５月の半ば、大阪出張に行ってきました。
セミナーにご参加くださったお客様、
貴重な日曜日を長時間に渡りおつきあいいただきまして、
ありがとうございました。
またアンケートにご協力いただきましたお客様からも
アンコールのご要望をいただき、主催者共々、
大変感激しております。ありがとうございました。
ただいま内容も含め、開催時期を調整中でございます。
次回お会いできる機会を今から楽しみにしております。
今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします。
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さて、本日のタイトル、
「生きてるうちにもう来れないから」
は、鞍馬山をズンズン歩いている最中に、
小休憩しているご年配のグループから
聞こえてきた言葉です。
鞍馬山に行ったのは、大阪でのセミナーの翌日でした。
５月頭に人生の先輩から
「あなたは鞍馬に行った方がいい。何かあると思うよ」
とアドバイスをいただき、
「それならちょうど今月は大阪出張がありますので、一泊伸ばして京都に寄ってきます」
とタイミングよく鞍馬山を訪れることができました。
「気温は３０度の真夏日！」と天気予報通り、
アフファルトの上を歩くことは避けたい陽気でしたが、
山道は、森林が日陰を用意して迎えてくれたので、
無心に歩く間に、気持ちの良い変性意識状態に
誘ってくれました。
変性意識状態中に思い出したのは、１０年ほど前のことでした。
私がヒーリングの学校に入る前のことになります。
ある瞑想会で向かいに座ったスーツ姿の男性に、
一本歯の下駄を履いた山伏天狗の過去世が視えたことを
不意に思い出しました。
瞑想会の先生に（先生もリーディングする方でした）
「〇〇さんは、山伏の過去世がありますか？」
と伺ったら、
「うん、あるある。視えた？」
とおっしゃっていました。
当時は、エネルギーの引き寄せ、
「目の前に座った方とは、マッチングするエネルギーを持っている」
ということを知らなかったので、
自分に関係あるとは思うこともなく、
「へ〜、そうかぁ」
と、さほど記憶に残る出来事でもなかったのですが、
鞍馬山の山道を歩いていると、その時の記憶と同時に
「山を駆け下りたい！」
という私にもある過去世の感情が蘇りました。
実際に鞍馬山を歩かれた方はご存知だと思いますが、
結構きつい山道なのです。
「まだ（先が）あるのぉ〜？」
と所々思ってしまうほどです。
実際に、行き交うカップルからは同様の愚痴が聞こえ、
休憩ポイントでは
「これは、ご年配の方用の杖です（若者は使うな！の含みがある）」
と杖が用意してありました。
一応私も使用するのは、遠慮しました(^^;
私の計画では半日の間に、鞍馬から貴船に降りて、
できれば伏見稲荷にもお礼に伺い、
京都のホテルに預けている荷物をピックアップして、
新幹線に乗り帰京したかったので、
ゆっくりしている間はありません。
立ち止まっているご年配のグループを追い越そうとしたとき
「まだまだありそうだよ、引き返す？」
「でも、生きてるうちにもう来れないからなぁ・・・」
「そうだねぇ、ゆっくり歩いて行こう」
という会話が耳に入ってきたのです。
（生きているうちにできること・・・）
（そうだった！ この肉体で、この人生のうちにできることは、限られているのだ・・・）
ということを改めて教えられた瞬間でした。
さっきのご年配のグループの方々は、おそらく７０歳手前ほど。
私は来ようと思えば、まだ数回鞍馬に来る機会を用意できるでしょう。
しかし私も確実に、日々死に向かって歩いています。
「またいつか」と先延ばしにしている体験が、
全てできる保証なんてないのです。
そのお言葉のおかげで、
「帰りの時間を気にするより、今、今日のこの時間だから、この山道だから、今日の私だからでしか感じられないことがある。それをちゃんと味わおう」
と思えたのでした。
そこからは、素晴らしく色濃い数時間を過ごせました。
帰ってきて日常に戻ってからも、
その感覚を忘れないように、
「生きているうちにしたいことは、今する」
を選ぶようにしています。
すると、活動量が増え、毎日笑顔も増えたようです。（本人比）
魔王殿は、離れ難かったです。
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