心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣 | 半学半教

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心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣
長谷部誠
幻冬舎
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 中盤から攻めあがる選手がいたら、自分は中盤に留まって相手のカウンターにそなえる。みんなが疲れてきて動きが落ちてきたなと思ったら、人の分までカバーして走る。海外リーグで生き残っていくために、自分の良さをピッチで表現したいという欲やエゴより、組織の成功を優先してきた。(95頁)

ここ最近、サッカーをほとんど見ていないので、海外サッカーだけでなく、日本代表の状況すらよくわからない状態なのですが、先日行われたコンフェデレーションズカップの日本対イタリア戦を少しばかり見る中で、長谷部選手がなかなかいい動きをしており、ふと気になったので、調べてみたところ、本を出しているということで、試しに買い求めてみました。

本書は、スポーツ選手が出す、よくある(?)中身の無い本ではなく、サッカーに対する考え方や経験談に読み応えがあり、また、読んでいて、長谷部選手の誠実な人間性がひしひしと伝わってくるものがあって、これは日本代表のキャプテンなのも頷けるな、と感じるものがありました。途中、名前である誠、から、誠実に関する話が出てくるのですが、そこにたどり着くまで、誠という名前であることが頭になかったので、名は体を表すとはこのことかと驚きましたね。誠実だからといって控えめ、ということもなく、時には監督に進言し、浦和時代にはエメルソンと胸ぐらを掴み合うなど、プレー含め、日本代表の中でも、かなり気になる選手になりました。

日本代表のFIFAワールドカップブラジルへの出場も決まり、サッカー熱が日本で高まってきていることもあるので、この勢いで、私もなかなか最近できていないフットサルに少しは力を入れていきたいと思います。