Heal the World Japan Inc. のブログ

人々のココロをいつも健やかに美しく保つお手伝い

こんにちは!ヒールザワールドジャパンのブログへようこそ!

ヒールザワールドジャパンは、ビジネスの経験豊富な臨床心理学や実践心理学の専門家集団として、カウンセリングやコーチングの高い技術と、脳科学・心理学の知識をビジネスに活かしたい経営者やオーナー様に分かりやすくご提供しております。

接客や営業のみならず、会社経営全般に『こころの力』を活かしていただくことで、経営者としての人間的なレベルアップ、お客様との信頼関係の構築、従業員やスタッフのモチベーションアップを実現していきましょう。

私たちの生活において、こころの力は主に3つの分野で発揮されます。

1.対人:人との接し方において、どのように心の力を使うか
相手の心理状態を察しながら、コミュニケーションを上手に取ったり、相手の話を真摯に聞くことで、悩みの原因に気づくことができるように導いてあげることなど

2.対物:物事への対処の仕方において、どのように心の力を使うか
日々起きる状況や出来事に対して冷静沈着に対処したり、既成概念に囚われずに組織の長期的な戦略を描けるようにすることなど

3.対自分:自分自身の感情・思考・行動に関して、どのように心の力を使うか
自身のモチベーションが上がらない時にも、それを上手にコントロールしたり、自己の強みを理解して、それをどのように活かしていけるかなど

このブログでは、これら3つの分野における様々なトピックを、スタッフが書いていくつもりです。どうぞよろしくお願い致します!
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今回は「サンク・コスト効果」です。

 

これは、認知バイアス・ベスト10に入るくらいの、有名な認知バイアスです。

 

私が金融の世界にいて、心理学などまだ全く知らない時でも、これは知っていました。

 

 

 

過去に行った投資や努力を、無駄だとしても、取り戻そうとしてしまう傾向を言います。

 

 

 

映画の前売り券を買っていました。

 

その後、つまらない映画だということがわかってしまいました。

 

しかし、せっかく前売り券を買っていたので、仕方がなく見に行って、やはり時間の無駄でした。

 

 

 

ここで、

 

「せっかく前売り券を買ってしまったから」

 

というのがサンクコストになります。

 

 

 

サンクとは「沈んだ」という意味ですから、すでに支払われた費用ということです。

 

チケット代の1500円はすでに支払われているので、その事実は、映画を見に行くかどうかに関係ないはずなのに、それに引きずられて、見たくもない映画を見てしまう、ということになります。

 

 

 

金融の時にこの言葉を知っていたのは、投資においても重要な概念だからです。

 

 

 

油田を開発するのに、すでに100億円を投資していて、この先、追加投資を行うかを判断する段階だとします。

 

すでに100億円も投資しているから、もったいないから、追加投資しよう、という考え方が、「サンクコスト効果」になります。

 

経済合理性から言えば、追加投資するかどうかは、この先に、追加投資に見合うリターンがあるかどうか、という観点のみから判断すべきです。

 

 

 

現実の経済活動は、「サンクコスト効果」が反映されがちです。

 

行動経済学は、「サンクコスト効果」も考慮に入れて、経済の動きを見る必要があるということから生まれました。

 

 

 

日本語の「もったいない」が、ちょっと前に、もてはされたことがありました。

 

 

 

「もったいない」は、いわば「サンクコスト」を大事にしようという精神です。

 

お腹がいっぱいなので、食べ物を残そうとします。

 

しかし、「もったいない」から、無理して食べるとします。

 

 

 

苦しい思いまでして食べるのは、「サンクコスト」の議論からすれば、おかしいということになりますが、それが「もったいない精神」なわけです。

 

 

 

サンクコストを理解した上で、自分で判断して、行動することが大事ということですね。

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今回は「明確な犠牲者効果」です。

 

これは、明確で特定できる人が、何か大変な目に遭っている時の方が、不特定多数の人が同じ目に遭っている時よりも、援助の手を差し伸べる気になる傾向を言います。

 

 

 

「一人の死は悲劇であるが、百万人の死は数字でしかない。」

 

という言葉に代表されます。

 

 

 

一人の特定の人が、困難に直面していれば、その人に対する同情、心配、責任、慈悲の心を掻き立てますが、大勢の人が困難に直面していても、そのような感情は薄くなるわけです。

 

 

 

結果的に、特定の一人が困難に直面している時の方が、具体的な援助が多く寄せられるということが起きるわけです。

 

 

 

1987年にテキサス州で、生後18ヶ月の女の子が、井戸に落ちて出られなくなるという事件が起きました。

 

そのニュースが数時間で全米中に広がり、彼女を救おうというボランティアが殺到すると同時に、58時間後に彼女が救出されるまでの間に、70万ドル(約7千万円)の募金が集まりました。

 

病院から退院後も、多くの見舞いが寄せられ、当時の副大統領のブッシュさんがお見舞いにも訪れました。

 

 

 

不特定多数の人が犠牲になる事件が起きたとしても、このような反応は起きないわけです。

 

 

 

人は、具体的で、目に見える相手の方が、共感できるわけです。

 

当たり前と言えば、当たり前かもしれません。

 

 

 

人は昔から、自分の身の周りの、特定できる人たちと、助け合って生きてきました。

 

見たことも、会ったこともない人たちのことなど、どうでも構わないわけです。

 

 

 

自分たちが、特定できる相手だけに共感できるように作られたことで、生存の確率を高めてきたわけです。

 

 

 

「自分の国の人間だけが大事で、他の国や、他の宗教の人間のことなど、知ったこっちゃない。」

 

今話題の大統領の方も、ある意味、このわかりやすい「認知バイアス」にかかっているということなのかと思われます。

 

 

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今回は、「新規主義」です。

 

これは、提案や考え方が、単に「新しい」ということだけで、「正しい」とか「優れている」と、安易に判断する傾向を言います。

 

 

 

世の中では、

 

「そのアイディア、新しくていいねー!」

 

と、新しいことが、良いことだと決めつける傾向は、確かにあります。

 

 

 

「新規主義」の裏には、「現状維持」は良くないこと、という価値観が潜んでいます。

 

 

 

特に現代社会において「新規主義」がはびこる背景としては、物事は、努力し続けることで、常に進化していく、という考え方が根底にあります。

 

 

 

特に、グローバル化、スピード化、IT化などが進む中で、競争社会が当たり前になり、競争に勝つには、常に進化、変化をしていないといけない、という価値観が根づいているわけです。

 

 

 

企業がモノを売るには、新商品を出すことが一番近道なわけで、資本主義の下では、「新しいことが良いことだ」が根づきやすいと言えます。

 

 

 

これを認知バイアスと呼ぶのか、という議論もありますが、自分で意識しないで、単に新しいものに飛びついてしまっているとしたら、それは確かに認知バイアスと言えるでしょう。

 

 

 

一方で、最近のスローライフの風潮というのは、言ってみれば「新規主義」に対するアンチテーゼとも言えなくもありません。

 

 

 

世の中の「新規主義」の認知バイアスに気がついた人々が、その揺り戻しを提唱しているということになります。

 

ある意味、「草食系」も同じかもしれません。

 

 

 

ちなみに「新規主義」への反対語として「伝統主義」があります。

 

古いものが、何でも良いと信じる考え方です。

 

 

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今回は「リスク埋め合わせ」です。

 

相変わらず、こなれない言い方ですが。

 

 

 

人間は、危険を感じると、気をつけますが、安全が確保されると、今度はかえって危険を冒す傾向を言います。

 

たとえば、車の運転で、シートベルトをするようになって、スピードを上げるようになったり、ABS(アンチロックブレーキ)が装着されるようになって、前の車との車間距離が短くなる、というようなことが起きます。

 

この結果、様々な安全対策が講じられたとしても、交通事故による死傷率が下がらない、という状況を生むことになります。

 

 

 

有名な例で言うと、スカイダイビング用の安全装置は、飛躍的に向上していると言われていますが、スカイダイビングによる事故率は、変わらず高いという結果になっています。

 

安全になればなるほど、危険な行動をする人が増えているわけです。

 

 

 

まるで、一定の事故率を保たないといけないかのように、行動するわけです。

 

 

 

「リスク・ホメオスタシス(リスク恒常性)」という言葉があるくらい、人は常に一定のリスクを取り続ける、という学者もいます。

 

人は、リスクを取ることによる効用を最大限にするように、安全な行動と危険な行動の効用とリスクを比較する、という考え方です。

 

 

 

車の運転を例にとると、

 

  • 危険な行動の効用とは、スピードを出すことで目的地に早く着ける、興奮を味わえる
 
  • 危険な行動のコストとは、スピード違反の罰金、車の修理費
 
  • 安全な行動の効用とは、無事故による保険料の引き下げ
 
  • 安全な行動のコストとは、シートベルトの煩雑さ、目的地まで時間がかかる

 

これら4つの要素を、無意識のうちに比較考量して、リスクの取り具合を決めている、と言うことになります。

 

 

 

少し考え過ぎのような気もします。

 

しかし、わざわざ絶叫マシーンのようなものを発明して、安全装置を万全にした上で、怖い体験をしようというのが人間ですから、「一定の危険なことが好きである」、というのは、その通りなのでしょう。

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今回は「特性帰属バイアス」です。

 

「自分は臨機応変に対応できるが、他人の性格やクセは、どんな状況でも変わらないだろう」

 

と考える傾向を言います。

 

自分の行動は、状況に応じたものであるが、他人の行動は、資質に基づいたものである、と考えるわけです。

 

 

 

上司に頼まれたレポートを書き上げて提出したとします。

 

その後、上司から、

 

「レポートの中で、重要な売上の数字が間違えていた。」

 

と叱られました。

 

 

 

上司は、

 

「君はいつも重要なところでミスをする。注意力に欠けている。」

 

と言いました。

 

 

 

あなたは、心の中で

 

「この上司はせっかちで、人を急かすから間違えてしまうのだ。いつもは、自分はミスはしないのに。」

 

と思っています。

 

 

 

この上司は、あなたのことを、「特性帰属バイアス」に基づき、

 

「不注意な性格」

 

で、ミスを犯すと考えています。

 

 

 

あなたは、自分のミスは、資質ではなく、状況に応じたものだと考えています。

 

 

 

しかし、そういうあなたも、上司のことを、「特性帰属バイアス」に基づき、

 

「せっかちな性格」

 

で、いつも自分のことを急かしていると、考えています。

 

 

 

上司の方にも、急がざるを得ない状況があるとは、考えません。

 

 

 

もちろん、人には性格や特性はあります。

 

 

 

しかし、それだけで行動が決まるわけではない、ということも意識することで、バランスが取れることになります。

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