今回のウィラーエクスプレス193便に対して、いろいろなコメントを頂きありがとうございます。
これだけコメントがあるということは、皆さん興味があるということではないでしょうか。
都市間ツアーバスに対しての第4セクターの考え方は、はっきりしています。
それは、催行・運行会社とも路線免許を取って、既存の会社と同じ土俵で勝負しろよ。
ということです。
競争相手と規制内容が違っていては、競争なんてありえないとも考えています。
与太郎さんからのコメントで、ウィラーのファンになったんですか?
とありましたが、確かにウィラーの仕掛け方や、演出・車両に対する新しい試みなんかは評価されるべき所も多々あります。
その点では、ウィラーを認めているとも言えますね。
しかしウィラートラベルを見ていて、第4セクターは感じてしまうんですよ、
『どうせ裏のことはわからないから、手を抜いてしまえ』
『お客なんかは、表面しか見てないからとりあえず豪華にしとけ』
みたいなことが・・・
ウィラーバスの乗務員の方々は、本当に一生懸命日々の業務をこなしています。
自分の数少ない乗車経験でも、運転の上手い下手はありましたが、不快な思いをしたことは皆無ですし。
それなのに、現場でないウィラートラベルがいろいろなことをやって、墓穴を掘っているとしか思えないんですよね。
ウィラートラベル社長の村瀬氏のNHK特集への出演、今回のビジネスクラス席の詰の甘さ、強制開放休憩等、社長が全てを見ろとは言いませんが、トラベルの社員は現場に行っているんでしょうか?
はたまた、出張や移動の時に自社製品である、ツアーバスを利用しているのでしょうか?
また、JRバスや他の既存会社の高速バスを利用しテいるのでしょうか?
第4セクターの目には、とても利用しているようには見えないんですけど。
都市間ツアーバスが多数催行されている現実を見ると、運行会社に路線免許を取れとか、路線免許の規制緩和なんかは非現実的でしょう。
だって、合法と非合法の間が、商売では一番儲かりますから。
散々言われてますが、現在都市間ツアーバスに対して、監督官庁は合法とも非合法とも判断をしていません。
一部ブログでは、声を大にして都市間ツアーバスは合法といっていますが、監督官庁の見解は、場合によっては乗合免許を取らせる方向に指導するということです。
つまり監督官庁の胸先三寸で、なにがあるかわからないといったところです。
それを合法と声を大にいってもねぇ、説得力が皆無なんですよね。
第4セクターはバスが好きですし、高速バスを愛しています。
ウィラーエクスプレスを利用した、いや、都市間ツアーバスを利用した乗客が、
「こんなのだったら、二度と高速バスは利用しない」
と言われることは、はなはだ不本意でありますし、ひいては路線高速バスの乗客の減少に繋がりかねないと思っています。
そうならないためにも、現状催行している都市間ツアーバスはある程度のクオリティをもって運行してもらいたいんですよ、もちろん安全第一にですけど。
路上で休憩させられる、運転手さんの身になったことがありますか?
催行する旅行会社の中の人。
規制緩和は大いに結構ですが、肝心の安全を犠牲にした規制緩和はごめんこうむります。
大きな事故が起こってからでは遅いのです。
都市間ツアーバスについては、早急な議論がおこなわれなければならないところまできています。
路線バス会社も同様です、ツアー運行会社に引きずられるように、安全が疎かになってはいませんか?
一ヲタがこのように書くのもなんですが、もう一度各社足元をしっかり見る時期に来ているのではないでしょうか。