神々の履歴書第15回 神々と私たちの日常はどうかかわっているのか?上
神々の履歴書15回
神々と私たちの日常はどうかかわっているのか?上
「舞台に現れたオシリスの神殿」黄泉の国の召喚術
こんにちは。マユリです。前回は、エジプトのオシリスシャフト、トルコのカッパドキア、マルタ島など、古代の東地中海沿岸には地下神殿の文化があり、これらの神殿には、冥界と繋がる地下水が湧き出て、そこから様々な冥界の存在を召喚していたことをお話ししました。
更に、その文化は、日本にも伝わっていたのです。
神々の履歴書第3回の「先祖が牛頭人身の神様に、商売繁盛の見返りに娘をあげます。」と願を立てた方のお庭にも、手水鉢がありました。この手水鉢の水から、夜な夜な、牛頭人身の神様が、契約者の家にやってきたのです。
本来、召喚の泉は、冥界は地底にあるので、地下から湧き出る水でしたが、そこから転じて、手水鉢など人口の水でも召喚できるようになりました。
この人工の召喚の泉で、霊障をうけてこられたクライアントさんが他にもいました。
だるくって風邪のような症状が続く・・・
その方は、微熱やだるさなど、風邪のような症状がかれこれ1か月以上続き、だるくて仕事に行くのもつらい毎日とのことでした。
すべてのこうした症状が霊障というわけではありませんが、霊が憑いたときによくなる症状です。
「そういえば・・アロマの面接にいったのですが、ずいぶん古びたビルで、面接の方もなんだか攻撃的で・・・そこでもらったのかした?」
「違いますよ、そこではないです。*月*日はどこにいきましたか?」
「え?その日は、友達とサーカスを見に行きました。でも普通のサーカスですよ?人込みでもらったのかしら?」
何だか腑に落ちない様子です。その会場には、どういうわけか、霊体がうようよいます。彼女以外にも、かなりの方が貰ってきたと思いますが、みなさん、まさか霊障とはおもいつかないでしょう。
霊障の症状とは? 肉体的・精神的影響
この方は東京の方でしたが、引き寄せの法則とはよくいったものです。同じサーカスの大阪公演に行った方がこられたのです。
「サーカスに行ってからすごく体調が悪くって、だるくって何もする気がしないの。それに眠くて・・いくら寝ても眠いんです。妙に寒気がするし・・」
「すごい冷房が効いていて、みている時から寒気がしてたんです。熱いお風呂に入って寝たんですけど、翌朝おきても寒さが取れず、1週間たってもだるさが取れません・・」
この方は、冷房のせいだと思っているようです。
霊障にはいろいろな症状がありますが、本人がこれは霊障が原因だと自覚している場合は、稀です。
東京のクライアントさんは、「ひどい風邪」だと思っており、大阪の方は、「きつすぎた冷房で体を壊した」とおもっていました。
霊障というと、テレビや映画の影響でしょうか、「貞子」なみの怪奇現象を思い浮かべる方も多いかと思いますが、そんな漫画みたいな話はそうそうあるものではありません。
霊障の症状でよくあるのは、肉体的には、だるくて体が重い、風邪のような症状が続く、いくら寝ても眠い、だるくって何もする気がしない などです。個人差があるので、発熱や湿疹が出る方、吐き気、頭痛、もっと深刻な病状を発症する方もいます。
精神的には、気力が萎えて何もする気がしなくなったり、逆に攻撃的になって、ヒステリックなったりします。憑いている霊の感情がうつってくるので、攻撃的な霊が憑けば、怒りがこみあげてくるし、絶望的なものならば、死にたい気分になったりします。
もちろん、こうした症状のすべてが霊障ではありませんが、霊障の場合は、霊さえとれれば、すっと治ります。
でも、いったいなぜサーカスで霊障をもらうのでしょうか?
舞台に現れた召喚の泉・オシリスの水
答えはテレビからやってきました。たまたま、そのサーカスの取材がテレビに映ったのです。
舞台の上には大きなプールがあり、まるでカッパドキアの召喚の泉のようでした。カッパドキアでは、泉の後ろに女神イシュタルの像がたっていましたが、ここでは巨大なコブラが立っています。コブラの女神でしょうか。
いえ、私にはそう見えましたが、よくみると実際にはたってないようです。
プールからは、たくさんの霊体があふれでています。1体でなく、たくさん・・東京の方も、大阪の方もこの霊体をもらってきたのです。
もちろん、すべてのプールが召喚の泉となるのではありません。おそらく、この舞台の関係者、演出家とかプロデュサーに、魔術に精通した方か、契約者がいるのでしょう。このプールには何だかの魔術が施されています。
何故こんなところに召喚の泉を作ったのでしょうか?いったい何のために?
魔術の恐ろしいところは、誰がやっても、手順さえあっていれば、それなりに召喚できてしまうことです。けれども、結果、何が起きているか?それが認識できるのは、霊能力者だけです。普通の方には、何も起きなかったようにしか見えません。
何も起きてないように見えるので、安心してこんなことを行うのです。実際には、そこから冥界の住人が溢れ出ているというのに・・・
何が起きているのかみえないので、自分がしたことの重大性が自覚できない、それが魔術の厄介なところなのです。
古代史やミステリアスなものへの憧れで、軽い気持ちで魔術に関わるべきではありません。
霊体は潜在意識をコントロールする
霊障の症状で、最も気を付けるべきは、精神的にもっていかれることです。霊体は、貴方の潜在意識に語り掛けて、貴方をコントロールします。
もしかしたら、舞台に召喚の泉が現れたのも、冥界の女神が、関係者の潜在意識に語り掛けてそうさせたのかもしれません。
潜在意識に語り掛けてくると、「ふと思いついて、無性にそうしたくなったり」、逆に「急に、いや、したくない!」とか、嫌悪感が湧いてきたりします。
要するに、その方の、気分を左右するのです。
語りかけを見抜く方法は、「何が本当に自分の感情や感性で、何が自分のものでないか」を冷静に考えることです。
そのためには、冷静沈着な左脳と、自分を見失わないことが必要です。自分自身の感情や感性、思考を、客観的に見つめる態度が必要なのです。
潜在意識への語り掛けなので、チャネリング能力のない方より、霊媒的能力のある方のほうが持っていかれやすい傾向があります。心当たりのある方は十分に注意してくださいね。
霊障でもっとも厄介なのは、潜在意識への語りかけ
潜在意識なので、本人は操られているという自覚はゼロです。ですから、自分自身の判断だと思って、どんどん操られていきます。
婚活がうまくいかない方や、中には、命にかかわるような例もありました。結婚できないように、操られたり、死に至るように操られたりするのです。
次回はそのお話をいたしましょう。引っ越し大作戦は少しお待ちくださいね。
神々の履歴書第16回 神々と我々の日常はどうかかわっているのか?(死に至る選択)に続く
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マユリ