいっぱいありますよー、と宣伝。


チャーシューメンチカツやチキン南蛮は

まだいいとして、「Hotポテサラグラタン」

って何!?(-.-;)


浅いグラタン鍋にポテトサラダを入れ、

温泉玉子を入れて表面を焼いたものらしい

けど、試す気にはなりません…。


↓このパンフの内側。
201402春の美食祭り内面

すでにとんこつラーメン押しじゃないのね…。

(同業他社があるから差別化かな)

札幌味噌と東京醤油ラーメンが見開き。


「ラーメン屋の小菜」はチャーシュー・

メンマ・キュウリの和え物。

ビールのつまみになるし安いから好き

なのですが、結局「肉」。(笑)


「コーンのかき揚げ」って、一風堂オリジナル

なのかなぁ。(深センではトウモロコシが

 一年中出回っている)

「八宝菜」に至っては深皿でスープに

浸ってる。(@_@;)


「八宝菜」は広東料理らしいですが、

こっちの人からみたら、どんな風に

見えるんでしょうね。

オシャレな外国の食べものなのか、

変な中国料理なのか…。(^_^;ゞ


またその1か月後。


201403お得なセット
↑2014年3月のチラシの両面。

(2枚を横に並べています)


「多様な組み合わせで、最大15元お得!」


そうですねー、こっちの人は「お得」が

大好きですから。(`∀´)

(いや、日本人もか…)


ラーメン4種と小食(小皿料理)4種から

選べるので、赤丸新味(42元)なら、

焼き餃子(18元)やスープ八宝菜(22元)が

プラス7元で食べれます。(*゚ー゚)ゞ


ここにも、また「玉子焼き天ぷら」なる

謎のものが…。(-.-;)

中国人にとって、やっぱり和食は

油っけがなくて食べた気がしないから

なのでしょうか。┐(´д`)┌



裏面は、「セットをご注文文の方方に限り、

ドリンクorデザートをスペシャル価格にて

ご提供。」(原文ママ)


とうとうここにも「なんちゃって日本語」が!

まあ単なる誤植なんでしょうが、

とっても残念な気分…。(; ̄_ ̄)=3



ほぼ同時に出たチラシ(両面)。↓

201403HAPPYHOUR

HAPPY HOUR

朝日生啤 (zhao1yang2 sheng1 pi2)

买(買)一送一 (mai3 yi1 song4 yi1)

每(毎)天5pm-10pm


「毎日午後5-10時、アサヒ生ビール

 ご注文でもう1杯サービス」


おお、酒飲みには嬉しいサービスです。

(現在も、このサービスは継続中)(〃∇〃)



ただ注意が必要なのは、1杯注文すると

2杯同時に出されるので、二人で行ったとき

最初に2杯注文してしまうと、いきなり

4杯出てきます。Σ(;・∀・)


1杯飲み終わったら、もう1杯出してくれるとか、

2杯飲んだら会計時に1杯分の値段に

してくれるなんていう気の利いたことは

しませんよ~。( ̄▽ ̄;)



でもこっちの人で(宴会でない)夕飯時に

ビール飲む人って、10人に一人もいない

イメージ。(あくまでの私の印象ですが)


このチラシを見て喜んだのは、日本人

だけかもね!?(`◇´)ゞ


※国土の広い中国では、一般的に

北方に住む人はお酒を飲む人が多く、

南方はお酒を飲む人が少ないようです。


チャーシューバンズが気になるのだけど、

そんなに食べれないよ~。(T_T)

(打包(持ち帰り)すべきか!?)

まだまだ続くよ、新製品!


↓2014年4月発行の二つ折りパンフ。(外面)
201404博多中華ソバ外面

左面には「北京・上海・広州・深セン」と

あるので、中国全土共通のようです。


↓同、内面。
201404博多中華ソバ内面

新発売マークがついているのは、

「博多中華ソバ」と「やみつき胡麻キュウリ」。


ペラ1枚のチラシも出してます。↓

201404?博多中華ソバ(裏面はお得なセット)

「博多中華ソバ~入門編~」

博多に中華そばってあるのかなぁ…。f(^_^;)


先のパンフの説明には、

「伝統の豚骨スープに鶏がらスープを合わせた、

どこか懐かしい中華ソバ。特性の平打ち面を

合わせ、一風堂ラーメン通への第一歩にどうぞ。」


値段も36元で、今までのもの(39~48元)に

比べてお安くなってます。(^_^)v

低価格化で客層を広げる作戦ですね!?


入門編ということは、評判が良ければ

高価格帯の「中華ソバ~応用編~」が

出るのかな?('◇')ゞ



基本のとんこつラーメン以外は、

みんな麺の種類が違うのもすごいけど、

(調達も大変だろうし、ゆで時間も違うよね)

こんなに新製品が続いて店舗スタッフが

きちんと対応できるのかと勝手に心配。

(=´Д`=)ゞ


まあ、一風堂はサービス料取ってますし、

それだけスタッフの教育に時間とお金を

かけている、ということですね。( ̄ー ̄)


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サービス料の余談:


一風堂だけでなく和民など、外資系のチェーン

レストランはサービス料10%を取っている

ところが結構あります。


在中国ブロガーさんの中には、これに対し

「そんな高いサービス受けた覚えはない」と

お怒りの方もいるようですが、


お店に入ると笑顔で挨拶される、おしぼりが出る、

無料でお水やお茶が出る、店員を呼んだらすぐ来る、

注文するとすぐに料理が出る、テーブル上に

調味料や紙ナプキンがある、空いた皿をすぐ下げる、

テーブルや床がいつでも奇麗に拭かれている、

などなど…、

日本で当たり前のサービスは、中国(深セン)に

おいては、かなり珍しいものです。


それを中国人スタッフに徹底させるのは、

かなり大変なことと思います。

中国レストランではやらない(必要ない)ことを

日本レストランでしなければならないのなら、

その分給料が高くて当然と考えるのが

普通ではないかと思います。


(麵屋武蔵は、メニュー等に10%のサービス料を

 記載していますが、実際の会計時には

 加算されていませんでした。

 途中で方針変更したのかな?

 サービス料をやめて価格を上げるという

 手もあるしね。)


まあ、それでもスタッフがすぐやめちゃったり

するので、前回良かったからと言って、

今回も良いかというと違うところが、

中国の難しいところです…。(*´Д`)=з


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と、まだまだ続く一風堂のチラシフラッシュ。

(それを全部?集めてる私もどうかと思うが)

ヽ(゜▽、゜)ノウヒャヒャ


長くなったので、次回に続きます~。

予定。(ノ´▽`)ノ


どうなる!?深セン一風堂(その2)



※「一風堂 」と別コンセプトの「一風堂TAO

というお店(福岡とシンガポールの2店舗)では、

豚骨・醤油・味噌のラーメンを出しているそうです。






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