二次創作小説⇒テニスの王子様小説「Believe in 氷帝学園編 出会い~跡部景吾~」 | ミにならないブログ~ゲーマー主婦のお絵描きと子宮体癌~

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二次創作小説


作品
テニスの王子様
跡部×堂本光子

執筆日
2006年5月21日

コメント
出会い編なのにドキドキ場面をつくってみました(笑)
少しでも楽しんでいただけたら幸いです
医務室ってちょっとHな気分になりますよね(笑)
え?私だけ??

小説


Believe in 氷帝学園編 出会い~跡部景吾~




爽やかな風に乗って桜舞散る季節、春。
私、堂本は氷帝学園中等学校へ通うことになった

「私ん家ってお金持ちだったかなぁ・・」

なんていう不安と、美形な男子がたくさんいるかな?という期待を胸に入学式へと向かっていった

バタン!

突然目の前が真っ暗になった

「あれ?どうしちゃったんだろう?」
は学校の正門前で倒れてしまいました
そこに1人の男子が近寄ってきて、 を抱き上げて医務室に運んだ

「ん、ん~・・、え、あっ?!」

目を覚ました が一番先に見たのは同じ氷帝学園の制服を着た美形な男子だった

「気がついたか?」
「あっ、はい・・」

まだ頭はボーッとしている
だが、目の前に美形男子が私を心配してくれている

「あの‥」

お礼を言いたかったが、恥ずかしくて言葉が出てこない

「あーん?、お前、新入生か?」

先に助けてくれた男子が話しかけてくれた

「あ、はい、1年A組の 堂本光子ですっ!」

光子はあわてて答えた

「そうか、俺様は3年A組、跡部景吾だ
 お前が俺様の目の前でぶっ倒れやがったのでここまで連れてきた
 気分はどうだ?」

なんかとっても偉そうなしゃべり方をする人だなぁというのが
光子の跡部に対しての第一印象だった
でも、こんな素敵な先輩に助けてもらえてラッキー☆とも心の中で思っていた

「あの‥ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでしたっ!
 もう大丈夫です!実は最近この近所に引越してきたばかりで、道もよくわかってなくて
 しかも立派な学園のたたずまいに圧倒されてしまって、緊張もあって、あの、その‥
 本当にごめんなさいっ!」

光子はあわてて医務室のベッドから飛び起きてそう言った
その時、跡部の両手が光子の両肩に置かれ、静かにベッドに押し倒された

「えっ、えーーーーー」

(なに?なんなの?この人、いきなり私を押し倒して、エッチなことでもしようというの?
 医務室の先生はどこ?もしかして二人きり?美形男子に助けられて嬉しいとは思ったわ
 でも、いくらなんでもいきなり貞操を奪われるのはイヤー!)

光子の心の叫びは跡部にも伝わったのか、跡部は苦笑した

「お前、何かエッチな想像でもしてないか?あーん?」
「え?いや、その・・違うんですか?」
「当たり前だ!バーカ」
(ば・ばかって・・・お父さんにも言われたことないのにー)

光子はベッドに横になったまま首をかしげた

「まだ疑ってんのか?まぁ、女はそれくらい警戒心を持ったほうがいいがな
 お前、さっきベッドから飛び起きただろ?
 まだ顔色もすぐれないし、もう少し横になってたほうがいいと思って、
 お前を寝かせただけなんだが・・・な」

そういうと少しほくそえんで笑い、顔を近づけてきた

「お前がお望みなら、エッチなこと、してやるぜ」

跡部は完全に楽しんでいる
しかし、 光子は男の子とこんなに近くで二人きりで会話をしたことがなく、
冗談でも恥ずかしさのあまり固まってしまった

「ぷははは‥、お前面白いな、気に入った
  堂本だったな、またどこかで逢ったら俺様の話し相手になってくれ
 じゃあな、入学式はもうすぐ終わっちまうが、もう少しそこで寝ていきな
 保健の先生を呼んできてやる」

跡部はそういって、医務室から出て行ってしまった

「‥はぁ~‥」

固まっていた が深くため息をついた

「あの人、あんな冗談を顔を近づけて言うんだもん、恥ずかしかったよぉ
 跡部先輩‥か、なんだか気に入られちゃったみたいだし、私も嫌いなタイプじゃない
 入学式は出れなかったけど、氷帝学園での学園生活、楽しくなりそう♪」

光子はベッドに横になったまま、微笑をうかべていた

入学式終了
1日目から、こんな調子の堂本光子が、これから氷帝学園で起こる様々な
出来事に巻き込まれていくのは、また別の話。


END


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