April 29, 2005

お客様の反撃

テーマ:アメリカ人


今朝、わたしは早起きをした。

朝6時に家を出て24時間営業のもよりのスーパーSへ向かった。


今日は娘2が週3回通っていた保育園を強制退学させられる日。

「3歳になったガキはら3ヶ月以内に出所すること」

と理不尽なおきてがあるため、みなで卒業を祝うことなくばらばらとガキは去っていくのであった。
定年退職を向かえ自分のお誕生月にさびしく会社をあとにするおやじのように…


娘2も今日でご学友とおさらば。
本人は、なんもわかっちゃいないのだのが、おかーさまは、さびしー。
なぜなら娘2のクラスにはかわいいお坊ちゃまがたくさんおったのじゃ。


わたしは一生頼れる息子がいない惨めな母。
息子をマザコンに育て、青年になったわが息子と腕を組んで飲んで歩くのが夢だったが息子であるはずだった娘2は、ちんちんを忘れて生まれてきやがった。
暴れ者の娘二人の飼育に力尽き、もうひとりなんぞ産む気もない。


自分の息子はあきらめたが
早くかわいい義理の息子がほしい。
早く娘1&2にボーイフレンドを家に連れ込んでほしい。
幸せは歩いてこない。だから、歩いてゆくのだよ。
だから母は朝から早起きしてスーパーに歩いたのじゃ。


つまり、こういうこと。
娘2のクラスのもうじき3歳のお坊ちゃまたちはかっこいい少年に育っていくであろう。
この「将来のボーイフレンド候補」と今ここで縁をきっちまうのは、おしい。
高い保育費払って通わしたのだ。ちゃんと元を取らなくては!
このお坊ちゃまたちとお友達でい続けねば!
ちゃんと今からつばつけとかねば!
娘2の電話番号を配りまくっとかなきゃ!


だから、母は早起きしてスーパーにいってカードを買おうと思ったわけさ。
(きのうは食べ過ぎて動けなくなり早寝しちまったので…)


ちょうどそのスーパーで現像した写真もできているはず。
事前に保育園に乗り込んでかわいいお坊ちゃまがたの写真をとっておいたのだ。
それといっしょに「いつまでもお友達でいてね。わたしの電話番号は××よ。」
とかわいいカードを送ればサル娘の高感度も増すってもの。
今から結婚を前提にした家族ぐるみのおつきあいができるかもしれないじゃーないの。
そう思えば一枚2ドル24セントもするカード15枚買うのも安い投資さ、と思ってカードを手にし並んだスーパーのレジ。


朝6時のスーパーのレジには、むさい男のキャッシャーが立っていた。

「グッドモーニング」
「…」
お客様のわたしが発した朝のごあいさつを無視。


「この野郎、態度でかいぞ、ボケ!」
日本語でむにゅむにゅいいながらも笑顔で
「写真の現像があがってるはずだけど、とってきてくださいな」
と丁寧に申しあげたお客様のわたし。


「あいよ」
そうむさ男はいうと一瞬姿をくらましたがマッハの速さで戻ってきた。

手ぶらで。


「ないよ」
「ないはずないぞ。日曜に出したんだから。2泊3日コースで申し込んだんだぞ。火曜にできてたはずだぞ。今日は金曜だぜ、え、ニイチャン!」

と申し上げたちょっとお品の悪くなったお客様のわたし。


「I don't know」
そういってやつは、お買い物合計金額をわたしから奪ってわたしとの関係を終わらせようとする。
うしろには牛乳を2ガロンもった男が並んでいた。
しかたなくむさ男のレジから離れてやったお客様のわたし。


「ないはずないだろ。本当になかったら約束違反だ!タダにさせてやる!」
と再び店内に戻り、ちゃんと目が見えて字が読めそうな店員を探した。


わたしの目に止まったのは、パンを並べているおねーちゃん。

「すいませんけどね、写真できてるかみてほしいんだけど」
「OK]

おねえちゃんは、パン売り場から写真のカウンターに入って、引き出しからすぐにわたしの写真を見つけてくれた。


「ほらみろ、あるじゃねーかよー!」
超むかつくお客様のわたし。


もう一度むさ男のレジに並び
「写真あったぞ」
と吠えてやる。


「ふーん。そいつはよかったな」
ほざくむさ男。


「お客様に向かってなんだおまえは!おまえ、はじめっから写真探す気なかったんだろ!
マネージャー出せ!マネージャー!」
怒り心頭のお客様のわたし。


「朝、早いからまだいない」


再びほざくもさ男。


…こんなバカと口をきいてる時間はないのだ。
早く家に帰って15枚のカードに電話番号を書きまくらねばならないのだ。

「ひー、ひー、ふー」
怒りを抑え、深呼吸をし、むさ男の名前をメモって店をあとにした。


アメリカのサービス。
むかつくことが多すぎる。
もちろん、よくできたやつもいる。
フレンドリーなやつもいる。


しかし、
アメリカの問題は、このムラ、ムラ、ムラ!
接客のマニュアルなんぞないのだろう。
サービスは個人の資質にたよっているだけでムラがありすぎる!


「サービスを求めるほうが間違ってるんですよ」 

うちの野郎はほざく。

「安売り店なんだからそんなもんでしょ」

だと。

わたしは、一生安売り店しかご利用しないお客さまだ。

わたしが気持ちよくお買い物できるために、わたしは吠えてやる。

噛み付いてやる。


この怒りはきちんとマネージャーにお伝えします。
手ごわきお客様、いじりめぐみをなめんなよ!




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April 21, 2005

白いゴミ

テーマ:アメリカ人

 

 

春休みにデズニーランドから帰ってきたばかりのL(アメリカ人ね)から電話があった。

「ただでデズニーランドに行ってきたのよ」
「ただ!」

「ただ」を求めて近場をうろうろしていたわたしりゃ親子にゃうらやましいお話。

「娘のクラスメイトの親がスッチーだから飛行機もモーテルもただだったんだけどさー」
そうかい。またかい。
Lの娘はむちゃくちゃくかわいいのでお誘いが豊富。
海辺の別荘だ、スキーリゾートだーといろんなところへいつも「ただ」三昧。
しかしアンパンマン系のわたしの娘たちに「ただ」は縁遠い…

「モーテルはぼろいし、まずいファミレスにしか行かないしサイテーだったのよー」
うらやましくってたまらないのにLは続けた。
「でね、わたし発見したのよ」
「なにを?」
「彼女ってホワイトトラッシュだったのよ」
「ホワイトトラッシュ?白いゴミ?」
「なにそれ?」
「やだ、あんた知らないの?」

Lは、わたしの無知をあざ笑ってから説明してくれた。
ホワイトトラッシュとは、トレーラーとかに住んでいて、ろくに教育も受けてなくて、ろくな仕事にもついていなくって、毎日安酒をあおって生きているような貧しい白人のことをいうのだという。

彼女の発見とは、「娘のクラスメイトの母は今は成金だがホワイトトラッシュの出なのでテイストが悪く、教養がない。したがってまったくノリが合わない」ということらしい。


ホワイトトラッシュ!
白いゴミ!
おおお、すげえ差別用語じゃねえか!

けど、Lの説明を聞いていたら、なんかなつかしーくなってきた。

トレーラーに住んでろくに教育受けてない白人…
それってわたしが高校で留学していた先のニューハンプシャーの街のみなさんのことじゃないかい。トレーラーホームに住んでる同級生が多くて、大学に進学する子も少なくて、街から出ることなくブルーカラーな職についていったなあ。
けど、みんないいやつだったぞ。
わたしは、そこで「ホワイトトラッシュ」を従え、飲酒クイーンとして君臨していたんだぞ。

わたしのアメリカ原体験はホワイトトラッシュのみなさまとある。
やつらは、ゴミなんかじゃねえぞ。
毎日彼らなりに一生懸命生きていたぞ!


まったくこの国にはカラフルな差別用語がありすぎる。
肌の違いで差別するのに飽き足らず
白人が同じ白人のことを「白いゴミ」というなんて!

おい、Lよ。
ただで遊ばせてくれた休暇の恩人を「成金のホワイトトラッシュあがり」というのなら
おまえは何様じゃい?
おまえだって成り上がって生きてきてるじゃないのかよー。

わたしのご学友たちを「白いゴミ」と呼ぶならば、わたしは「黄色いゴミ」だ。
それも、ただのゴミじゃないぞ。粗大ゴミだぞ。

わたしは、立派な黄色い粗大ゴミとして Lのようなつまらぬステレオタイプを持つ連中をぎゃふんといわせてやりたい。
ステレオタイプはぶち壊さねばならぬ。
ぶち壊すのはお得意技よ。
明るい未来のために、これからもアメリカ人をびびらし、ガンガン暴れる日本人でいようと思う。











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April 08, 2005

Rの下の世話

テーマ:アメリカ人

 

Rは、離婚したての40歳。アメリカ人の♀。8歳の娘持ち。

「わたし別れるのよ」
とくらーい顔で現れた翌日に、

「インターネットの出会い系サイトにいい男がうじゃうじゃいるのよ」
「あしたは、年収15万ドルの男とデート」
「子守たのむわ」
と鼻息荒く現れた。

以来、何人の違う男の名前を聞かされたことか。

Rは、毎日3マイル走るようになり、格好もこぎれいになり、うちに来ても食わなくなった。
「いつでも勝負できるように自分を磨かなくちゃ」
だと。

わたしは、Rの食わなくなった肉を食ってやり
Rの飲まなくなったビ-ルを飲んでやり、
Rの面倒みない子供の世話をしてやっている。

今晩は、Rの娘は我が家にお泊り。
明日は学校あるっちゅうに。
「彼氏が明日から出張で今晩じゃないと会えないのよ」
だと。

Rの娘は、「ママはお仕事」と信じて放課後からずーっと我が家にいた。
「ママえらいねー。毎日大変ねー」
とおだててもやった。
宿題をすませ夕メシを食わせ一家団欒くつろいでいるとピンポンが。

「忘れ物」
とRがパンツと歯ブラシを持って現れた。
レザーのミニスカートとおっぱいぱつんぱつんの真っ赤なタンクトップを着て。

「…」
一同ボー然。

「ママ、どこ行くの?」
「うん、どこも行かないわよ。会社で徹夜でお仕事しに戻るだけよ」
だと。
香水ぷんぷんアイシャドーぎらぎらさせてRは夜の闇に消えていった。

腑に落ちない顔でたたずむRの娘。
「ママ、いっつもスーツでお仕事してるのに」
「朝着てた服とぜんぜん違う…」

「ママ、おもらしでもしたんじゃないの。で、最近お洗濯してないからあんなもんしかなかったのよ」
今日も洗濯ネタでうそついてあげたわたし。

そして数時間後、おやすみなさいの電話をしたRの娘
「すごくうるさい音楽がかかってた」
「ディスコみたいだった」
だと。
「ママの会社残業するとディスコでただメシ食えるんだっていってたわ」
「ふーん」

Rよ、うそをつくならとことんつきとおせよな。
ああ、このままじゃわたしの鼻はピノキオの鼻になっちまう。
明日の朝はなにをかましてくれることやら。

つづく…
…けど、ほっとく…







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