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マインドセットの続きです。



目標達成の能力においては、失敗をどのように捉えるかということは、非常に重要なポイントになります。



目標を設定するからには、その目標を達成することが、重要であることは言うまでもありません。

しかし、あくまでも目標であるからには、常に達成できるとは限らず、失敗に終わることもあります。



決定論者は、結果が大事ですから、失敗はひたすらネガティブなこととして捉えます。

一方の成長論者は、結果は失敗しても、その過程で自分が成長していれば、失敗は必ずしもネガティブなことではない、というふうに考えます。



社会人基礎力の一番目、「前に踏み出す力(アクション)」の定義は、

「一歩前に踏み出し、失敗しても粘り強く取り組む力」

です。



「失敗しても粘り強く取り組む力」のポイントは、失敗を単にネガティブなこととして捉えない姿勢です。

失敗を悔しがる気持ちは、二度と同じ失敗を繰り返さないように、失敗から学びを得るためには必要なものです。

以前も書いたように、短期決戦においては、結果にこだわり、負けることを、とにかく避けようとするネガティブアプローチは、効果を発揮することはあります。



しかし、通常の人生における長期戦の場合には、失敗して落ち込むネガティブな感情を持ち続けるよりも、失敗からも学べたというポジティブな感情に、早く転換できた方が良いのです。

「悲しみ」や「落胆」などのネガティブ感情は、欲求を阻害されて傷ついた自分の心を癒すために、心を休ませる効果があります。

しかし、それはあくまでも癒すための効果であり、失敗から学んだり、再び行動を開始するための感情ではありません。



再び行動を開始するためには、これでまた自分は一段と成長したと納得し、ポジティブな感情で、前に進むことが必要です。

ポジティブな感情の状態だからこそ、自分の失敗を直視し、そこから学ぶ意欲も出てくることになります。



自己実現的予言という言葉があります。

「予言したという事実が、その実現をもたらす」という意味です。

成長論者は、実際にその信念により、自分を成長させることができるし、決定論者も、その信念により、自分を成長させることができない、ということになり、結果として、どちらも正しいわけです。



そうであれば、失敗するたびに、自分が成長していると考えることのできる、成長論者の立場を取る方が、人生にとっては得である、ということになります。



キャリアコンサルティングで取り上げる、様々なメンタルの悩みも、失敗を、ひたすらネガティブなことと捉えるマインドセットから、発生しているケースが、多くあります。

失敗を、成長の糧と考えられれば、メンタルヘルスにも良い効果をもたらします。
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目標達成に関連して、有名な心理学の概念に、「マインドセット」があります。

マインドセットとは、スタンフォード大学のドゥエック博士が提唱した概念で、

① 「自分の能力は固定的で変わらない」
② 「自分の能力は努力次第で変えられる」

のどちらの説を信じているかということが、人生に大きく影響を与えるという説です。

① を決定論者、②を成長論者とも呼びます。



マインドセットとは日本語で「心の持ち方」、平たく言えば「意識」であり、「自分の能力に対する考え方」ということになります。

能力とは、広く、持って生まれた才能、適正、興味、気質などを含みます。



決定論者は、目標設定においても、結果にこだわる傾向があります。

一人ひとりの能力は決まっているので、自分の能力を証明するには、結果を出すしかないと考えるからです。

また、結果を出すことにこだわるので、最初からあまり高い目標を設定しない傾向が出てしまいます。



一方の成長論者は、結果よりも、過程にこだわる傾向があります。

能力は変えられるので、たとえ結果が出なくても、その過程で自分が成長できれば、「良し」とすることができるわけです。

そして、自分の成長に重きを置くので、高い目標を掲げることも、厭わないことになります。



このように説明すると、もうお分かりのように、ドゥエックは、成長論のマインドセットを持つ人の方が、人生において成功するということを言っています。



どちらが正しいのかという問題は、例によって、見方に拠ります。



キャリアコンサルティングにおいても、人の能力や適性はある程度決まっているので、それにマッチした職業や仕事に就くべきであるという考え方が、主流の一つです。

身長160cmの人が、バスケット選手としてNBAで活躍できるかと言ったら、どんなに努力しても身長は伸びないという意味では、もちろん決定論が正しい部分もあります。



しかし、重要なのは、「能力は決まっている」というところで、終わらせないことです。

身長160cmを事実として認め、そのマイナス部分を認識することは、確かに大事です。

しかし、それと同時に、その事実を、プラスの部分として、どのように活かして伸ばしていくことができるか、と考えられる柔軟性を持つことが、成長論の真の重要な部分ということになります。



ここで、このブログのメインテーマである、「物事そのものは無色透明であり、人が、それぞれの見方で、評価、意味づけしている」が大きく関わってくることになります。



「自分の能力」という物事も、その人次第で、無限の捉え方がありえます。

身長160cmという一つの能力を、欠点として見るのも、確かに一つの見方ですが、無限に他の見方もあるということが重要なわけです。

たとえば、身長160cmを、武器として使うにはどうしたらよいかという視点から、小回りの良さを活かすべく、スピードの能力を磨くなどの、トレーニングを行うことも考えられます。



見方を柔軟にすることで、結果としての、自分の総合的な能力を、向上させる努力を続けるのが、真の意味ある成長論者ということができます。
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目標に関して、「なぜ?(Why)」と「何を?(What)」を使い分けるということも、よく言われます。


「なぜ?」は、何のために、その目標を達成しようとしているのか、を問う質問です。

「何を?」は、目標を達成するために、具体的に何をするか、を問う質問です。



ニューロロジカルレベルの考え方からすれば、「なぜ?」は、「自己概念」や「価値観」などの上位の意識との関係を問う質問です。

一方、「何を?」は、「行動」や「環境」などの下位の意識との関係を問う質問になります。

よって、先に「なぜ?」に関する回答を整えるのが重要ということになります。

「なぜ?」が固まれば、自ずと「行動」や「環境」は後から付いて来るからです。



たとえば、「2年以内に資格を取る」という目標を掲げたとします。

これに対して、「なぜ?」と質問します。

「自分は探究心が旺盛で、一つの分野に関する知識や経験を極めていくことに、生きがいを見出すタイプであるから」という回答であれば、それはすでにそのようなセルフイメージが固まっているということになります。

よって、自然と目標に向かって行動が始まるはずです。



一方で、このようなセルフイメージはなく、「単に会社から言われたから、資格取得をめざすだけ」であったとしたらどうでしょうか?



「なぜ?」は「会社から言われたから」であり、セルフイメージや価値観とは関連性が薄いことになります。



このような場合には、「何を?」を問うことから入ります。

「なぜ?」はとりあえず置いておいて、資格を取るためには、具体的に何をすればよいかという、行動の部分に集中するわけです。

そして、まずは、理由は深く考えないまま、行動を繰り返していくことで、うまくいけば、その行動を習慣化することができます。



また、行動を繰り返していくうちに、資格に関する新たな興味が湧いてきて、価値観やセルフイメージに少しずつ良い影響を与えていくことも、考えられます。

このブログにもよく出てくる、「最初は親から言われて外発的に野球を始めた子供が、次第に面白さに目覚めて、内発的動機付けに移行していく」パターンです。



ニューロロジカルレベルの考え方では、「セルフイメージ」や「価値観」が上位であり、それが変われば、下位の「行動」や「環境」が一気に変わる可能性が高くなります。

一方で、上位なだけに、「セルフイメージ」や「価値観」自体を変えることは、簡単なことではありません。

人生の中で、よほどの衝撃的な出来事に遭遇しない限り、「セルフイメージ」や「価値観」が一気に変わることはないわけです。



一方で、下位の意識である「行動」や「知識」は、すぐにでも着手できるものであり、それを地道に繰り返すことで、少しずつ上位の「セルフイメージ」や「価値観」に影響を与えていくということも、重要なルートです。

私たちの日常は、このルートの方が圧倒的に多いと言えます。

「歯磨き」という「行動」を習慣的に行うようにすることで、いつの間にか「自分は歯の健康に気を使う人間である」というセルフイメージが自然に出来上がるわけです。



このように、「なぜ?」と「何を?」には、それぞれを使い分ける意味や効果があることになります。

自分の「なぜ?」と「何を?」を明確にするために、キャリアコンサルティングも利用されています。
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効果的な目標設定の方法として、

「目標を設定したら、エコロジカルチェックを行う」、

というのがあります。



エコロジカルチェックとは、日本語ではなかなか表現しにくい概念ですが、その目標が、環境や全体の状況に鑑みて、安定していて、本当に望ましいものかどうかを、客観的にチェックする、ということです。



目標が、会社内での仕事に関するものであれば、自分や自分の部署の利害だけでなく、他部署や会社全体の観点からも、望しい目標かを、チェックするということがあります。

また、より重要な意味は、外部との整合性だけでなく、自分の内部との整合性も、チェックするということがあります。



目標は、思考を使って、自分が「こうあるべき」と考えて設定するものなので、実は、そのままでは、自分の内的な価値観、信念、自己概念などと整合性が取れていないケースがあります。

価値観、信念、自己概念などは、無意識のうちに、長い時間をかけて形成されるものなので、自分でも明確には意識していないことが多いのです。



私は昔、銀行員でした。

昔の銀行員(今もそうかもしれませんが)は、支店長になることが、当然のように、全員のゴールでした。銀行の支店長とは、社内的にかなりの権限が与えられており、地域でもそれなりの尊敬を集める存在でした。

私も若い頃に、人事などに提出する人事考課用の書類に、「将来の目標は支店長になること」と書いていました。



しかし、実は、そういう目標を書きながら、全くワクワクしませんでした。

自分でも不思議でしたが、他の同期入社の連中が、何の迷いもなく、支店長になる夢を語っている時に、ほとんど興味が湧かなかったのです。

その当時は、自分でも全く意識していなかったのですが、私には、「一国一城の主になる」ことを重んじる価値観も、セルフイメージも、全くなかったのです。

今になってわかったことですが、仕事の分野における、私にとって重要な価値観は、「自分の興味がある分野で、専門性を積んで、その分野を自分なりの基準で極めること」、でした。



結局私は、自分の表向きの目標に関する、釈然としない気持ちを抱えたまま、30歳半ばくらいまでを過ごしました。

そして、その後は、支店長をめざすルートからはすっかりはずれ、投資銀行業務に従事した後、今の心理の仕事に移りました。

自分の価値観やセルフイメージと合致した目標を持てるようになったのは、社会人になってから、15年以上経ってからということになります。



自分の価値観や自己概念と合致していない目標を設定していると、私のケースのように、何かしらの違和感を感じることが多いことになります。

ニューロロジカルレベルの話の中で出てきたように、自己概念や価値観は、人間の意識の中で最上位に位置するので、無意識のうちにも、その人の行動や感情に反映されることになります。

頭で作り上げた目標が、自己概念や価値観にマッチしていないと、行動や感情の部分でズレを生じやすく、実際に達成される可能性も、低くなります。



エコロジカルチェックは、客観性が大事なので、キャリアコンサルティングなどの第三者に入ってもらって行うことも有効です。

もちろん、メタ認知を磨くための良いトレーニングにもなります。
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効果的な目標設定の方法の、3番目のコツとしては、

「目標達成の基準を、なるべく小まめに、具体的に定めておく」

というのがあります。



目標に対しては、ポジティブ感情を使って、接近していく形が理想的である、ということでした。

ポジティブ感情の種類には、「喜び」のように、欲求が満たされた時に最大に発揮されるものもありますが、「希望」や「好奇心」のように、欲求が満たされることを「期待」することで、発揮されるものもあります。

最近の脳科学で「報酬系」と呼ばれる、脳内神経メカニズムでわかってきたことです。

欲求が満たされることを期待する接近行動で、神経伝達物質の一つであるドーパミンが出され、ポジティブ感情が起き、それが更に接近行動を維持、強化するというメカニズムです。



目標が達成される可能性を、常に感じ続けられるような形に、目標を設定することで、ポジティブ感情を維持し続けることができるわけです。

逆に、目標が高すぎて、達成できる実感がしない目標や、達成基準が抽象的なため、達成感の無い目標だと、ポジティブ感情が維持できないことになります。



欲求が阻害される、つまり目標が達成できそうもないと認識した途端に、今度は怒り、悲しみ、落胆などのネガティブ感情が惹起されることになります。

前回も書いたように、短期決戦で、欲求を阻害している対象に対して、「何くそ」という怒りの感情を駆り立てることで、やる気を起こさせるということは、有り得ないことではない戦略です。

しかし、もう目標は達成できないと諦めた途端に。「悲しみ」や「落胆」などのネガティブ感情が出てきてしまうと、これは、すでに欲求が阻害された自分を、癒すモードに入ってしまうことになるので、目標達成は不可能になってしまいます。



大目標の他に、小目標を設けて、小目標が達成できるたびに、こまめに自分を誉めたり、自分にプチご褒美を与えるのが良い、ということも言われます。

これも、節目ごとに、欲求が満たされた状態を作り出すことで、喜びなどのポジティブ感情を、継続的に発揮させる効果を狙ってのことです。
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