今回の、平成23年東北太平洋沖地震で被災された方、お見舞い申し上げます。

そして、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。


昨日は、自分も職場から会社の方の車でなんとか移動して、
昨晩中に自宅に帰ることができました。

そして、今朝から家事をしながら見る、テレビに映るとても信じがたい光景の数々に、
心が痛くなります。

いまだに余震も続いており、津波の危険もあり、
また、原子力発電所での事故や、色々な二次災害も増えてきています。

まだ、今の時点で、東北地方、関東甲信越の方を中心に、
停電などで、ブログどころではないという方も多いかと思います。

今回の記事も、すぐにでなくても、どこかで目にとめていただければ、
それで幸いです。


非常に厳しい状況の中、これだけ周囲の声や、テレビ、ラジオ、
そして何よりネット上で、色々な情報が飛び交っています。

今朝からいくつかブログを見ていて、役に立つ情報だから、
情報を拡散してコピーして伝えてほしいというものを見かけます。

本当に役に立つ、正しい情報ならば、ぜひとも協力して伝えていきたいところですし、
ぜひそうして行くべきだと思います。

ただ、今の、我々自身もハイになっている状態で、十分な判断能力ももたないまま、
情報を拡散してしまうのは、危険な行為だと思っています。

判断のつきにくい、難しい情報は、しっかりと判断して、
安易に拡散する、拡散をお願いするようなことは避けるべきだと思ってます。

ちょうど、枝野官房長官の記者会見でもそんなことをおっ射程高と思いますが、

一番こわいもの・・・それはデマが引き起こす被害だと思っています。

この非常事態に、冷静な判断力など・・・と思われるかもしれませんが、
こんなときだから大事なんです。

今流れている情報が正しいのか、信頼できる情報なのか、

それを判断できるのは、私たち一人一人だと思います。

そして、一人で不安で判断がつかない場合、
ぜひあなたのそばにいる人と相談してほしいです。

ネットの情報も大事ですが、
一番大事なのは、あなたのそばにいる人。

家族、夫、妻、子供、両親、恋人、親友、隣人、親戚、街の役場や病院などの人・・・。

こんなときだから、すぐそばにいる大切な人たちと支えあって頑張ってほしいです。


ボクにできるのは、少しでも安らぐ、力になれる音楽を紹介することくらいですが、


というわけで、前回記事で今回の予定で紹介する曲は、
申し訳ありませんが、別の機会に回させていただき、

今回は、こう言った時に、聴きたい、聴いてもらいたい、
ボクも非常に大好きな曲です。


デヴィッド・ソウル「やすらぎの季節」


日本でもテレビ放映されて人気を誇った、アメリカの人気テレビドラマシリーズ、
「刑事スタスキー&ハッチ(Starsky & Hutch)」のハッチ役で大人気であった俳優。

ドラマ放映中の人気絶頂期に発売したこの曲で、1977年にアメリカ、イギリス、
両方でシングルチャートNo.1を獲得した、やさしいメロディと甘い歌声、
そして、何よりそばにいる人へ、あきらめないでまだがんばっていけるという
シンプルなメッセージも含まれたラブソングです。




☆David Soul "Don't Give Up On Us" from the album "David Soul"
 1977年Billboard Hot100 最高位1位(4/16付)


Don't give up on us, baby
Don't make the wrong seem right
The future isn't just one night
It's written in the moonlight
And painted on the stars
We can't change ours

>> ねえ、ボクたちあきらめちゃいけないよね
>> 間違ったことが正しく思える時には気をつけないと
>> 未来は決してこの一晩ってわけじゃないんだ
>> それは月の光に書かれ
>> 星の瞬きに描かれるんだ
>> ボクらだけで変えられないんだ

Don't give up on us, baby
We're still worth one more try
I know we put our last one by
Just for a rainy evening
When maybe stars are few
Don't give up on us
I know we can still come through

>> ねえ、ボクらはあきらめちゃいけないよね
>> まだやり直してみる価値はあるんだ
>> ボクらには最後の手段がまだ残ってるんだ
>> 雨の降る夜にだって
>> ちょっとだけだって星が瞬くことはあるんだ
>> だからボクらはあきらめちゃいけない
>> ボクらはまだやっていけるってわかるのさ

I really lost my head last night
You've got a right to stop believing
There's still a little love left, even so

>> 昨夜ボクは本当に自分を見失っていたよ
>> だから君はボクのことを信じられなくなっているんだろう
>> でもね、まだちょっとだけでも愛が残っているんだよ

Don't give up on us, baby
Lord knows we've come this far
Can't we stay the way we are?
The angel and the dreamer
Who sometimes plays a fool
Don't give up on us, I know
We can still come through

>> ねえ、ボクらあきらめちゃいけないよね
>> 神様はボクらがずっと一緒にやってきたことを知ってるんだ
>> ボクらこのままいちゃいけないんだろうか
>> 天使や夢想家は
>> 時々ボクらをもてあそぶものなんだ
>> だからボクらはあきらめちゃいけない
>> ボクらはまだやっていけるってわかるのさ

It's written in the moonlight
And painted on the stars
We can't change ours

>> それは月の光に書かれ
>> 星の瞬きに描かれるんだ
>> ボクらだけで変えられないんだ

Don't give up on us, baby
We're still worth one more try
I know we put our last one by
Just for a rainy evening
When maybe stars are few
Don't give up on us, I know
We can still come through

>> ねえ、ボクらはあきらめちゃいけないよね
>> まだやり直してみる価値はあるんだ
>> ボクらには最後の手段がまだ残ってるんだ
>> 雨の降る夜にだって
>> ちょっとだけだって星が瞬くことはあるんだ
>> だからボクらはあきらめちゃいけない
>> ボクらはまだやっていけるってわかるのさ

Don't give up on us, baby
Don't give up on us, baby

>> ねえ、ボクらはあきらめちゃいけないよね
>> ねえ、ボクらはあきらめずにいかなきゃ


人気俳優が歌も出して売れちゃったというパターンかもしれませんが、
実際この曲の詞やメロディの素晴らしさをいかしているのは、
彼の大柄な体に似合わない、ソフトでやさしい歌声だと思います。

こういう厳しい状況に置かれているときに、
少しでも心を和らげて、どうか明日のために頑張ってほしい。
今日のことだけで人生が決まるわけじゃない。

今、まさに聴きたい曲だなって思います。


デヴィッド・ソウルは、シカゴ出身で野球の才能から、
大リーグにも誘われていたのですが、俳優の道を選び、
24歳の時に、「スタートレック」などの映画に出演。

クリント・イーストウッドの「ダーティ・ハリー2」で
白バイ警官役で出演していた所を注目され、

テレビドラマの「刑事スタスキー&ハッチ」の
ハッチこと、ケン・ハッチンソン役に抜擢されます。

スタスキーこと、デヴィッド・マイケル・スタスキー役の
ポール・マイケル・グレイザーとの名コンビとして、
笑いあり、友情ありのコメディドラマとして、
1975年~1979年まで放映され、大人気のどらまとなりました。

日本でも、1977年から放映され、ボクも高校時代だったか、
一時期見ていた覚えがあります。

今回のこの曲は、このドラマとは直接の関係はないのですが、
俳優業だけでなく、歌にも力を入れようと、
ファーストアルバム「やすらぎの季節(David Soul)」を
レコーディングし、この曲をシングルカットしたところ、
アメリカ、イギリス双方でNo.1となる大ヒットになりました。

その後、アルバムも計5枚発売し、シングルの何曲かは、
イギリスでもヒットしたものの、アメリカではシンガーとしては、
一発屋で終わってしまいました。

彼は現在イギリスを拠点に置く舞台俳優として活躍しているほか、
BBCのリアリティTVショーなどにも出演しており、
昨年長年の恋人と何度目かの結婚を果たしています。




この地震被害の厳しい状況がいつまで続くのかわかりません。

でも、希望だけはすてないで、

隣の人とやさしい気持ちで接していって、

一日も早く、「やすらぎの季節」・・・
正常な生活が戻ってくることを願わずにはいられません。




David Soul/David Soul

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