先日の浜松でBaritoneのカスタマイズをする為にながいさんと打ち合わせて楽器を置いてきた。カスタマイズの内容は部分的な金めっき。

…で、一概に金めっきと言ってもいろんなパターンがあると思う。この楽器はヤ●ハ・カスタムだから抜差し管もやったら良いんだろうな…とは思っていたけれど、それではうちのユーフォとお揃いにならない。そんなわけで抜差し管は見送った。この判断どうなんだろう?というのは、ピストンの上下キャップとボタン、それとつば抜きだけでは見た目のアクセントだけで音に関しては何の変化もないだろう。言うなれば『車のステッカーチューン』みたいなものか…ステッカー貼っても車は速くはならない。

さて、そのBaritoneが宅配便で自宅に帰ってきた。

梱包を解いて御対面!おおグレイト!!ほんの一部分だけのめっきながらすごく変わったように感じる。ついでにやったマウスピースの金めっきも効果が大きいように思った。しかも新しいめっきは色が濃く綺麗だった。一応ユーフォと並べて写真を撮った。ユーフォの方は4本のピストンの上下キャップとボタン、3箇所のつば抜きとトリガーなどのメカ部品など点数が多いからやはり華やかに感じる。やっぱ抜差し管もやっとくべきだったかな?いやいやこのさりげなさが良いのだ。で本当にお揃いにするにはボタンとかフェルトとかもう少し手を入れないといけないだろう。NEO純正のボタン裏の赤いフェルトは金めっきに合わせるとどうもめでた過ぎる感じがした。ここは黒なり紺なりシックなカラーに変更したいところだ。

なお、この楽器だが1年前に楽器店で試奏していた時に2番のピストンの動きが悪かった。擦れ合わせがイマイチなのかな?使っているうちになじんでくるかも?とも思っていたけれど、その後なじむどころかあろうことか本番中に引っかかったりする時もあった。それをながいさんに相談したらその場で『ああ、なるほどね調整しとくよ』とおっしゃっていて。帰ってきた楽器は引っかかりがなく3本のピストンが同じ軽やかさで動く感じが心地よかった。やはり何事も調整ありきという事だな。

請求書が同梱されていなかったので多少の不安はあるのだけれど、そういうのを気にするようなら最初からやらない方が良いと思う。最高の職人さんに最高の仕事をしてもらうというのが大切なんだ。おかげで特別な1本になった。


ブラボー!!


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やはりボタン裏の赤いフェルトが気になったので自宅にあった黒いフェルトを会社にある精密ポンチで打ち抜いて貼り替えてみた。一応ビジュアル的には良くなったけれどこのフェルトはDAIS●で買ったもので品質がイマイチ…あと金めっきには黒より紺とかの方が合うかも?そのうち品質の良いものに張り替えようと思う。

昼休みに車の中でちょっと吹いてみた。それにしても最近ユーフォばかりバリバリ吹いていたせいか折角良くなったこのBaritoneを吹きこなせていないような気がする。一言で言うと『大振り』だ。もっと細く鋭い息を入れないと小回りの利くコントロールが出来ない。

そんな中随分と久しぶりにTSBの練習に出た。新人さんがいたけれどそれについては置いといて、楽器のビジュアル的な変化についてはどんやD樹に好評だった。不調に関しては合奏の中で実際に音を出して修正して行けば良いと思っていたけれど、消化不良のまま合奏が終了してしまった感があった。もっとガンガン吹きたかったな。

最高の1本に見合うような奏者になるにはまだ時間が必要だ。頑張ろう!