早くも第2話・孫とスヌーピー
テーマ:ホークス
編集担当の岩野です。こんにちは。
連日、メディアではライブドアのフジテレビ・ニッポン放送買収と、それにからんだSBI(ソフトバンク・インベストメント)の話題が取り上げられています。 編集部にも、テレビ各局から『志高く』の著者・井上篤夫さんへの出演依頼が殺到していますが、このブログほど的確に情勢を分析しているメディアはないのではないか、と、編集者として実感しています。 井上さんも、こうしたヴィヴィッドな動きに対して、ブログを通じて皆さんにメッセージをお届けしますので、ぜひご注目ください。
では、第2話です。
第2話
孫とスヌーピー
3月28日、ホークスは楽天に6-1と快勝した。
5回、1点を先取されたが、その裏すぐに5安打で4点を奪い、逆転。格のちがいを見せつけた。これで開幕3連勝。馬原が王監督にホークス通算700勝をプレゼントした。今年の馬原はやってくれる。「個人的には2ケタ勝利。1年間1軍に定着し、チームの信頼を得られるようにがんばりたい」と力強く語っている。
オープン戦、開幕戦、第2戦と湿り勝ちだった打線もようやく「開花」宣言となった。「強運の男」孫がツキを運んでくれたのかもしれない。
酉年(とりどし)の今年、孫は「歳男」である。
48歳の歳男は「闘鶏」ともいわれる。つねに闘いを挑んでいる。容易に妥協をしない。これまでの人生はけっして平坦であったわけではない。闘病生活や「経営危機」を噂されたこともある。だが、孫は不死鳥のように蘇ってきたのである。
なぜそれが可能だったのか。人並みはずれた頭脳と不断の努力は当然のこと。
さらに強運。ツキを呼び込む力。では何がそうさせたのか。
3月26日朝、福岡入りした孫は、フジテレビとの提携について初めて口を開いた。
「メリットがあり、機運が高まってくれば考えていく」
だが、孫はフジテレビとの提携だけを示唆しているわけでない。
「フジテレビに限らず、NHKでも、どのテレビでもネットとの融合はさまざまな形でなされる。フジとの協力は是是非非で考えるが、私自身はフジとのことは高く評価している」
さらに孫はこう述べたのだ。「われわれは敵対的買収の経験がない。望み、望まれる関係がいい」
1996年6月、孫は世界のメディア王という異名をもつ豪のルパート・マードックとテレビ朝日を買収した。だが、「朝日新聞としてはテレビ朝日の株を買い戻したいという気持ちが強かった」ので、買った同額で朝日側に売った。
テレビ朝日に代わってフジテレビが、マードックと作った衛星局JスカイBに資本参加をしてくれた、そのとき以来、孫はフジテレビの日枝会長と友好関係にある。
「ゴルフをしたりする仲です」孫は言う。「テレビ経営への参画は考えていません」
デジタル情報革命を推進するという確固たるビジョンを持つ孫に対して、マードックや日枝は絶大な信頼感を持っている。そのうえ人気漫画の愛犬スヌーピーのような愛嬌を合わせ持つ孫には、「ツキ」も味方する。
ときどき私は、孫の顔とスヌーピーが重なるような気がする。
(文中敬称略)






